Amazing Blondel - Mulgrave Street

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‪Amazing Blondel - Mulgrave Street (1976)‬
マルグレイヴ・ストリート Blondel
Mulgrave Street - The Amazing Blondel Mulgrave Street

 英国のちょっと高尚で牧歌的なサウンド…そっちに入ってくるといくらでもバンド名は思い付くものがあって(笑)、ただそのヘンって表現が難しいし好きな人が楽しむ世界になっちゃうんだけどさ、まぁ、そういうバンドもたくさん昔はあったんだよ、みたいな意味合いで紹介していくのも良いか。しかしこうして色々な形で様々なバンドを思い起こしたりするんだけどもちろんネットで情報漁ったりするとそれなりに出てくるもので、文化継承という意味ではまずしっかりと土壌は出来ているんだなと。問題はそういう音を聞く人達が減ってきているんだろうな、もしくはどんな形でこういうマイナーな音世界を伝えていって聴いてもらっていけるかっつうあたりか。別に文化継承という意味を捨てれば単に良いものが残り続けるって話だけどさ、良くなくても残って欲しいのいっぱいあるから(笑)。なんだっけ?あぁ、土着的フォークの話です。

 1976年にリリースされたアメイジング・ブロンデルというバンドの6枚目の作品「マルグレイヴ・ストリート」です。何でまたこのアルバムかっつうとですね、一番ゲスト陣が豊富で話題にもしやすいし取っ付き易いんじゃないかという思惑ですが、単に古楽から英国伝承音楽と流れてきたのでロックと伝承音楽を混ぜこぜにしたバンドっつうかアルバムってことで良いかな、なんて。まぁ、自分的にも確か…ってのはあったけど誰が参加してたっけ?とか思うのもあってさ。ゲスト陣営そのものはすごいよ。

Eddie Baird(vo,g,p,b)
Terry Wincott(vo,g,per,fl,p)
Paul Kossoff(g)
Mick Ralphs(g)
Rabbit(p,org)
Eddie Jobson(vln,syn,p)
Mick Feat(b)
Alan Spenner(b)
Pat Donaldson(b)
Boz(b)
Simon Kirke(ds)
William Murray(ds)
Sue Glover(vo)
Sunny Leslie(vo)

んな感じでクレジットされているからさ。問題は誰がどこで参加しているかっつうことで、そのプレイを聴いてみたいワケです。「Hole In The Head」で存命時最後の仕事に近いんじゃないかと思われるポール・コゾフのギターが聴けたり、これはもう聴けば一発だけど、やっぱりね、押さえておきたい。冒頭から弾きまくりで、誰がどう聴いてもコソフだし、知らなくても何だこれ?ってなるくらいエモーショナルに音が鳴っていて、さすがにコソフ。自分の世界をそのままここに持ち込んでいるので、はっきり言って楽曲なんかどうでも良くてコソフの泣きを聴くためにある曲。泣けるなぁ…。そして続く「Help Us Get Along」ではバドカンの楽器隊三人が演奏してる。「All I Do」って曲ではサイモン・カークとラビットが参加、冒頭と最後ではエディ・ジョブソンがバイオリンで華を添えている。

 これだけのゲスト陣は確かレーベルメイトという間柄で参加しているハズで、そりゃ英国伝承音楽系を奏でるAmazing Blondelというバンドに何故にブルースロック連中がよってたかって参加する?ってなもんだが、それなりに面白い試みではあったんだろう。この時期のアメイジング・ブロンデルってメンバーは二人しか残っていなかったみたいだからね。ま、もともと3人で始まっているんだが…。



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フレ
Posted byフレ

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