東京事変 - 東京コレクション
0 Comments
東京事変 - 東京コレクション (2012)

東京コレクション
21世紀を跨ぐ頃に一番聴いていたのが椎名林檎の「無罪モラトリアム」かもしれない。とにかくひたすらあの世界にハマった記憶があって、よく聴いてたもん。何年かに一度面白いのが出てきてハマるんだよな、邦楽って。大体女の子なんだが…。その衝撃から5年くらいした頃に椎名林檎を辞めてバンドにしますってことで出来上がった東京事変。一気に興味がなくなって全く聴かなくなってた。何となく何度か聴いたけどハマるほどピュアな椎名林檎の音じゃなかったからだろうと思う。それがちょっと前にソロ名義で新作リリースしてみれば、それはちゃんと聴いて楽しめたので、やっぱり自分は椎名林檎というアーティストが好きなんだな、ってことに気づくのだ。いつものようにアチコチ徘徊中、東京事変が新作を出します…その後にうるう年のうるう日に解散ですって情報で、日付設定とか色々椎名林檎のこだわり論が展開されていてさすがだな、と思ったが、東京事変に思い入れがまるでないので「ふ~ん」くらいのお話。
最後のベストアルバムならぬライブで集めたベスト選曲集とでも言うべき作品「東京コレクション」がリリースされた。映像の方も「Discovery」としてリリースされているようだが、そこまで興味はないからいいか、と。シーンに出てきてから13年?あの頃二十歳くらいだった椎名林檎姫は既に32歳ですかね、この一曲目の新曲ながらも無人のステージ上でリハーサル的に演奏された「32歳の別れ」ってのを見る限り。まだ32歳か、ってのともうそんなになったか、と。そんな想いを馳せながら聴いているんだが、ちょいと音がよろしくない感じだけど生々しさを出したかったライブ盤なんだろうか?そんな音の作り。曲はほとんど知らないからこういう風だったんだな~とライブの悲運行きを味わう程度なのだが、いつしかリスナーありきのバンドになっていたような感じも受ける。ライブで客を掴む、っていうんじゃなくて好きな人が来るライブ。別にもうそれで良いんだけど、初期の衝撃と悲壮感が好きだったからちょっとその成長感に惑わされただけ、か。しかし演奏陣も含めてもの凄いプロな音の塊であるのは事実でして、迫力や演奏の巧さはさすがです。特にやっぱり亀田さんのベースは唯一無二の存在感を放っていて、これはもうどういう形でも椎名林檎姫とのセットだろうと。どんなスタイルにでも合わせていきながら個性剥き出しのベース。目立ってます。
椎名林檎嬢の歌はバンドの一員ということで自由さを増しているのはそれもそうだが、バンドを楽しくやってる感じがする。ライブだとそういうのがモロに出てくるだろうからさ。しかし「OSCA」って曲、ことごとくギターのフレーズとかリフが往年のロックからパクられていて面白い。エアロの「Walk This Way」とかジミヘンとかさ、そういう見地からしてもバンドなんだな、東京事変、って。当たり前ですが。総じて解散ってことの記念でもあるんだろうけど、バンドの本質は出ているし、多分生で聴いたら相当な迫力を感じるのも良いしロックな雰囲気も当たり前だし、やっぱ凄いな、と。さて、次は何をやってくれるんだろうね、椎名林檎姫、そっちの方が期待高いね。



21世紀を跨ぐ頃に一番聴いていたのが椎名林檎の「無罪モラトリアム」かもしれない。とにかくひたすらあの世界にハマった記憶があって、よく聴いてたもん。何年かに一度面白いのが出てきてハマるんだよな、邦楽って。大体女の子なんだが…。その衝撃から5年くらいした頃に椎名林檎を辞めてバンドにしますってことで出来上がった東京事変。一気に興味がなくなって全く聴かなくなってた。何となく何度か聴いたけどハマるほどピュアな椎名林檎の音じゃなかったからだろうと思う。それがちょっと前にソロ名義で新作リリースしてみれば、それはちゃんと聴いて楽しめたので、やっぱり自分は椎名林檎というアーティストが好きなんだな、ってことに気づくのだ。いつものようにアチコチ徘徊中、東京事変が新作を出します…その後にうるう年のうるう日に解散ですって情報で、日付設定とか色々椎名林檎のこだわり論が展開されていてさすがだな、と思ったが、東京事変に思い入れがまるでないので「ふ~ん」くらいのお話。
最後のベストアルバムならぬライブで集めたベスト選曲集とでも言うべき作品「東京コレクション」がリリースされた。映像の方も「Discovery」としてリリースされているようだが、そこまで興味はないからいいか、と。シーンに出てきてから13年?あの頃二十歳くらいだった椎名林檎姫は既に32歳ですかね、この一曲目の新曲ながらも無人のステージ上でリハーサル的に演奏された「32歳の別れ」ってのを見る限り。まだ32歳か、ってのともうそんなになったか、と。そんな想いを馳せながら聴いているんだが、ちょいと音がよろしくない感じだけど生々しさを出したかったライブ盤なんだろうか?そんな音の作り。曲はほとんど知らないからこういう風だったんだな~とライブの悲運行きを味わう程度なのだが、いつしかリスナーありきのバンドになっていたような感じも受ける。ライブで客を掴む、っていうんじゃなくて好きな人が来るライブ。別にもうそれで良いんだけど、初期の衝撃と悲壮感が好きだったからちょっとその成長感に惑わされただけ、か。しかし演奏陣も含めてもの凄いプロな音の塊であるのは事実でして、迫力や演奏の巧さはさすがです。特にやっぱり亀田さんのベースは唯一無二の存在感を放っていて、これはもうどういう形でも椎名林檎姫とのセットだろうと。どんなスタイルにでも合わせていきながら個性剥き出しのベース。目立ってます。
椎名林檎嬢の歌はバンドの一員ということで自由さを増しているのはそれもそうだが、バンドを楽しくやってる感じがする。ライブだとそういうのがモロに出てくるだろうからさ。しかし「OSCA」って曲、ことごとくギターのフレーズとかリフが往年のロックからパクられていて面白い。エアロの「Walk This Way」とかジミヘンとかさ、そういう見地からしてもバンドなんだな、東京事変、って。当たり前ですが。総じて解散ってことの記念でもあるんだろうけど、バンドの本質は出ているし、多分生で聴いたら相当な迫力を感じるのも良いしロックな雰囲気も当たり前だし、やっぱ凄いな、と。さて、次は何をやってくれるんだろうね、椎名林檎姫、そっちの方が期待高いね。
Discovery [Blu-ray]
posted with amazlet at 12.02.20
EMI MUSIC JAPAN (2012-02-15)
売り上げランキング: 30
売り上げランキング: 30
- 関連記事
-
- 椎名林檎 - 下剋上エクスタシー
- 東京事変 - 東京コレクション
- Gacharic Spin - Lock On!!