Fotheringay - 2
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Fotheringay - 2 (1971)

"2" (Remastered)
フェアポート・コンベンションってのはジャズで言うならばマイルス・デイビスみたいな存在でして、いや、要はバンドのメンバーから派生する系譜がエレクトリックトラッドの世界全てに波及していくっつう大元みたいなトコロがあってさ、何気に聴いていたりブログでも出てきたりするんだけど、結構次にどこに進もうか考えてしまうバンドでもある。ありすぎるって意味でね。ま、最近はあまり路線にこだわってなくて気楽に書いてるから良いんだけど、だんだん奥深い世界が出せるようになってきた本ブログ、個人的には益々楽しくなってきつつあるかなと勝手に思ってます(笑)。そんなフェアポート・コンベンションから進むのはやはりサンディ・デニー系譜かな…っつうか、フォザリンゲイって浮かぶんだけどアルバム一枚しか出てないからそんなに登場できないんだよね。でも、そういえば幻のセカンドアルバムってのがリリースされてたな、と思い出して発掘。
1971年に録音されていたらしいセカンドアルバム「2」が2008年になってようやく発掘リリースされた代物。ファーストアルバム「フォザリンゲイ」が1970年のリリースなので一節にはファーストアルバム録音時のマテリアルから持ってきたものとも言われているみたい。それはともかく、恐ろしく充実した活動と才能をフルに発揮しているこの時期のサンディ・デニー周辺、夫のトレバー・ルーカスと共に音楽活動に精を出していたワケでホント凄いのたくさん出てきてます。フェアポート・コンベンションの名作群からこの「フォザリンゲイ」、そして「2」と続いてクォリティの高さはさすがなもので、出戻りのフェアポート・コンベンションもしっかりと充実。その合間からソロ活動が入ってきて至宝の歌声を徐々に浸透させていった時代だったが、今回のフォザリンゲイの発掘音源「2」はそのミッシングリンクを紐解く資料でもあった。
曲目を眺めてみて音を聴いて、順番は逆になるがいくつか聞き覚えのある曲や見覚えのあるタイトルが登場する。自分的にはどれもこれも一発でわかるものじゃないけど、アチコチのサイトを見ていると、あぁ、やっぱりそうかという感じに納得するのが、サンディ・デニーのソロ作で後日取り上げていたり、フェアポート・コンベンション参加時に持ち込んでいたりして決して無駄な仕事にはしていなかったということ。リスナー的には異なるバージョンで同じ曲を聞くことができるというものだ。とは言え、やっぱりサンディ・デニーの歌声と伝統的なトラッドベースなので大きな変化はない。「2」はアルバムとして纏められているという意味で貴重だし、21世紀になってまだそんな発掘があるのは嬉しいことだ。オールドタイムなロックファンはあまり発掘モノをじっくりと聴いていく人も多くはないようだが、「2」は素直に1971年のセカンドアルバムとして歴史の合間に紛れ込ませても良い作品なんじゃないかな。



フェアポート・コンベンションってのはジャズで言うならばマイルス・デイビスみたいな存在でして、いや、要はバンドのメンバーから派生する系譜がエレクトリックトラッドの世界全てに波及していくっつう大元みたいなトコロがあってさ、何気に聴いていたりブログでも出てきたりするんだけど、結構次にどこに進もうか考えてしまうバンドでもある。ありすぎるって意味でね。ま、最近はあまり路線にこだわってなくて気楽に書いてるから良いんだけど、だんだん奥深い世界が出せるようになってきた本ブログ、個人的には益々楽しくなってきつつあるかなと勝手に思ってます(笑)。そんなフェアポート・コンベンションから進むのはやはりサンディ・デニー系譜かな…っつうか、フォザリンゲイって浮かぶんだけどアルバム一枚しか出てないからそんなに登場できないんだよね。でも、そういえば幻のセカンドアルバムってのがリリースされてたな、と思い出して発掘。
1971年に録音されていたらしいセカンドアルバム「2」が2008年になってようやく発掘リリースされた代物。ファーストアルバム「フォザリンゲイ」が1970年のリリースなので一節にはファーストアルバム録音時のマテリアルから持ってきたものとも言われているみたい。それはともかく、恐ろしく充実した活動と才能をフルに発揮しているこの時期のサンディ・デニー周辺、夫のトレバー・ルーカスと共に音楽活動に精を出していたワケでホント凄いのたくさん出てきてます。フェアポート・コンベンションの名作群からこの「フォザリンゲイ」、そして「2」と続いてクォリティの高さはさすがなもので、出戻りのフェアポート・コンベンションもしっかりと充実。その合間からソロ活動が入ってきて至宝の歌声を徐々に浸透させていった時代だったが、今回のフォザリンゲイの発掘音源「2」はそのミッシングリンクを紐解く資料でもあった。
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