Richard & Linda Thompson - Hokey Pokey
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Richard & Linda Thompson - Hokey Pokey (1975)

The Island Record Years
In Concert, November 1975
1970年前後のフェアポート・コンベンションってもの凄い過渡期でもあり全盛期でもあり白熱度も実験度もロックの創世記と同じように英国フォークも革命期で、その旗手だったから激しい。そんな時代の中心にいたのがサンディ・デニーでありリチャード・トンプソンであり、伝道師アシュレー・ハッチングスだったりするし、デイブ・マタックスもその真ん中だ。要するにそのころフェアポート周辺を支えていた面々が革新的だったワケだか、そこには様々なミュージシャンが関わってくる。リンダ・パーカーというシンガーソングライターもその一人でサンディ・デニーと連れ立ってシーンに入ってきた。そこで才能を発揮してゲストやセッションなどでこれらの面々のアルバムやライブに参加していくんだけど、そこでは同じようにリチャード・トンプソンという稀代のギタリストもいたことで、刺激を受けたりしたんだろうなぁ…ここから推測だけど、そんなシーンに一緒にいたことから出会いを深めて行って結婚したらしい。いや、一方リチャード・トンプソンはフェアポート・コンベンションから離脱して自分の音楽性を追求する旅に出ているので、その旅に一緒についていったのもリンダだったってことだ。
夫婦二人の最初のアルバム「I Want to See the Bright Lights Tonight」をリリースする間にもいくつかのセッション、アルビオンバンドなどにも参加しつつ、自分の音楽の方向性を模索して見つけたリチャード・トンプソンだったみたい。そして翌年1975年にはセカンドアルバム「Hokey Pokey」をリリースして立て続けに三枚目「Pour Down Like Silver」もリリースする。今回はそのセカンドアルバム「Hokey Pokey」を取り上げてますが、これが一番軽くて聴きやすいと言う感じなんですな。ファースト「I Want to See the Bright Lights Tonight」は名盤だけど、かなり気負ってる部分もあるし、ちょいと凝り過ぎてるっつうキライがあって、あとはちょいと暗め…っつうか重さがあるので、セカンドの「Hokey Pokey」が一番バランスが良い。冒頭のリンダの歌モノからして聴きやすいし名曲だし、そこで聴けるリチャード・トンプソンのギタープレイってのはいつ聴いても思うんだけどどうやってあの音出してるんだ?と。普通のストラトだよな?なんで?って感じなんだよなぁ。真面目に追求してないけど、ホント個性的で唯一無二のサウンドプレイにはいつも舌を巻く。
さて、他の楽曲群はどうか、もうねぇ、ともすれば単なるBGMになっちゃうくらいに軽い曲もあったりしてほのぼのします。リンダの声ってちょいと可愛い目なのだな。ここに参っちゃったのかもしれないリチャード・トンプソン、それも良し。「Geroge On a Spreee」なんてホントにほのぼのしちゃうもん。参加しているメンバーもいつもの常連さん達で気心知れた中でのレコーディングってのも手伝って何ともマイルドな作品に仕上げた感じ。良いね、こういうの。夫婦としても一番良かった時期なんじゃないかな。




1970年前後のフェアポート・コンベンションってもの凄い過渡期でもあり全盛期でもあり白熱度も実験度もロックの創世記と同じように英国フォークも革命期で、その旗手だったから激しい。そんな時代の中心にいたのがサンディ・デニーでありリチャード・トンプソンであり、伝道師アシュレー・ハッチングスだったりするし、デイブ・マタックスもその真ん中だ。要するにそのころフェアポート周辺を支えていた面々が革新的だったワケだか、そこには様々なミュージシャンが関わってくる。リンダ・パーカーというシンガーソングライターもその一人でサンディ・デニーと連れ立ってシーンに入ってきた。そこで才能を発揮してゲストやセッションなどでこれらの面々のアルバムやライブに参加していくんだけど、そこでは同じようにリチャード・トンプソンという稀代のギタリストもいたことで、刺激を受けたりしたんだろうなぁ…ここから推測だけど、そんなシーンに一緒にいたことから出会いを深めて行って結婚したらしい。いや、一方リチャード・トンプソンはフェアポート・コンベンションから離脱して自分の音楽性を追求する旅に出ているので、その旅に一緒についていったのもリンダだったってことだ。
夫婦二人の最初のアルバム「I Want to See the Bright Lights Tonight」をリリースする間にもいくつかのセッション、アルビオンバンドなどにも参加しつつ、自分の音楽の方向性を模索して見つけたリチャード・トンプソンだったみたい。そして翌年1975年にはセカンドアルバム「Hokey Pokey」をリリースして立て続けに三枚目「Pour Down Like Silver」もリリースする。今回はそのセカンドアルバム「Hokey Pokey」を取り上げてますが、これが一番軽くて聴きやすいと言う感じなんですな。ファースト「I Want to See the Bright Lights Tonight」は名盤だけど、かなり気負ってる部分もあるし、ちょいと凝り過ぎてるっつうキライがあって、あとはちょいと暗め…っつうか重さがあるので、セカンドの「Hokey Pokey」が一番バランスが良い。冒頭のリンダの歌モノからして聴きやすいし名曲だし、そこで聴けるリチャード・トンプソンのギタープレイってのはいつ聴いても思うんだけどどうやってあの音出してるんだ?と。普通のストラトだよな?なんで?って感じなんだよなぁ。真面目に追求してないけど、ホント個性的で唯一無二のサウンドプレイにはいつも舌を巻く。
さて、他の楽曲群はどうか、もうねぇ、ともすれば単なるBGMになっちゃうくらいに軽い曲もあったりしてほのぼのします。リンダの声ってちょいと可愛い目なのだな。ここに参っちゃったのかもしれないリチャード・トンプソン、それも良し。「Geroge On a Spreee」なんてホントにほのぼのしちゃうもん。参加しているメンバーもいつもの常連さん達で気心知れた中でのレコーディングってのも手伝って何ともマイルドな作品に仕上げた感じ。良いね、こういうの。夫婦としても一番良かった時期なんじゃないかな。
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