U2 - go Home, Live From Slane Castle, Ireland
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U2 - go Home, Live From Slane Castle, Ireland (2003)
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U2: From the Sky Down
All That You Can't Leave Behind
アイルランドってやっぱ深い。歴史的背景然り音楽然り。先日ちょいとIRAものの映画を見ていて余計にそんなことを考えてしまったのだが、一方そんな背景を持ちながらも世界を制圧しているバンドもある。The CorrsとU2だ。特にU2はメッセージ色も強くともすれば危険なバンドにさえなる可能性もあったのに見事に世界を制した。そしてアイルランドでも英雄だろうし、かと言ってストリートシーンを忘れたワケじゃなく、きちんとロックし続けているバンドだ。自分的にはもちろん80年代のリアルタイムから知っているバンドだけど、そんなに特筆するほどのバンドと思って聴いてはいなかったし、なんか不思議な音でかっこ良いな、くらい。アルバムは聴いてたけどさ。90年代になって妙な路線にバンドが走った時くらいから全然聴かなくなって、それはU2がどうのって言うよりも自分が他のもの聴いたりやったりする方が多かったからだろう。そして2000年になった時、「All That You Can't Leave Behin」でU2復活みたいな噂が聴こえてきて、「Beautiful Days」だったんだよな。これ、凄くかっこ良くて正にU2でさ、っつうかそれまでのU2よりもかっこよかった。結構アルバム聴いてたもん。
2003年にリリースされたライブDVD「ゴー・ホーム~ライヴ・フロム・スレイン・キャッスル」。中身は2001年のアイルランドのスレーン・キャッスルで行われた特別なライブの模様で、あまりよく知らないけどサッカーの決勝戦かなんかの日で、ライブ開始までそのサッカー放送を大きなスクリーンで流していて、試合が終わるまでライブをスタートしなかったらしい。そこで試合が終わってからU2のライブが始まるんだからそもそも会場の雰囲気が熱いし、ライブの方もオープニングからものすごい熱気に包まれているのがよくわかる、自分的にはU2のライブDVDの中では圧倒的にダントツに入る代物。8万人もの観客を集めての二日間のライブで、しかも久々にアイルランド地元でのライブだったらしい。とにかく圧倒的なまでの白熱ぶりがこのライブの凄さを物語る。
当時の新曲群が普通にセットに組み込まれ、初期のU2に戻りつつあるセットリストの中に入り込んでも何ら違和感なくスタンダードな楽曲として流れてくるあたりはさすがポリシーありきのバンドで、90年代の名曲群にしてもしっかりとツボを抑えたところで入ってくるので感動的、終盤の「One」なんて、曲の良さを最大限以上に引き出しているもんな。もちろん往年のロックサウンドの楽曲だってドライブ感とかグルーブ感がハンパじゃない。そしてライブ全編を見ていてず~っと感じていたのが、このライブが多分最高に「愛」を感じるからなんだろうな、と。何でまたそこに行く?って話だけどさ、何かその頃から不思議に思ってたんだよ。なんでこんな粗野で寒いバンドがこんなに熱くなれるのかってさ。そしたらやっぱりどの部分にも誰に対しても何の曲でも全てに本気の「愛」が感じられるんだよな、だからU2って凄いバンドなんだと。ロックに普通の、不変の「愛」を持ち込んでるんだよ。メンバー間にもそれはあるし周囲、家族、観客、土地、歴史…、それらを体現しているから孤高の存在なんだろう、と勝手に解釈している。ま、そうやって見ていると幸せになれるからさ。だからU2のライブってあんまり真剣に見たくないのが本音。そんなに「愛」を向けられても困るしさ(笑)。ただ、何かの時は心の支えになってくれるライブだと思う。うん、そう思うと色々考えちゃうんだよなぁ。アイルランドの歴史とかさ。
久々に見たけど、やっぱり涙しちゃうライブだった。もう11年前か…それから世界は変わったのでこういうライブはもう見れないのかもしれない…とか。そして「愛」には男女以外もたくさんあるよ、という意味合いもあります♪
「St. Valentine's Day」
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アイルランドってやっぱ深い。歴史的背景然り音楽然り。先日ちょいとIRAものの映画を見ていて余計にそんなことを考えてしまったのだが、一方そんな背景を持ちながらも世界を制圧しているバンドもある。The CorrsとU2だ。特にU2はメッセージ色も強くともすれば危険なバンドにさえなる可能性もあったのに見事に世界を制した。そしてアイルランドでも英雄だろうし、かと言ってストリートシーンを忘れたワケじゃなく、きちんとロックし続けているバンドだ。自分的にはもちろん80年代のリアルタイムから知っているバンドだけど、そんなに特筆するほどのバンドと思って聴いてはいなかったし、なんか不思議な音でかっこ良いな、くらい。アルバムは聴いてたけどさ。90年代になって妙な路線にバンドが走った時くらいから全然聴かなくなって、それはU2がどうのって言うよりも自分が他のもの聴いたりやったりする方が多かったからだろう。そして2000年になった時、「All That You Can't Leave Behin」でU2復活みたいな噂が聴こえてきて、「Beautiful Days」だったんだよな。これ、凄くかっこ良くて正にU2でさ、っつうかそれまでのU2よりもかっこよかった。結構アルバム聴いてたもん。
2003年にリリースされたライブDVD「ゴー・ホーム~ライヴ・フロム・スレイン・キャッスル」。中身は2001年のアイルランドのスレーン・キャッスルで行われた特別なライブの模様で、あまりよく知らないけどサッカーの決勝戦かなんかの日で、ライブ開始までそのサッカー放送を大きなスクリーンで流していて、試合が終わるまでライブをスタートしなかったらしい。そこで試合が終わってからU2のライブが始まるんだからそもそも会場の雰囲気が熱いし、ライブの方もオープニングからものすごい熱気に包まれているのがよくわかる、自分的にはU2のライブDVDの中では圧倒的にダントツに入る代物。8万人もの観客を集めての二日間のライブで、しかも久々にアイルランド地元でのライブだったらしい。とにかく圧倒的なまでの白熱ぶりがこのライブの凄さを物語る。
当時の新曲群が普通にセットに組み込まれ、初期のU2に戻りつつあるセットリストの中に入り込んでも何ら違和感なくスタンダードな楽曲として流れてくるあたりはさすがポリシーありきのバンドで、90年代の名曲群にしてもしっかりとツボを抑えたところで入ってくるので感動的、終盤の「One」なんて、曲の良さを最大限以上に引き出しているもんな。もちろん往年のロックサウンドの楽曲だってドライブ感とかグルーブ感がハンパじゃない。そしてライブ全編を見ていてず~っと感じていたのが、このライブが多分最高に「愛」を感じるからなんだろうな、と。何でまたそこに行く?って話だけどさ、何かその頃から不思議に思ってたんだよ。なんでこんな粗野で寒いバンドがこんなに熱くなれるのかってさ。そしたらやっぱりどの部分にも誰に対しても何の曲でも全てに本気の「愛」が感じられるんだよな、だからU2って凄いバンドなんだと。ロックに普通の、不変の「愛」を持ち込んでるんだよ。メンバー間にもそれはあるし周囲、家族、観客、土地、歴史…、それらを体現しているから孤高の存在なんだろう、と勝手に解釈している。ま、そうやって見ていると幸せになれるからさ。だからU2のライブってあんまり真剣に見たくないのが本音。そんなに「愛」を向けられても困るしさ(笑)。ただ、何かの時は心の支えになってくれるライブだと思う。うん、そう思うと色々考えちゃうんだよなぁ。アイルランドの歴史とかさ。
久々に見たけど、やっぱり涙しちゃうライブだった。もう11年前か…それから世界は変わったのでこういうライブはもう見れないのかもしれない…とか。そして「愛」には男女以外もたくさんあるよ、という意味合いもあります♪
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