New Trolls - Concerto Grosso N.2
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New Trolls - Concerto Grosso N.2 (1976)

Concerto Grosso No. 1
Concerto Grosso: The Seven Seasons
ちょっとイタリアまで行ってみたので懐かしの音でも…と。自分的にはイタリアのロックと言われるとやっぱりもう70年代のユーロロック時代なんだよね。よくわからないレコードが結構あってどれもこれも妙に芸術チックなジャケットでさ、レコード屋のユーロロックコーナーに塊で置いてあって、何となく気になるからやっぱりよく見てしまっていて、ジャケットは覚えちゃうんだよ。だから多分レアなのとかはあんまり知らなくて、キングの再発が出たヤツとか流通が多いものが中心で覚えてしまったんだと思う。実際に聴き始めたのは英国系を結構聴いた後なのだが、それでもその仰々しさには驚いたものだ。中でもNew Trollsの「コンチェルト・グロッソ」とかMuso Rosenbachの「ツァラトゥストラ組曲」とかMaxphone「Maxophone」とかは驚くほどの叙情さでイタリアンロックの底深さを実感したものだ。
そんなことで今回はNew Trollsの「コンチェルト・グロッソ」の続編ともなった「コンチェルト・グロッソ2」という作品です。実際「コンチェルト・グロッソ」は1971年に多分バンドとしても全盛期の作品だったろうし、評価ももの凄いものだったが、続編と言われる「コンチェルト・グロッソ2」は1976年の作品で、メンバーもかなり出入りした後で、バンドの再起を願ってという訳でもないだろうけど、もう一度花形に、という意味合いもあっての再演だったという向きが強いようだ。もっともそんなことは後になってから知ったワケで、名盤「コンチェルト・グロッソ」の続編として「コンチェルト・グロッソ2」なんてのがあるぞと知って聴いたワケだから悪く聴けるハズもない。ただ、昔聴いた時から「コンチェルト・グロッソ2」の方は「コンチェルト・グロッソ」に比べて仰々しさとドラマティックさに欠ける…っつうかそこまでじゃないな、というのはあった。今じゃCDで連続もので出てるけど当時はアルバムでバラバラに聴いてたからさ、アルバムごとに色が出てしまうんですな。そこでこの「コンチェルト・グロッソ2」はちょいと小粒な感じ。歌は相変わらずイタリアンな熱さでコーラスもあったりして仰々しいんだけど、全体的に詰め込み具合が物足りなかったっつうか…、それでも凄いけどね。ただ、どれもこれも短めに完結してしまっていてドラマがイマイチ見い出せない部分あったね。それこそ聴きやすいと言えば聴きやすいサイズなので、どこかピンク・フロイド的でもあるのだが。
しかし改めて何年ぶりかに聴いてみたけど、こんなにチープな音だっけ?とちょっと疑った。昨今の音の進化はもの凄いんだろうな。耳がそういうデジタル音と音圧に慣れてしまっていて、アナログのこの辺が凄くチープに聴こえてしまうんだもん。それはもったいないっつうか作品の質とは別の話だけど、迫力がね、ちょっと足りないと感じてしまうのはあるワケです。しかししつこいくらいのメロウさに変わりはないな(笑)。




ちょっとイタリアまで行ってみたので懐かしの音でも…と。自分的にはイタリアのロックと言われるとやっぱりもう70年代のユーロロック時代なんだよね。よくわからないレコードが結構あってどれもこれも妙に芸術チックなジャケットでさ、レコード屋のユーロロックコーナーに塊で置いてあって、何となく気になるからやっぱりよく見てしまっていて、ジャケットは覚えちゃうんだよ。だから多分レアなのとかはあんまり知らなくて、キングの再発が出たヤツとか流通が多いものが中心で覚えてしまったんだと思う。実際に聴き始めたのは英国系を結構聴いた後なのだが、それでもその仰々しさには驚いたものだ。中でもNew Trollsの「コンチェルト・グロッソ」とかMuso Rosenbachの「ツァラトゥストラ組曲」とかMaxphone「Maxophone」とかは驚くほどの叙情さでイタリアンロックの底深さを実感したものだ。
そんなことで今回はNew Trollsの「コンチェルト・グロッソ」の続編ともなった「コンチェルト・グロッソ2」という作品です。実際「コンチェルト・グロッソ」は1971年に多分バンドとしても全盛期の作品だったろうし、評価ももの凄いものだったが、続編と言われる「コンチェルト・グロッソ2」は1976年の作品で、メンバーもかなり出入りした後で、バンドの再起を願ってという訳でもないだろうけど、もう一度花形に、という意味合いもあっての再演だったという向きが強いようだ。もっともそんなことは後になってから知ったワケで、名盤「コンチェルト・グロッソ」の続編として「コンチェルト・グロッソ2」なんてのがあるぞと知って聴いたワケだから悪く聴けるハズもない。ただ、昔聴いた時から「コンチェルト・グロッソ2」の方は「コンチェルト・グロッソ」に比べて仰々しさとドラマティックさに欠ける…っつうかそこまでじゃないな、というのはあった。今じゃCDで連続もので出てるけど当時はアルバムでバラバラに聴いてたからさ、アルバムごとに色が出てしまうんですな。そこでこの「コンチェルト・グロッソ2」はちょいと小粒な感じ。歌は相変わらずイタリアンな熱さでコーラスもあったりして仰々しいんだけど、全体的に詰め込み具合が物足りなかったっつうか…、それでも凄いけどね。ただ、どれもこれも短めに完結してしまっていてドラマがイマイチ見い出せない部分あったね。それこそ聴きやすいと言えば聴きやすいサイズなので、どこかピンク・フロイド的でもあるのだが。
しかし改めて何年ぶりかに聴いてみたけど、こんなにチープな音だっけ?とちょっと疑った。昨今の音の進化はもの凄いんだろうな。耳がそういうデジタル音と音圧に慣れてしまっていて、アナログのこの辺が凄くチープに聴こえてしまうんだもん。それはもったいないっつうか作品の質とは別の話だけど、迫力がね、ちょっと足りないと感じてしまうのはあるワケです。しかししつこいくらいのメロウさに変わりはないな(笑)。
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