Tangerine Dream - Phaedra

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 ドイツの有名なヘンなバンドとしてこちらも名高いタンジェリン・ドリーム。驚くことにバンドが解散したことはなく今でもエドガー・フローゼだけがオリジナルメンバーとして参加している現役バンド…もちろん70年代当時と比べてはいけないが、その息の長さは大したものだろう。

 で、有名な作品…と云うか、多分この辺聴く人って好きなのは「Phaedra」「Rubycon」「Ricochet」くらいしかないんじゃないかな。もちろん「好き」っていう度合いの問題は大きくあるんだと思うけど、聴いたことのない人のために書いておくとはっきり言ってしまえば環境音楽。ヒーリングとは違って別にリラックスはしないんだけど、音を聴いているとイメージが浮かぶ、そんな曲調ばかり。シンセサイザーを全面に出したなんつうんだろうな、アンビエントミュージックって云われるんだけど、雰囲気をそのまま音にしたもので映画のサントラ的に使われるようなものって思ってもらえれば良い。で、1974年の「Phaedra」が英国のバージンレコードからリリースされたのがきっかけで世界に知名度を上げたワケで、この作品が最も名高い。サウンドはもちろん環境音楽系(笑)。いや、マジメに聴くとホントにゾクゾクする瞬間もいっぱいあるし、目を閉じて聴いているとホントに風景が目に浮かんだりするのでそれは凄いセンスだし、楽器も当然良く練られて使われている。

 嫌いではないけど別にハマりまくって聴くか?っていうのはあるんでそこらへんの音楽的発想がドイツなんだよな(笑)。前衛的ではあったけど、音楽世界としてはかなり確立しているのでアンビエントなんだろう。心地良く聴く分にはものすごくBGMとして効果があるような気がするが、やっぱロックとは云えないよなぁ…。
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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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markunman  
懐かしい!

私もこのアルバム持ってましたよ。ジャーマンプログレの老舗バンドです。このアルバム以外では、私は持ってないけど、Zeitとアルファ・ケンタウリ?がいいらしいです。

2006/06/04 (Sun) 23:52 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>markunmanさん

お?同じくこの辺以外はまともに聴いたことないです(笑)。あんまりヒーリング的に癒されたいって思うことないからですかねぇ(笑)。で、ハードなの聴いちゃうんですが…。

2006/06/05 (Mon) 21:41 | EDIT | REPLY |   

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