Lullacry - Vol.4

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Lullacry - Vol.4 (2006)
Lullacry 4 ホエア・エンジェルス・フィア

 新作「ホエア・エンジェルス・フィア」をリリースしたばかりらしいLullacryと言うフィンランドのバンド、そう言えば割とメロディアスで華麗なハードロックを奏でるバンドだったな…と思い出してちょいと昔のを引っ張り出して聴いてみた。Light Bringerを聴いていてここまで凝ったバンドって世界にそんなに無いだろ?と思ってたし、アマゾンでもこのジャケット見かけたのでついでに、と云う意識が強かった。まぁ、日本では多分かなり無名に近いとは思うが、実力派だとは思う。自分の昔のブログ読むとえらく否定的に書いている気もするが、それはもう捉え方が違っていたって事で時間と共に懐も深くなっていくのです。

 2006年にリリースされた「Vol.4」という文字通り4枚目のアルバム…もしかしたらララクライの面々はブラック・サバスが好きなのか?とも思ってしまうのだが(笑)、いやツェッペリンかもしれん…などなど「Vol.4」というタイトルだけでもロックな感じがするのは70年代ロックをリスペクトしすぎだろう。しかしララクライというバンドにしては珍しくシンプルで無機質なアルバムジャケットなのでやっぱりZeppelin意識かな…と思いながらも聴いてみると、音の方はまるで裏切ることなくメロディアスで流れるようなハードロックのオンパレード。そこにフィンランド独特のちょいとメランコリックなメロディラインがあったりするのがクセになる味付け。アルバム一枚聴いているとちょいと流れすぎてしまうキライはあるけど、どれも良質な作品だと思う。ただ、ギターの音が個性的なので、ゴシックメタルのくせに、と言われてしまう所以なのだろう。もちっと普通のサウンドで良いと思うのだが、もしかして7弦ギターも使ってたりするのか?Lacuna Coilみたいなギターの音がするんだよ。ちょいと似合わなくて、歌が死んじゃうっつうか…、ま、いいか。

 そのボーカルのターニャ嬢はクセもなく軽やかに歌ってくれているので耳障りは凄く良い曲が多い。バンドの楽曲アレンジがやや単調な所が物足りなさを覚えるけど、それにしてもコピーできるか?ってくらい。多分凝りまくった音に慣れてしまった自分の単なる願望なのだろうと。この後5年間もアルバムリリースしてなかったから今作はかなり音が変わっている気がするがどうだろ?ちょっと気になってきたけどまだ焦るほどでもないかな。





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フレ
Posted byフレ

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