Adrian Gurvitz - Sweet Vendetta
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Adrian Gurvitz - Sweet Vendetta (1979)

自分の中でほとんど聴かない音楽のスタイルのひとつにAORっつうのがある。今でもAORなんて通じるのかな…。Adult oriented Rock、のような略称だった気がするが、とにかく昔は邦楽でもポップスもとにかくAOR一辺倒だった時期があって、もちろん自分もまだ学生だった頃なんだけど、周り中誰もが皆聴いてたり持ってたりして何だこりゃ?って状態だった。自分的には幼心にもあまり馴染まない音楽だな…なんて思っててほとんど聴かなかった。いわゆるTOTOとかエア・サプライとか日本だと大滝詠一とか松任谷由実とかそういう類のものだ。そりゃまぁ聴きやすいんだろうから売れたワケで、今でもビッグネームはたくさんいるんだが、これがまた全然受け付けなくてダメでさ。ま、ここのところ何か違う方向に進んでいるウチのブログの流れもあってちょっと面白い所にタッチしてみるかと思ってね、普通にAORは聴きたくないから進まないけどちょいとロックな流れから行ってみよう。
1979年にリリースされたAdrian Gurvitzのファーストアルバム「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」だが、これがまた完璧なAOR作品でしてね、どころかエイドリアン・ガービッツってのはAORの申し子だ、みたいな名の上がり方で過去の英国ハードロッカーとしての側面はあくまでも下積みの時代でしかないということで、ここを評価してもしょうがないんだみたいなね、そんな感じ。っつうかさ、誰もそんな所聴かないし、この「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」以降のエイドリアン・ガービッツを聞くワケですよ、普通。なんつってもソロアルバムとシングルをいくつもヒットさせた後、裏方で作曲家になってバカ売れして大成功、そこからは自分のプロジェクトでプロデュースもしたり自身で音楽やったりもしてなかなか悠々自適な環境を手に入れたようだ。昔の英国ハードロックをやってたらそんな生活にはならなかっただろうから、人生の成功を手に入れるにはなかなか正しい道を選んだようで…。
はて、その音だが、1979年の作品ってことでその前のグレアム・エッヂとのアルバムが1975年と1977年にリリースされているのでこの変身はその数年の間のお話。しかしグレアム・エッジのアルバムにはそのヒントとなるAOR紛いの曲が幾つか聴けるワケで、なるほどそんなセンスと方向は悪くないとも思えたのだろう。その成果がしっかりと開花したファーストアルバム「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」だが、冒頭から驚くくらいの軽やかなAORサウンドとファルセットの優しく爽やかな歌声が聞こえてくる。歪んだギターなんて皆無なディスコ調のビートに軽やかなメロディが流れ、そのおしゃれなサウンドは耳あたりも良く、万人の邪魔にならないサウンドとしては素晴らしいものだ。全く記憶に残らないサウンドってのも見事な出来映えで、自分的にはやっぱり素通りしていく音楽になっていた。いや、これまでエイドリアン・ガービッツがAOR化したんだよ、ってのは知ってたけどほとんど聴いてなかったんです。だから今回真面目にアルバム通して聴いたの初めてで、ここまでイッてしまっていたのは知らなかった。見事な音楽センスに脱帽です。普通は嫌われない見事なサウンドです。


自分の中でほとんど聴かない音楽のスタイルのひとつにAORっつうのがある。今でもAORなんて通じるのかな…。Adult oriented Rock、のような略称だった気がするが、とにかく昔は邦楽でもポップスもとにかくAOR一辺倒だった時期があって、もちろん自分もまだ学生だった頃なんだけど、周り中誰もが皆聴いてたり持ってたりして何だこりゃ?って状態だった。自分的には幼心にもあまり馴染まない音楽だな…なんて思っててほとんど聴かなかった。いわゆるTOTOとかエア・サプライとか日本だと大滝詠一とか松任谷由実とかそういう類のものだ。そりゃまぁ聴きやすいんだろうから売れたワケで、今でもビッグネームはたくさんいるんだが、これがまた全然受け付けなくてダメでさ。ま、ここのところ何か違う方向に進んでいるウチのブログの流れもあってちょっと面白い所にタッチしてみるかと思ってね、普通にAORは聴きたくないから進まないけどちょいとロックな流れから行ってみよう。
1979年にリリースされたAdrian Gurvitzのファーストアルバム「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」だが、これがまた完璧なAOR作品でしてね、どころかエイドリアン・ガービッツってのはAORの申し子だ、みたいな名の上がり方で過去の英国ハードロッカーとしての側面はあくまでも下積みの時代でしかないということで、ここを評価してもしょうがないんだみたいなね、そんな感じ。っつうかさ、誰もそんな所聴かないし、この「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」以降のエイドリアン・ガービッツを聞くワケですよ、普通。なんつってもソロアルバムとシングルをいくつもヒットさせた後、裏方で作曲家になってバカ売れして大成功、そこからは自分のプロジェクトでプロデュースもしたり自身で音楽やったりもしてなかなか悠々自適な環境を手に入れたようだ。昔の英国ハードロックをやってたらそんな生活にはならなかっただろうから、人生の成功を手に入れるにはなかなか正しい道を選んだようで…。
はて、その音だが、1979年の作品ってことでその前のグレアム・エッヂとのアルバムが1975年と1977年にリリースされているのでこの変身はその数年の間のお話。しかしグレアム・エッジのアルバムにはそのヒントとなるAOR紛いの曲が幾つか聴けるワケで、なるほどそんなセンスと方向は悪くないとも思えたのだろう。その成果がしっかりと開花したファーストアルバム「スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐)」だが、冒頭から驚くくらいの軽やかなAORサウンドとファルセットの優しく爽やかな歌声が聞こえてくる。歪んだギターなんて皆無なディスコ調のビートに軽やかなメロディが流れ、そのおしゃれなサウンドは耳あたりも良く、万人の邪魔にならないサウンドとしては素晴らしいものだ。全く記憶に残らないサウンドってのも見事な出来映えで、自分的にはやっぱり素通りしていく音楽になっていた。いや、これまでエイドリアン・ガービッツがAOR化したんだよ、ってのは知ってたけどほとんど聴いてなかったんです。だから今回真面目にアルバム通して聴いたの初めてで、ここまでイッてしまっていたのは知らなかった。見事な音楽センスに脱帽です。普通は嫌われない見事なサウンドです。
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