Perfume - JPN
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テクノって改めて思うと大して知っているグループがなくってさ、世界中のテクノってちょっと日本のテクノと違うから何か方向違うし、多分YMO直系のテクノって日本しかないんじゃないか?とか思うがよくわからん。現代では中田ヤスタカ氏くらいしか目立たなくて、ロック好きの自分としてはせいぜいそこまでしか進めない気がする。そんなことで、きゃりーぱみゅぱみゅのテクノってのはちょいと派手っつうか粗い感があったんで、せっかくだからパフュームの新作でも聴いておきましょうか、ってことで昨年11月にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム「JPN」です。ほとんどベスト盤に近いんじゃないか?という向きもあるみたいだが、まるでシングルを知らない自分には全部新鮮に聴けるという、世間ズレの甚だしいロック好きでした。
「JPN」…世界進出してるから敢えてこういうアルバムタイトルなんだろうか?自信の表れっつうんでもあるだろうけど。さて、あちこちの反応を見ていると、初期のパフュームが持っていた近未来的なイメージがかなり薄れてきて地に足ついたグループになってきてしまったという落胆さがあるようだが…、なるほど、そのヘンの宇宙感をきゃりーぱみゅぱみゅに見出したんだろうか。いや、ファンも制作側も…。ま、ね、でも「JPN」を聴いてるとさ、やっぱり凄くリキ入れてて、しっかりときっちりと作っているワケでさ、粗さなんて皆無な完璧な遊び心でテクノ…っつうかパフュームの世界が出来ているんだよね。その辺がもうプロで、きゃぴきゃぴ感はないけど安定した楽しさと浮遊感、かな。パフューム感っての既にあるもんな。
本人達がどうなのか知らないけど、そろそろプロデューサーとか制作陣とかガラリと変えてパフュームで遊ぶプロデューサーに任せてみるってのも良いんじゃないかなぁ。秋元やつんくにするんじゃしょうがないけど、なんかそういうプロデューサー気質の人達にパフュームを作ってもらって破壊再構築なんてあったら面白いよね。アイドルでそんなのないしさ、もう10年もやってりゃ飽きるでしょ。最初は爆風スランプ絡みでダメだったとしてもまたチャレンジの時ではないか?なんて素人は思うんですな。無責任感たっぷりだが(笑)。
話戻して新作「JPN」はそりゃもう傑作ですよ。飽きるのはテクノという性質上しょうがないんだが、どれもこれも常人では思い付かないような曲とかアレンジばかりだし安心して聴いていられるし、見事に作られているからさ。ただ、ま、何度も聴くか?ってのはないか。
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