Argent - In Deep
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Argent - In Deep (1973)

なんだろう、ふと何かの誰かのつながり調べをしていた時に出てきたんだよな、アージェントって。んで、そっか、と気になって自分のHDDに置いてあるんだが、これがまた何でだろ?って気になって聴いてみると結構気になる音でさ。特別に凄いインパクトがある音というわけでもないし妙に聞きにくいワケでもないし、至って普通に英国ロックなバンドで、そういう意味ではキンクスやアニマルズなんてのと同じ部類に入ってくるのかも、と思ったり。もっともそういう意味ではバンドの来歴からしたらゾンビーズを挙げるほうが適切なんだろう。ゾンビーズもよくわかんなかったな。サイケでキャッチーだったのまでは記憶にあるけどその後消滅して各方面にメンバーが分散、そこからの派生として出来上がったのがこのアージェントでもある。どういうコンセプトと方向性で出来たのかとかよくわかんないけど、時代の流れに合わせて出してきたアルバム各種はそれなりに評判が上がってて、1972年にリリースされた「オール・トゥゲザー・ナウ」が一番売れた作品として知られている、か?
今回はその後の1973年にリリースされたジャケットが印象深い「イン・ディープ」で。見て分かる人には分かるヒプノシスのジャケットで深さと鮮明さとインパクトを与えているが、音の方は、まぁ、ジャケに負けていないと言ったら嘘になるかもしれないが、かなり頑張ってるサウンドでパンチは足りないが聴き応えはある音、と言った所だ。冒頭の「God Save Rock'n Roll To You」は1990年代にキッスがカバーした事で知られているみたいだけど、もちろん当時にアージェント達もヒットさせているロックンロール讃歌と言ったところ。雰囲気的にはモット・ザ・フープルの「All The Young Dudes」みたいな讃歌だな、と勝手に思ってるんだけどこういうのは英国からじゃなきゃ出てこないだろうな。いつ聴いてもこの讃歌は心地良く壮大で美しいものだ。英国ロック好きならちょいと知っておいて良い曲ですな。そして驚くのが次の「It's Only Money, Part.1」だ。何がって、これ、Zeppelinの「Whole Lotta Love」と同じ雰囲気出してるんだもん。曲とか真似てるワケじゃないし、多分そんなの意識してないだろうけど出てくる音がよく似ているし、歌も心なしかロバート・プラント的だしギターリフもそんな感じ。でもオリジナルってのはよくわかる。その辺のラス・バラードのセンスって見事なものだと感じる。
アージェントってそんなに自分的には深く聴いたことのないバンドなんだけどメンバー全員の名前と経歴なんかも割と知ってたりするのでやっぱりそれなりにメジャー度の高いバンドだったんだと感心する。ロッド・アージェント、ラス・バラード、ボブ・ヘンリット、ジム・ロッドフォード…。リズム隊はキンクスで知られてたりするし、ラス・バラードは各作曲方面で有名…レインボウの「I Surrender」や「Since You Been Gone」なんてのがあるからね。
さて、この「イン・ディープ」という作品、冒頭に数曲の放つインパクトは結構なものでアルバム全体の評価が上がるんだけど、以降は割と曲によるバラつきがあって、妙につまらない曲と楽しくなるのがある…後にこの辺のセンスの違いは大きく出てくるんだが、結局はロッド・アージェントの曲とラス・バラードの曲のセンスの違いなワケだ。まあ、ラス・バラードはこの後脱退することで成功するんだが…。しかし本人達はそんなにハードロックな要素を持ったバンドだとは思ってなかったと思うのだが、結局は後々のハドロックバンドに支持されるというユニークな存在のアージェント、また全アルバム聴き直してみるのも良いか?


なんだろう、ふと何かの誰かのつながり調べをしていた時に出てきたんだよな、アージェントって。んで、そっか、と気になって自分のHDDに置いてあるんだが、これがまた何でだろ?って気になって聴いてみると結構気になる音でさ。特別に凄いインパクトがある音というわけでもないし妙に聞きにくいワケでもないし、至って普通に英国ロックなバンドで、そういう意味ではキンクスやアニマルズなんてのと同じ部類に入ってくるのかも、と思ったり。もっともそういう意味ではバンドの来歴からしたらゾンビーズを挙げるほうが適切なんだろう。ゾンビーズもよくわかんなかったな。サイケでキャッチーだったのまでは記憶にあるけどその後消滅して各方面にメンバーが分散、そこからの派生として出来上がったのがこのアージェントでもある。どういうコンセプトと方向性で出来たのかとかよくわかんないけど、時代の流れに合わせて出してきたアルバム各種はそれなりに評判が上がってて、1972年にリリースされた「オール・トゥゲザー・ナウ」が一番売れた作品として知られている、か?
今回はその後の1973年にリリースされたジャケットが印象深い「イン・ディープ」で。見て分かる人には分かるヒプノシスのジャケットで深さと鮮明さとインパクトを与えているが、音の方は、まぁ、ジャケに負けていないと言ったら嘘になるかもしれないが、かなり頑張ってるサウンドでパンチは足りないが聴き応えはある音、と言った所だ。冒頭の「God Save Rock'n Roll To You」は1990年代にキッスがカバーした事で知られているみたいだけど、もちろん当時にアージェント達もヒットさせているロックンロール讃歌と言ったところ。雰囲気的にはモット・ザ・フープルの「All The Young Dudes」みたいな讃歌だな、と勝手に思ってるんだけどこういうのは英国からじゃなきゃ出てこないだろうな。いつ聴いてもこの讃歌は心地良く壮大で美しいものだ。英国ロック好きならちょいと知っておいて良い曲ですな。そして驚くのが次の「It's Only Money, Part.1」だ。何がって、これ、Zeppelinの「Whole Lotta Love」と同じ雰囲気出してるんだもん。曲とか真似てるワケじゃないし、多分そんなの意識してないだろうけど出てくる音がよく似ているし、歌も心なしかロバート・プラント的だしギターリフもそんな感じ。でもオリジナルってのはよくわかる。その辺のラス・バラードのセンスって見事なものだと感じる。
アージェントってそんなに自分的には深く聴いたことのないバンドなんだけどメンバー全員の名前と経歴なんかも割と知ってたりするのでやっぱりそれなりにメジャー度の高いバンドだったんだと感心する。ロッド・アージェント、ラス・バラード、ボブ・ヘンリット、ジム・ロッドフォード…。リズム隊はキンクスで知られてたりするし、ラス・バラードは各作曲方面で有名…レインボウの「I Surrender」や「Since You Been Gone」なんてのがあるからね。
さて、この「イン・ディープ」という作品、冒頭に数曲の放つインパクトは結構なものでアルバム全体の評価が上がるんだけど、以降は割と曲によるバラつきがあって、妙につまらない曲と楽しくなるのがある…後にこの辺のセンスの違いは大きく出てくるんだが、結局はロッド・アージェントの曲とラス・バラードの曲のセンスの違いなワケだ。まあ、ラス・バラードはこの後脱退することで成功するんだが…。しかし本人達はそんなにハードロックな要素を持ったバンドだとは思ってなかったと思うのだが、結局は後々のハドロックバンドに支持されるというユニークな存在のアージェント、また全アルバム聴き直してみるのも良いか?
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