The Long Hello - The Long Hello
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The Long Hello - The Long Hello (1973)

VdGGが1972年頃に解散した時、それはバンドのメンバーにとってみれば失業という事を指す訳なのだが、それぞれが何かをして食っていくにはどうするか、と考えるのはもちろん、それでもバンドのメンバーとしてはお互いの呼吸もわかっているし、まだまだやり足りない事もたくさんあったのだろう。そんな事からか、VdGGでピーター・ハミルを除いた他のメンバー達は仲良く新しいバンドを作りましたとさ、ってのがThe Long Helloというバンド=プロジェクトの始まりで、以降現時点までで4枚のThe Long Hello名義の作品がリリースされている。メンバーは流動的に参加する人もいるんだが、デヴィッド・ジャクソンやガイ・エヴァンスのプロジェクトになってるようで、最初期はまんまVdGG人脈のみに近くて、ヒュー・バントンやニック・ポーターなども参加していたが、途中ではピーター・ハミルまで参加してたりするのも面白い。
1973年にリリースされた最初の作品「Long Hello 1」も既に廃盤のようで、一度CDで再発されているみたいだけどそりゃもちろんセールスを記録するようなものじゃないから、なかなか入手しづらい作品になっている。こういうのをどうしても、って手に入れる人もどんだけいるのかわかんないが、何か気になるんじゃない?そんな人はコレクター気質あります。同じ事をアナログで20年くらい前にはやってたからなぁ…。
そして手に入れて聴けた「Long Hello 1」というアルバム、VdGGの残党達の音ってことで結構期待して聴いたんだが、やっぱりど真ん中のピーター・ハミルが不在=音楽性に主張性が欠ける、と言うもので、インストバンドなのはともかくとしてかなり垂れ流し要素の強いバンドという位置付けになってしまっている。何かが突出しているでもなく、ドラマティックでもなく曲が優れているワケでもなく演奏が巧すぎるわけでもなく、ただ単に音が詰め込まれているというのか、クラシックをベースに組み立てているのだろうけど、そこまでのモノもなく、フュージョンみたいなインストでもなく、何だろうな、これ、どこが聞き所なんだよ?って感じの音だ。B級独特の面白さも特に見当たらず。メジャーなメンツによる「垂れ流し作」でしかないんじゃないかと。VdGGマニアには貴重な存在かもしれんけど…。それでもこのプロジェクトで4枚までリリースされているんだから何かしらの評価が成されているのだろうとは思う。自分にはよくわからんな。まぁ、いいか。
そんな人達の作品があるよ、ってことの紹介でしてね、その辺の話っていくつか転がっていて、Mott The Hoopleの残党たちによるBritish LionsとかTasteの残党によるStudとか…。


VdGGが1972年頃に解散した時、それはバンドのメンバーにとってみれば失業という事を指す訳なのだが、それぞれが何かをして食っていくにはどうするか、と考えるのはもちろん、それでもバンドのメンバーとしてはお互いの呼吸もわかっているし、まだまだやり足りない事もたくさんあったのだろう。そんな事からか、VdGGでピーター・ハミルを除いた他のメンバー達は仲良く新しいバンドを作りましたとさ、ってのがThe Long Helloというバンド=プロジェクトの始まりで、以降現時点までで4枚のThe Long Hello名義の作品がリリースされている。メンバーは流動的に参加する人もいるんだが、デヴィッド・ジャクソンやガイ・エヴァンスのプロジェクトになってるようで、最初期はまんまVdGG人脈のみに近くて、ヒュー・バントンやニック・ポーターなども参加していたが、途中ではピーター・ハミルまで参加してたりするのも面白い。
1973年にリリースされた最初の作品「Long Hello 1」も既に廃盤のようで、一度CDで再発されているみたいだけどそりゃもちろんセールスを記録するようなものじゃないから、なかなか入手しづらい作品になっている。こういうのをどうしても、って手に入れる人もどんだけいるのかわかんないが、何か気になるんじゃない?そんな人はコレクター気質あります。同じ事をアナログで20年くらい前にはやってたからなぁ…。
そして手に入れて聴けた「Long Hello 1」というアルバム、VdGGの残党達の音ってことで結構期待して聴いたんだが、やっぱりど真ん中のピーター・ハミルが不在=音楽性に主張性が欠ける、と言うもので、インストバンドなのはともかくとしてかなり垂れ流し要素の強いバンドという位置付けになってしまっている。何かが突出しているでもなく、ドラマティックでもなく曲が優れているワケでもなく演奏が巧すぎるわけでもなく、ただ単に音が詰め込まれているというのか、クラシックをベースに組み立てているのだろうけど、そこまでのモノもなく、フュージョンみたいなインストでもなく、何だろうな、これ、どこが聞き所なんだよ?って感じの音だ。B級独特の面白さも特に見当たらず。メジャーなメンツによる「垂れ流し作」でしかないんじゃないかと。VdGGマニアには貴重な存在かもしれんけど…。それでもこのプロジェクトで4枚までリリースされているんだから何かしらの評価が成されているのだろうとは思う。自分にはよくわからんな。まぁ、いいか。
そんな人達の作品があるよ、ってことの紹介でしてね、その辺の話っていくつか転がっていて、Mott The Hoopleの残党たちによるBritish LionsとかTasteの残党によるStudとか…。
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