String Driven Thing - Please Mind Your Head
0 Comments
String Driven Thing - Please Mind Your Head (1974)

その昔、何かの雑誌を読んでいる時にLed Zeppelinの何枚目かのアルバムのジャケットを選考する際にヒプノシスのチームに依頼して、出てきたのがテニスのラケットを持った人物のアートワークであまりにも面白味に欠けたので即却下したよ、というジミー・ペイジの言葉があって、へぇ~って思った程度だったんだが、何年かして英国ロックにハマっていき、実に色々なバンドを漁るようになってからヒプノシスのジャケットもわかってきて、あくせく集めていた時に見つけたのがこのジャケットで、これこそヒプノシスがジミー・ペイジに断られたジャケットの再利用だったんじゃないか?と。これがZeppelinのジャケットだったら、と思うとかなり悲しい気がするのでジミー・ペイジの判断は正しかったのだろう。ま、誰でもそう思うか。しかしそれを採用したバンドもあったってことで、それがString Driven Thingというバンド。
1974年にリリースされたバンドとしては4枚目の作品「プリーズ・マインド・ユア・へッド」だが、その実情はバンドのメンバーがほぼ入れ替わってしまったようで、前作「Machine That Cried」の素晴らしいプログレッシブ感からは大きくかけ離れたどこか泥臭いスワンプにも近いサウンドに変貌している。バイオリンのグラハム・スミスは健在なのでバイオリンが頑張っているのだが、その他はどうしてそうなる?みたいに濃い音になってて曲調もかなり普通に近い。そこまでしてアルバムを出す理由ってのあったんか?とも思うけど大人の事情かね。かなりマンネリな曲調がひたすら並んでいるのがアルバムを単調にしてしまっている。アレンジなどはそれなりに面白い部分も多いんだけど、歌かな、一本調子なのでイマイチ。まぁ、このキム・ビーコンという歌い手も英国らしいと言えばそうなんだが、ロッドを崩してポール・ロジャースやロジャー・チャップマンまで行かないというような感じか。後にThe Korgisを結成するので先のStackridgeと絡む人ではあるんだけど、かなりセンス異なる二人だったんだというのがわかるだろう。
そしてString Driven Thingというバンドは多分グラハム・スミスというバイオリン奏者のVDGGの参加によって知られることとなった要素が大きいんだろうな。確かに本作「プリーズ・マインド・ユア・へッド」でも優れた楽曲はさほど見当たらないけど、バイオリンの音色が要所要所でサウンドを煌びやかに彩っていて、ロックにおけるバイオリンの使い方のひとつを知らしめているとも言えるもんね。自分的にはバイオリンやフルートってのがロックに入ってくるのは好きなので、前作「Machine That Cried」で気に入ってちょいと集めてみたバンドなんだよね、String Driven Thingってさ。


その昔、何かの雑誌を読んでいる時にLed Zeppelinの何枚目かのアルバムのジャケットを選考する際にヒプノシスのチームに依頼して、出てきたのがテニスのラケットを持った人物のアートワークであまりにも面白味に欠けたので即却下したよ、というジミー・ペイジの言葉があって、へぇ~って思った程度だったんだが、何年かして英国ロックにハマっていき、実に色々なバンドを漁るようになってからヒプノシスのジャケットもわかってきて、あくせく集めていた時に見つけたのがこのジャケットで、これこそヒプノシスがジミー・ペイジに断られたジャケットの再利用だったんじゃないか?と。これがZeppelinのジャケットだったら、と思うとかなり悲しい気がするのでジミー・ペイジの判断は正しかったのだろう。ま、誰でもそう思うか。しかしそれを採用したバンドもあったってことで、それがString Driven Thingというバンド。
1974年にリリースされたバンドとしては4枚目の作品「プリーズ・マインド・ユア・へッド」だが、その実情はバンドのメンバーがほぼ入れ替わってしまったようで、前作「Machine That Cried」の素晴らしいプログレッシブ感からは大きくかけ離れたどこか泥臭いスワンプにも近いサウンドに変貌している。バイオリンのグラハム・スミスは健在なのでバイオリンが頑張っているのだが、その他はどうしてそうなる?みたいに濃い音になってて曲調もかなり普通に近い。そこまでしてアルバムを出す理由ってのあったんか?とも思うけど大人の事情かね。かなりマンネリな曲調がひたすら並んでいるのがアルバムを単調にしてしまっている。アレンジなどはそれなりに面白い部分も多いんだけど、歌かな、一本調子なのでイマイチ。まぁ、このキム・ビーコンという歌い手も英国らしいと言えばそうなんだが、ロッドを崩してポール・ロジャースやロジャー・チャップマンまで行かないというような感じか。後にThe Korgisを結成するので先のStackridgeと絡む人ではあるんだけど、かなりセンス異なる二人だったんだというのがわかるだろう。
そしてString Driven Thingというバンドは多分グラハム・スミスというバイオリン奏者のVDGGの参加によって知られることとなった要素が大きいんだろうな。確かに本作「プリーズ・マインド・ユア・へッド」でも優れた楽曲はさほど見当たらないけど、バイオリンの音色が要所要所でサウンドを煌びやかに彩っていて、ロックにおけるバイオリンの使い方のひとつを知らしめているとも言えるもんね。自分的にはバイオリンやフルートってのがロックに入ってくるのは好きなので、前作「Machine That Cried」で気に入ってちょいと集めてみたバンドなんだよね、String Driven Thingってさ。
- 関連記事
-
- Nicholas Greenwood - Cold Cuts
- String Driven Thing - Please Mind Your Head
- Third Ear Band - Music from Macbeth