Stackridge - Stackridge

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Stackridge - Stackridge (1971)
Stackridge The Man In A Bowler Hat
Stackridge - Stackridge Stackridge The Man In the Bowler Hat - Stackridge The Man In the Bowler Hat

 どっぷりと大好きな70年代英国ロックの世界を堪能しているここ最近の日々です♪やっぱり親しみのある音ばかりでそりゃもちろん曲を全部覚えてるワケでもないし、音聴いたからってバンド名までわかるほどに熟練はしてないけど、音と雰囲気と空気感で70年代英国だな~ってのはわかるし特徴的だし、自分の原点でもあるし、何か居心地が良い。とんがって聴かなくて良いっつうか、まぁ、付き合いが長いから気兼ねしなくても構えなくても良いってな所だろう。たとえそれがプログレであろうともフォークであろうとも自分的には70年代英国ロックなのだ。そんなことでふと、取り出してみたのはスタックリッジってバンド。これもまた無名…なんだろうな、もちろん(笑)。せいぜいメジャーな絡みを書いてみるならば、ギターのアンディ・デイヴィスって人がジョン・レノンの「イマジン」に参加していたことがあるってくらいだ。それだからというワケでもないだろうが、このスタックリッジというバンド、俗称は「田舎のビートルズ」ってなってるような音です(笑)。

 デビューアルバム「Stackridge」は1971年のリリースで鍵盤を含むバンド編成だけどフルートやらバイオリンやらも鳴っているので、牧歌的という言葉が良く似合うアルバムで、アコギの使い方が…ってかアコギ中心なのでソフトタッチになるのは当然か。そこにフルートの優しい音色やコーラスワークが絡み、更にキャッチーでポップな歌メロが入るという音で、決して単なる英国ロックの範疇で片付けられてはいけない価値のあるバンドの音だとは思うが、如何せん光るべき個性ってのが見当たらなかった。ELOみたいに突出したものも無ければ10ccみたいなユーモアセンスもなく、ただ音楽を作るのが上手かったというバンドで、聴いてしまえば割とハマれる音を持っているんだけど、売り出すネタがなかったってことだ。得てして良いものが売れるとは限らないという典型的な例。言い方を変えると、音楽好きには全くツボにハマる音であることに違いはなく特に英国ロック系が好きな人なら間違いなく好む音であるってことだ。バンドとしては途中でメンバーを変えながらも5枚の作品をリリースしていて、どれもが良質なポップアルバムなので何から手を出しても大丈夫だろう。ウチのブログでも後3作くらいは既に書かれているし、結構聴いてるんだ、自分、と(笑)。

 しかしどの曲もキャッチーだなぁ…。よくプログレ畑のレビューに載っかってて、そういう聞き方から入るとかなり肩透かし食らうんだよな。フォークタッチの云々…だから。それよりもポップバンドでフォークの使い方が英国的で、ほのぼのとした音を奏でる回転木馬のようなバンドとして書いてもらいたいものだ。決してプログレじゃないですし、フォークでもない。これぞ英国の音のバンド、良質ポップスでヒットチャートは無縁だけどキャッチーで受けるのだ。カンタベリーのポップとはちょいと違うけど、そんなポップさだ。明るいしね。

 しかしYouTube探してたらどうにも昨年のライブ映像があった?ホント?





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フレ
Posted byフレ

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