



衝撃的なステージングで観る者を魅了する旧東ドイツ出身のコメディーバンド、否ハード&ヘヴィーバンド、
ラムシュタイン
。前作
「Reise Reise」
から一年でリリースされた
「Rosenrot」
ではイギリス盤限定でDVDが付けられているのだが、このDVDの中に先の日本公演での「Mein Teil」が映像で収録されているという感動。もちろんUK限定盤を手に入れないと見れないのだが、2005年6月3日、忘れもしない
ラムシュタイン
のクラブチッタ川崎でのワンナイト来日公演が行われたのだ。ライブに行った時からMTVあたりで放送してくれないかな~なんて願っていて、実際プチドイツ特集時に何秒間づつくらいチッタでのライブの模様が放送されたので、是非にでも日本限定でいいのでDVDリリースしろよ~って思ってました。そしたら一曲だけがこのボーナスDVDに収録されたのはまずまず嬉しいことでしょ。ステージングは相変わらず火炎ショウが繰り広げられていて凄いんだな。これを受けてサマソニ2005に来日するはずだったのが、急遽ステージ上で怪我をしてしまい来日キャンセル(涙)。幻の公演になってしまったのだが、終わった事は何を言ってもしょうがない、次回のチャンスを待とう。それまではこの
「Rosenrot」
をたっぷりと楽しもう。
冒頭から「ベンジーーーンッ」で、とっても
ラムシュタイン
らしい曲。初期の超鋼鉄サウンドからはかなり変化してきた今のラムシュタインではあるが、より深いサウンドを奏でるようになってきた。今作の面白いところはスペイン語での「Te Quiero Puta!」でまたもや女性ボーカルと掛け合ってる。で、その延長なのか「Stirb nicht vor mir // Don't Die Before I Do Feat. Sharleen Spiteri」でも女性ボーカルが参加していて、昔の「Engel」で突出していた女性の歌声が前作ではt.A.T.uが参加か?と話題になり(実際は違うが)、今回は更に大々的にクローズアップされている。う~ん、ラムシュタインに女って似合わない(笑)。奴隷なら似合うんだが。で、そのt.A.T.uとのジョイントはオフィシャルでリリースされたのかな?どこかでラムシュタイン+t.A.T.uってのを聴いたことがあるんだけど、冗談みたいなアレンジだったもんな。あ~、しかしどの曲聴いてもライブでのパイロの上がるポイントとか、冗談みたいなプロモビデオが出来そうだなとか想像できるところがラムシュタインの面白いところ。
前作
「Reise Reise」
の1曲目からCDを巻き戻すと事故機のフライトレコーダーの音声がシークレット収録されているんだけど、これが日本人なら忘れられない御巣鷹山でのボーイングの事故時のフライトレコーダーの音声のため、凄く生々しい日本語が入っていたのだ。それで日本盤をリリースする際にこの部分をカットし、ついでに昔からよくある手段だった日本独自アルバムジャケットを採用して発売されたのだが、そのジャケットが今回の
「Rosenrot」
とほとんど同じなワケだ。つまり日本盤
「Rosenrot」
をそのままのジャケットでリリースするとなると、「Reise Reise」と
「Rosenrot」
が同じアルバムジャケットになってしまうのだ(笑)。
んなこともあまり考えられないので、日本盤が出るとしたらどんなジャケットになるのかな、とちょっと楽しみ。あ、ということはもう一枚買わないといけないってことか?しょうがないなぁ…。
しかしこのバンド、絶対
DVD
で映像を見ることをオススメしたいし、その炎のパワーたるやヨーロッパを制するステージングなワケだ。う~ん、凄い。
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