Gentle Giant - Octopus
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Gentle Giant - Octopus (1973)

掴み所のないバンドが続々と…、何かさ、ライブラリを整理しているとやっぱりこのヘンってのがたくさんあって昔よく聴いてたよなぁ~って思ったワケで、次々と現れてくるんだよね。70年代の英国バンド、特にプログレと呼ばれていたバンドはひとまとめにしてあるので、おぉ~、こんなんあった~と楽しんでる。iTunesライブラリにひたすらぶち込んでも到底全部入らないワケで、徐々に入れてもそんなのまでライブラリに入れるか?みたいなのあって、まぁ、ライブラリだから入れておけば良いんだけどなかなか聴かないものまで入れておくと動きが遅くなるし…とか考えちゃうんでね。ただ、どこかの時点で聴きたいモードに入るとその類のものがライブラリにどんどん入っていくので、自分のライブラリながらも発見が多くて面白くなる。そんな中からこの名盤…と思ってブログ確認したらまだ書いてなかったんだ、という事に気づいてしまって、そうか、と改めて聴くことにして楽しんでるのでした。
1973年にリリースされたジェントル・ジャイアントの傑作「オクトパス」。ご存知のように英国オリジナルはVertigo 6360 080です…って何で型番まで出てくるんだって?いや~、Vertigoだけは特別です。その昔のブログ仲間にもそういうマニアがいたりして今懐かしんでますが、元気でしょうか?Vertigoってのは今はどうか知らないけどレコード好きな輩には堪らない魅力があったんでCDでは面白味に欠けるというレーベルです。ジャケにしろ音にしろね。今じゃこんなの絶対世に出てこれないだろって言うバンドが山のようにあって、それがまたVertigoってレーベルに包まれていると魅力を発揮してしまうのだから凄い。もっとも才能の欠片もないバンドはそれでも光らなかったけど、その辺を発掘してくるVertigoのセンスは一味違いました。ちなみにBlack SabbathやUriah HeepもVertigo出身だ。
そして奇跡のバンドGentle Giantによる名盤の誉れ高い傑作「オクトパス」、アメリカ盤では瓶詰めのジャケット、英国盤ではロジャー・ディーンのタコジャケ、有名ですね。ダブルジャケットで見るとこれがまたやっぱりアートワークだな~と感心するもので、そんな想いを抱きながらレコードに針を落としてみる。これがまた不思議なサウンドが流れて…、もちろんビートの利いたロックなんて思ってはいないですがね、それでも普通にバンドの形態だろうとは想像しているワケですよ。ところが流れ出てくる音は曲によるけどコーラスワークだけで出来上がってる感じのするのとか、ひたすら中世音楽の室内楽みたいなものだったり、バイオリンが美しく流れているのとか、ちっともロックという香りの無い音楽ばかりで、何曲かハードなのはあるものの果たしてこれは?って思うのが多い。そして昔からジェントル・ジャイアントというバンドに思うことはとにかく音が冷たい。あまりにも冷たい感触のする音で、それは一体どういう部分なのかってのはあるんだけど、演奏が巧すぎるってことによる完璧さだろうか。美人で聡明でスタイルも良い女性がいたら中々近寄れないとかお高くとまってるように思うのと同じかもしれん…要するにコンプレックスか(笑)。そんな印象さえ抱いてしまうジェントル・ジャイアントの「オクトパス」、普通に流していればすぐに終わってしまうアルバムだけど、じっくり聴くとその多様さとテクニックと知的さが伝わってくる、それはこれまでの作品のプログレッシブさとは変化した短い曲の中でポップさを持ちながらも前衛的なスタイルがどこまで通じるのかみたいなところに挑戦している姿のような気もする。


掴み所のないバンドが続々と…、何かさ、ライブラリを整理しているとやっぱりこのヘンってのがたくさんあって昔よく聴いてたよなぁ~って思ったワケで、次々と現れてくるんだよね。70年代の英国バンド、特にプログレと呼ばれていたバンドはひとまとめにしてあるので、おぉ~、こんなんあった~と楽しんでる。iTunesライブラリにひたすらぶち込んでも到底全部入らないワケで、徐々に入れてもそんなのまでライブラリに入れるか?みたいなのあって、まぁ、ライブラリだから入れておけば良いんだけどなかなか聴かないものまで入れておくと動きが遅くなるし…とか考えちゃうんでね。ただ、どこかの時点で聴きたいモードに入るとその類のものがライブラリにどんどん入っていくので、自分のライブラリながらも発見が多くて面白くなる。そんな中からこの名盤…と思ってブログ確認したらまだ書いてなかったんだ、という事に気づいてしまって、そうか、と改めて聴くことにして楽しんでるのでした。
1973年にリリースされたジェントル・ジャイアントの傑作「オクトパス」。ご存知のように英国オリジナルはVertigo 6360 080です…って何で型番まで出てくるんだって?いや~、Vertigoだけは特別です。その昔のブログ仲間にもそういうマニアがいたりして今懐かしんでますが、元気でしょうか?Vertigoってのは今はどうか知らないけどレコード好きな輩には堪らない魅力があったんでCDでは面白味に欠けるというレーベルです。ジャケにしろ音にしろね。今じゃこんなの絶対世に出てこれないだろって言うバンドが山のようにあって、それがまたVertigoってレーベルに包まれていると魅力を発揮してしまうのだから凄い。もっとも才能の欠片もないバンドはそれでも光らなかったけど、その辺を発掘してくるVertigoのセンスは一味違いました。ちなみにBlack SabbathやUriah HeepもVertigo出身だ。
そして奇跡のバンドGentle Giantによる名盤の誉れ高い傑作「オクトパス」、アメリカ盤では瓶詰めのジャケット、英国盤ではロジャー・ディーンのタコジャケ、有名ですね。ダブルジャケットで見るとこれがまたやっぱりアートワークだな~と感心するもので、そんな想いを抱きながらレコードに針を落としてみる。これがまた不思議なサウンドが流れて…、もちろんビートの利いたロックなんて思ってはいないですがね、それでも普通にバンドの形態だろうとは想像しているワケですよ。ところが流れ出てくる音は曲によるけどコーラスワークだけで出来上がってる感じのするのとか、ひたすら中世音楽の室内楽みたいなものだったり、バイオリンが美しく流れているのとか、ちっともロックという香りの無い音楽ばかりで、何曲かハードなのはあるものの果たしてこれは?って思うのが多い。そして昔からジェントル・ジャイアントというバンドに思うことはとにかく音が冷たい。あまりにも冷たい感触のする音で、それは一体どういう部分なのかってのはあるんだけど、演奏が巧すぎるってことによる完璧さだろうか。美人で聡明でスタイルも良い女性がいたら中々近寄れないとかお高くとまってるように思うのと同じかもしれん…要するにコンプレックスか(笑)。そんな印象さえ抱いてしまうジェントル・ジャイアントの「オクトパス」、普通に流していればすぐに終わってしまうアルバムだけど、じっくり聴くとその多様さとテクニックと知的さが伝わってくる、それはこれまでの作品のプログレッシブさとは変化した短い曲の中でポップさを持ちながらも前衛的なスタイルがどこまで通じるのかみたいなところに挑戦している姿のような気もする。
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