Van Halen - 5150
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Van Halen - 5150 (1986)

5150
1984
時代の潮流に乗って爆発的に売れていったバンドはいくつもあるが、その中でも劇的な変化を色々な意味で行なっていき、更にトップシーンに君臨していったバンドのひとつがヴァン・ヘイレンではなかろうか、と。ま、面倒な書き方したけど単純に下積み時代にデイブ・リー・ロスが歌ってた頃があって、アルバム「1984
」で全米大ヒットバンドの仲間入りしたら脱退劇が始まってしまって、しばらくしたら今度はサミー・ヘイガーを入れて、既に全米大ヒットバンドという看板ありきでスタジアムクラスのショウバンドとして何年も君臨していった次第。まぁ、自分的にはやっぱり「1984」でのVan Halenが好きだったし、そこまではやっぱりロックの持つワイルドさやちょっとしたアンダーグラウンドさ加減もあったし、そこまで明るくオープンなバンドでもなかった。音的にもややマイナー系が多くて好きだったし、その辺の融合が一番上手くで出来ていたのが「1984」だった。イメージとしては今でもデイブ・リー・ロス時代こそがVan Halen。だから、それ以降のアルバム「5150」からはほとんど聴いてない。シングルヒットでのPVレベルは見てたけど、何かねぇ…ってのが本音だった。
まぁ、それから何十年も経ってるし、今更デイブ・リー・ロス時代しか聴かないってのもないので、どうせこのヘン聴くなら聴いてみるかね、って事でアルバムとしては多分初めて聴くかもしれない「5150」。何だかんだと知ってる曲聞いたことある曲が多数並んでいるのは何故だ?そんだけアチコチで流れてたから売れてたのだろう。そしてデイブ・リー・ロス時代との比較をしないで聴いてみればとんでもなく快活なアメリカンハードロック産業ロックバンドってことで聴きやすくて迫力あって気持ちの良いアルバムだった。サミー・ヘイガーって歌上手いよなぁ…。これがVan Halenなんだ…っていう感じだよね。ま、そんな風に思う人の方が不思議なのかもしれないが。エディのギターも益々超人化しているし、楽曲は正にアメリカンだし売れないハズもないか。しかし何なんだろうな、この軽さとポップさは。アメリカンハードロックってのはもっと…っていう言い方もしたいし、産業ロックったって別に元々はアメリカンハードロックだから、って感じにも言いたいけど、やっぱり鍵盤の使い方が上手くなりすぎたエディの功績が大きいようだ。そこに軽やかで爽やかなサミー・ヘイガーの歌が絡まって、元々ギター弾いて作曲もするサミー・ヘイガーだから当然曲作りの中にも入ってくるだろうし、良い意味で融合した作品だと思う。その分エディの鍵盤への比重が高まるってのも必至だったろう。
いや~、「5150」って初めてアルバム通して聴いたけど…何にも残らなかった。いや、快活で爽やかでテクニックも迫力も音の作り方も全て申し分ないし気持ち良かったんだけどね、それだけ。いや、それって凄いことだけど、「5150」を持ってしてVan Halenは完全にアメリカのバンドになってしまったんだと改めて感じたかな。それまではまだオランダの小僧ってのがあったり、デイブ・リー・ロスの、ともすればモトリー・クルー連中辺りと大して変わらない不良さってのがあってのに完璧なプロバンドとして生まれ変わったって実感するもん。それはつまりロックからミュージシャンへと変わっていったってことで、正しい道ではあるはず。しかし、失くしたものの魅力もあったんだよなぁ、難しいねぇ、そういうのは。




時代の潮流に乗って爆発的に売れていったバンドはいくつもあるが、その中でも劇的な変化を色々な意味で行なっていき、更にトップシーンに君臨していったバンドのひとつがヴァン・ヘイレンではなかろうか、と。ま、面倒な書き方したけど単純に下積み時代にデイブ・リー・ロスが歌ってた頃があって、アルバム「1984
」で全米大ヒットバンドの仲間入りしたら脱退劇が始まってしまって、しばらくしたら今度はサミー・ヘイガーを入れて、既に全米大ヒットバンドという看板ありきでスタジアムクラスのショウバンドとして何年も君臨していった次第。まぁ、自分的にはやっぱり「1984」でのVan Halenが好きだったし、そこまではやっぱりロックの持つワイルドさやちょっとしたアンダーグラウンドさ加減もあったし、そこまで明るくオープンなバンドでもなかった。音的にもややマイナー系が多くて好きだったし、その辺の融合が一番上手くで出来ていたのが「1984」だった。イメージとしては今でもデイブ・リー・ロス時代こそがVan Halen。だから、それ以降のアルバム「5150」からはほとんど聴いてない。シングルヒットでのPVレベルは見てたけど、何かねぇ…ってのが本音だった。
まぁ、それから何十年も経ってるし、今更デイブ・リー・ロス時代しか聴かないってのもないので、どうせこのヘン聴くなら聴いてみるかね、って事でアルバムとしては多分初めて聴くかもしれない「5150」。何だかんだと知ってる曲聞いたことある曲が多数並んでいるのは何故だ?そんだけアチコチで流れてたから売れてたのだろう。そしてデイブ・リー・ロス時代との比較をしないで聴いてみればとんでもなく快活なアメリカンハードロック産業ロックバンドってことで聴きやすくて迫力あって気持ちの良いアルバムだった。サミー・ヘイガーって歌上手いよなぁ…。これがVan Halenなんだ…っていう感じだよね。ま、そんな風に思う人の方が不思議なのかもしれないが。エディのギターも益々超人化しているし、楽曲は正にアメリカンだし売れないハズもないか。しかし何なんだろうな、この軽さとポップさは。アメリカンハードロックってのはもっと…っていう言い方もしたいし、産業ロックったって別に元々はアメリカンハードロックだから、って感じにも言いたいけど、やっぱり鍵盤の使い方が上手くなりすぎたエディの功績が大きいようだ。そこに軽やかで爽やかなサミー・ヘイガーの歌が絡まって、元々ギター弾いて作曲もするサミー・ヘイガーだから当然曲作りの中にも入ってくるだろうし、良い意味で融合した作品だと思う。その分エディの鍵盤への比重が高まるってのも必至だったろう。
いや~、「5150」って初めてアルバム通して聴いたけど…何にも残らなかった。いや、快活で爽やかでテクニックも迫力も音の作り方も全て申し分ないし気持ち良かったんだけどね、それだけ。いや、それって凄いことだけど、「5150」を持ってしてVan Halenは完全にアメリカのバンドになってしまったんだと改めて感じたかな。それまではまだオランダの小僧ってのがあったり、デイブ・リー・ロスの、ともすればモトリー・クルー連中辺りと大して変わらない不良さってのがあってのに完璧なプロバンドとして生まれ変わったって実感するもん。それはつまりロックからミュージシャンへと変わっていったってことで、正しい道ではあるはず。しかし、失くしたものの魅力もあったんだよなぁ、難しいねぇ、そういうのは。
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