Alcatrazz - No Parole from Rock'n' Roll
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Alcatrazz - No Parole from Rock'n'Roll (1983)

最近アマゾンをちらちらと見ていて何か目に付くなって思ったのがアルカトラズでしてね、いや、セカンドの「Disturbing the Peace」のジャケットが変わって再リリースされたのか、何これ?って思って見てしまったり。そしたらサードの「Dangerous Games」も出てて、そういえばファーストの「No Parole from Rock'n'」ってウチのブログでまだ取り上げてないんだ…と言う事に気づいてしまって、それなら久しぶりにギターヒーローってことで書いてみようかと。80年代になって新世代のギターヒーローってことで70年代のギターヒーロー達とは明らかに異なるスタイルだったこの世代のヒーロー達の中では完全にスターだった。エディ・ヴァン・ヘイレンは唯一無二の世界を創り出していたもののその系統にリッチーのエッセンスを加えて完全に超速弾きっつうスタイルを創り上げたオトコがイングヴェイ・マルムスティーン。結構な苦労人で、スウェーデン人の彼が自身の才能だけを頼りにLAに渡ってきて、その辺のムーブメントでStealerに在籍していたのは有名な話。そこで話題になっていた中、多数のバンドや有名なロックスター達がイングヴェイ・マルムスティーンを獲得しに来ていたらしいが、イングヴェイが選択したのは名前もあるけどこれからバンドをスタートさせようとしていたグラハム・ボネットとの仕事。自分の色が出せて、且つネームバリューがあるワケで千載一遇のチャンスだと踏んだようだ。さすがにギターテクだけで世界を制することが出来るとは思っていなかったようで、きちんと先見の明とビジネスセンスがあったってところか。
そんなことは露知らずの若造だった自分達、ある時凄いのがいるんだよ、って聴かされたのがこのアルカトラズの「No Parole from Rock'n' Roll」というアルバム。まだグラハム・ボネットが誰なのかとかレインボウって何?って頃に先に聴かされたのが「No Parole from Rock'n' Roll」だったんだよ。だから往年のリスナーさんとは順番が逆でしてね、レインボウに興味はないけどアルカトラズは好きってのは同じグラハム・ボネットでも全然違うワケだ。その辺はバンドのメンバーにいつもいじめられてた。ま、そんなことでロックを聴きかじった頃に聴かされた訳の分からないギターの速弾きスタイルで、こんなん弾けるって、だからプロなワケだからアマチュアの人間が弾けるワケないじゃねぇか、ってのが理屈で、プロってのはアマチュアに出来ないことが出来る人達なんだからコピーするなんてのは論外だろ…と言うレベルだった。
それでも曲は結構好きで、「Island In The Sun」のスタンダードなギターリフによるロックなパターンとか「Jet To Jet」の超速弾きのオンパレードによるぶっ飛びフレーズや「Hiroshima Mon Amour」のメロウなギタープレイなど、単に速いだけじゃなくてきちんとエモーショナル性も持ってて良いねぇ~って思って聴いてました。「Jet To Jet」のソロだけのパートとかすごいアレンジだもんなぁ、正にギターを聴かせますってだけのアレンジだし、それでもそんだけ聴かせられるもの弾いてるから良いけど、ぶっ飛んだわ。グラハム・ボネットの歌声は正直言って無理しすぎな感じがあってあまりかっこ良いとは思えなかったけど、それも芸風か。以降、名前を売ったらさっさと脱退して自分のバンドを作って進んでいくイングヴェイのしたたかさは見事なものだったとも言える。そしてクローンギタリストが山のように出てきた時代でした…。


最近アマゾンをちらちらと見ていて何か目に付くなって思ったのがアルカトラズでしてね、いや、セカンドの「Disturbing the Peace」のジャケットが変わって再リリースされたのか、何これ?って思って見てしまったり。そしたらサードの「Dangerous Games」も出てて、そういえばファーストの「No Parole from Rock'n'」ってウチのブログでまだ取り上げてないんだ…と言う事に気づいてしまって、それなら久しぶりにギターヒーローってことで書いてみようかと。80年代になって新世代のギターヒーローってことで70年代のギターヒーロー達とは明らかに異なるスタイルだったこの世代のヒーロー達の中では完全にスターだった。エディ・ヴァン・ヘイレンは唯一無二の世界を創り出していたもののその系統にリッチーのエッセンスを加えて完全に超速弾きっつうスタイルを創り上げたオトコがイングヴェイ・マルムスティーン。結構な苦労人で、スウェーデン人の彼が自身の才能だけを頼りにLAに渡ってきて、その辺のムーブメントでStealerに在籍していたのは有名な話。そこで話題になっていた中、多数のバンドや有名なロックスター達がイングヴェイ・マルムスティーンを獲得しに来ていたらしいが、イングヴェイが選択したのは名前もあるけどこれからバンドをスタートさせようとしていたグラハム・ボネットとの仕事。自分の色が出せて、且つネームバリューがあるワケで千載一遇のチャンスだと踏んだようだ。さすがにギターテクだけで世界を制することが出来るとは思っていなかったようで、きちんと先見の明とビジネスセンスがあったってところか。
そんなことは露知らずの若造だった自分達、ある時凄いのがいるんだよ、って聴かされたのがこのアルカトラズの「No Parole from Rock'n' Roll」というアルバム。まだグラハム・ボネットが誰なのかとかレインボウって何?って頃に先に聴かされたのが「No Parole from Rock'n' Roll」だったんだよ。だから往年のリスナーさんとは順番が逆でしてね、レインボウに興味はないけどアルカトラズは好きってのは同じグラハム・ボネットでも全然違うワケだ。その辺はバンドのメンバーにいつもいじめられてた。ま、そんなことでロックを聴きかじった頃に聴かされた訳の分からないギターの速弾きスタイルで、こんなん弾けるって、だからプロなワケだからアマチュアの人間が弾けるワケないじゃねぇか、ってのが理屈で、プロってのはアマチュアに出来ないことが出来る人達なんだからコピーするなんてのは論外だろ…と言うレベルだった。
それでも曲は結構好きで、「Island In The Sun」のスタンダードなギターリフによるロックなパターンとか「Jet To Jet」の超速弾きのオンパレードによるぶっ飛びフレーズや「Hiroshima Mon Amour」のメロウなギタープレイなど、単に速いだけじゃなくてきちんとエモーショナル性も持ってて良いねぇ~って思って聴いてました。「Jet To Jet」のソロだけのパートとかすごいアレンジだもんなぁ、正にギターを聴かせますってだけのアレンジだし、それでもそんだけ聴かせられるもの弾いてるから良いけど、ぶっ飛んだわ。グラハム・ボネットの歌声は正直言って無理しすぎな感じがあってあまりかっこ良いとは思えなかったけど、それも芸風か。以降、名前を売ったらさっさと脱退して自分のバンドを作って進んでいくイングヴェイのしたたかさは見事なものだったとも言える。そしてクローンギタリストが山のように出てきた時代でした…。
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