Michael Bloomfield - Super Session
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Michael Bloomfield - Super Session (1968)

もう最初に聴いたのは四半世紀以上前の話になるのか、それでもアルバムがリリースされてからは15年以上が経過した所で聴いているハズなので、どれだけ息の長い素晴らしいアルバムなのか。まだウチのブログで取り上げたことがなかったので、初心に戻ろうとしている今、気持ちを改めてまた聴こうと。…とは言えども年に何回も結構聴いているのはやはり好きだから。今じゃリマスターボーナストラック付きの再発盤までリリースされていて、それも入手済みだが、既に40年以上世間で君臨しているアルバム。ウチのコレクションの中でもかなり長い間君臨しているアルバムだし、多分自分が中学生の頃に出会ってからずっとそんな感じで持って聴いている作品。
マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーによる「Super Sessions」、1968年のセッション作品。これがホントにテーマも決めずにその場でアレコレ試行錯誤してセッションとして記録して創り上げた代物なのか?と疑いたくなるくらいの完成度が高いインストもののセッション。今じゃ自分も完全にマイク・ブルームフィールドのギタープレイしか聴かなくなってるけど、最初に聴いた時はもう少しアルバム全体を聴こうとしてたし、一応毎回A面B面とも通して聴いてた。ただ、B面のスティーブン・スティルスのセッションは全然響かなくてそのうち聴かなくなってしまった。今CDを聴くのもやっぱりそのB面は全然聴かずに飛ばしてしまうので、良いかどうかはともかく、聴きやすいアルバムになってる。
その最高に素晴らしいA面はオープニングの「Albert's Shuffle」のイントロからして完全にノックアウト。冷静に聴けばブルースとは違うし、レスポールの音と言うにもやや線が細いのでこれもまた典型的な音、とも言えないけど多感な中学生が聴いた時にはこれがブルース、そしてこれもレスポールの音、と言う知識が植え付けられた。Led Zeppelinの「Since I've Been Lovin' You」でのブルース、ジミー・ペイジのレスポールの音、とは時代も似たようなものにもかかわらずまるで異なる両者の音とプレイ。ただ、その頃はブルースってのはそういうモンなんだ、と思ってたし、レスポールは色々な音が出るものだ、と高嶺の花をカタログやパンフレットを見ながら夢見ていたものだ。懐かしい。ギブソンってパンフレットすら手に入らなかったからホントに高嶺の花だった。楽器屋行ってもショーケースの中だからそれを見るだけだし、今じゃ気軽なブランドになってしまった部分もあるが…。
その「Super Sessions」のオープニングの一音一音をじっくりと何度も何度も聴いてギターを爪弾いて音を確認しながらフレーズごとにギターを弾くものの、まるで出来ない。音は取れるけどニュアンスやタイミングが全然違う。何て難しいんだ、これ、って思った。ブルースって深い、って。それでひたすらブルースに取り憑かれて分からないけど聴いて弾いて覚えまくった。今でもまだこの曲の音を取ってギターを弾くことは出来ない。永遠のテーマだな、この曲。そして二曲目の「Stop」は自分的には聴く曲で、飛ばさないけどギターを聴いてるだけの曲。次の「Man's temptation」はR&B風の歌モノなのでパス。そして「His Holy Modal Majesty」では鍵盤から始まる、時代を感じさせるサウンドで、雰囲気的にはPBBBでの「East West」と同じくモード展開的に迫ってくるのでブルースじゃないが、弾いているフレーズはブルースなので融合作品としての実験精神旺盛な取り組みです。しかしこれホントにレスポールなのか?とも思える音が不思議。この音が好きじゃないからレスポール好きじゃないっていう人に会った事もあるが、確かに分かる気がする。でも、これだけ繊細な音色もきちんと出せるギターだし、多分それこそが本質なのもレス・ポール氏のプレイを聴いていれば分かる。更にAラスの「Really」は「Albert's Shuffle」の兄弟楽曲とも言えるブルースギターを聴かせまくってくれる素晴らしい一曲。これもまたギターを抱えて一つ一つ音を取って爪弾いていく曲で、その内に曲とギターに聴き入ってしまう曲。良いなぁ、ほんとにこれ。
ボーナストラックが入っている再発盤では「Albert's Shuffle」の中間部分のホーンセクションなしのテイクが貴重。それとやはり同系統な「Blues For Nothing」が良い。自分的にはやはりこういうギターが大好きだ。所詮はブルースロック好きな小僧だったと。

もう最初に聴いたのは四半世紀以上前の話になるのか、それでもアルバムがリリースされてからは15年以上が経過した所で聴いているハズなので、どれだけ息の長い素晴らしいアルバムなのか。まだウチのブログで取り上げたことがなかったので、初心に戻ろうとしている今、気持ちを改めてまた聴こうと。…とは言えども年に何回も結構聴いているのはやはり好きだから。今じゃリマスターボーナストラック付きの再発盤までリリースされていて、それも入手済みだが、既に40年以上世間で君臨しているアルバム。ウチのコレクションの中でもかなり長い間君臨しているアルバムだし、多分自分が中学生の頃に出会ってからずっとそんな感じで持って聴いている作品。
マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーによる「Super Sessions」、1968年のセッション作品。これがホントにテーマも決めずにその場でアレコレ試行錯誤してセッションとして記録して創り上げた代物なのか?と疑いたくなるくらいの完成度が高いインストもののセッション。今じゃ自分も完全にマイク・ブルームフィールドのギタープレイしか聴かなくなってるけど、最初に聴いた時はもう少しアルバム全体を聴こうとしてたし、一応毎回A面B面とも通して聴いてた。ただ、B面のスティーブン・スティルスのセッションは全然響かなくてそのうち聴かなくなってしまった。今CDを聴くのもやっぱりそのB面は全然聴かずに飛ばしてしまうので、良いかどうかはともかく、聴きやすいアルバムになってる。
その最高に素晴らしいA面はオープニングの「Albert's Shuffle」のイントロからして完全にノックアウト。冷静に聴けばブルースとは違うし、レスポールの音と言うにもやや線が細いのでこれもまた典型的な音、とも言えないけど多感な中学生が聴いた時にはこれがブルース、そしてこれもレスポールの音、と言う知識が植え付けられた。Led Zeppelinの「Since I've Been Lovin' You」でのブルース、ジミー・ペイジのレスポールの音、とは時代も似たようなものにもかかわらずまるで異なる両者の音とプレイ。ただ、その頃はブルースってのはそういうモンなんだ、と思ってたし、レスポールは色々な音が出るものだ、と高嶺の花をカタログやパンフレットを見ながら夢見ていたものだ。懐かしい。ギブソンってパンフレットすら手に入らなかったからホントに高嶺の花だった。楽器屋行ってもショーケースの中だからそれを見るだけだし、今じゃ気軽なブランドになってしまった部分もあるが…。
その「Super Sessions」のオープニングの一音一音をじっくりと何度も何度も聴いてギターを爪弾いて音を確認しながらフレーズごとにギターを弾くものの、まるで出来ない。音は取れるけどニュアンスやタイミングが全然違う。何て難しいんだ、これ、って思った。ブルースって深い、って。それでひたすらブルースに取り憑かれて分からないけど聴いて弾いて覚えまくった。今でもまだこの曲の音を取ってギターを弾くことは出来ない。永遠のテーマだな、この曲。そして二曲目の「Stop」は自分的には聴く曲で、飛ばさないけどギターを聴いてるだけの曲。次の「Man's temptation」はR&B風の歌モノなのでパス。そして「His Holy Modal Majesty」では鍵盤から始まる、時代を感じさせるサウンドで、雰囲気的にはPBBBでの「East West」と同じくモード展開的に迫ってくるのでブルースじゃないが、弾いているフレーズはブルースなので融合作品としての実験精神旺盛な取り組みです。しかしこれホントにレスポールなのか?とも思える音が不思議。この音が好きじゃないからレスポール好きじゃないっていう人に会った事もあるが、確かに分かる気がする。でも、これだけ繊細な音色もきちんと出せるギターだし、多分それこそが本質なのもレス・ポール氏のプレイを聴いていれば分かる。更にAラスの「Really」は「Albert's Shuffle」の兄弟楽曲とも言えるブルースギターを聴かせまくってくれる素晴らしい一曲。これもまたギターを抱えて一つ一つ音を取って爪弾いていく曲で、その内に曲とギターに聴き入ってしまう曲。良いなぁ、ほんとにこれ。
ボーナストラックが入っている再発盤では「Albert's Shuffle」の中間部分のホーンセクションなしのテイクが貴重。それとやはり同系統な「Blues For Nothing」が良い。自分的にはやはりこういうギターが大好きだ。所詮はブルースロック好きな小僧だったと。
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