Wishbone Ash - Live Dates
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Wishbone Ash - Live Dates (1974)

ライヴ・デイト
Argus
英国的哀愁系メロディをバンドで展開することの代表格は間違いなく初期のWishbone Ashなんだろう、しかもそれは名盤「Argus」一枚で打ち立てた金字塔と言っても過言ではないくらいに「Argus」の突出度が凄い。ウチのブログでも「Argus」の記事ってよく読まれているらしいのでいつの時代になっても「Argus」の突出度は明らかに金字塔なんだろう。それともうひとつ、Wishbone Ashと言えばツインギター。これもまたWishbone Ashを語る時の特徴になってるね。ツインリードギターという探し方をするとWishbone Ashしか出てこないんじゃないかっつうくらいに皆が皆そう書いているので、多分そういう世論なんだろう。ちなみに他にはどんなバンドが挙がってくるんだろ?と気になって結構Googleで遊んでたんだが、Thin LizzyとかIron Maiden、Judas Priestくらいで、そんなんみんな古いバンドじゃないか?と。新しいバンドはそういうツインリードの世界には進まないのか?出てきてもせいぜいArch Enemyくらいで、この50年を通してツインリードギターというものをバンドの中の売りにできたのは結局古いバンドばかりかと。この路線で話を進めようと思ったのになかなかネタが少なそう(笑)。
さて、哀愁系ハードロックバンドの雄として70年代初期に活躍したバンド、Wishbone Ash。1974年にリリースされた第一期の集大成ライブアルバムがこの「ライブ・デイト」だ。名盤「Argus」からの曲を中心にして…ってか中心になっちゃって、その次にリリースした当時の新作「Wishbone Four」はおざなりに、結局「Argus」でライブを占めていたというやや逆説的な展開はバンドの行き詰まり感を表していた?結果としてツインリードの双璧の一角を成していたテッド・ターナーがここで脱退、以降Wishbone Ashはアメリカンなサウンドに近づきながらどんどん失速していくのだが、もっとも輝いていた時期であろうライブアルバムが「ライブ・デイト」。今じゃ「ライヴ・デイト2」「Live Dates III」とリリースされているが、やはり最初の「ライブ・デイト」が一番思い入れも強いし、よく聴いたな。
まぁ、「Argus」中心と言いつつも大曲とドラマティックな楽曲群である以上冒頭やエンディングに配されているが故に言われる話で、楽曲もそりゃ多く入ってるけど、何となく感じるのは本人達が一番楽しんでいるのは実は「The Pilgrim」とかなんじゃないか?と。形の決まった美しさだけではなくバンドとしての一体感を味わう楽曲、ジャズの風味を持ちながらもロックというフィールドでバンドのツインリードも含めた「らしさ」が出ていて面白い音なのでね…、いや、一般ウケはしない曲だしセカンドアルバム「Pilgrimage」はそういう意味では全然ウケなかったんだけどさ、英国ロックファンとしてはその辺の方が時代性にマッチしてて面白いなとも思う。ただ、アルバムとして聴けばやはり冒頭からワクワクするようなイントロが流れて、あのギターの旋律がいつ入ってくるんだろうと期待感満載であのメロディが流れてきた時にはもう放出~って感じに気持ち良いのがあるしなぁ。この「ライブ・デイト」ってさ、多分相当アチコチのライブ会場で長期に渡って録音されたソースから編集されている感じがして、今回ヘッドフォンでじっくりと聴いてたんだけど、演奏の出来映えがかなり曲によって違うんだな。ギターのバランスとかはそりゃ統一してるけど、音の出方がそれぞれ違ってる。ベストテイクを集めているとは思うけど、それでも出来映えの差が大きい。冒頭2曲などはもっと良いテイクあったんじゃない?とか思うがそれは贅沢?ってかバンドのライブはそんなもん?個人的には言われているほどの名盤には聞こえなくて、それならスタジオ盤の方が面白いんじゃない?とか思うけどな。ただ、CDになって最後まで一気に聴けるようになって、最後の「Phoenix」っでトドメ刺されると、もう何でもいいか、これやっぱ凄い、って思っちゃう。




英国的哀愁系メロディをバンドで展開することの代表格は間違いなく初期のWishbone Ashなんだろう、しかもそれは名盤「Argus」一枚で打ち立てた金字塔と言っても過言ではないくらいに「Argus」の突出度が凄い。ウチのブログでも「Argus」の記事ってよく読まれているらしいのでいつの時代になっても「Argus」の突出度は明らかに金字塔なんだろう。それともうひとつ、Wishbone Ashと言えばツインギター。これもまたWishbone Ashを語る時の特徴になってるね。ツインリードギターという探し方をするとWishbone Ashしか出てこないんじゃないかっつうくらいに皆が皆そう書いているので、多分そういう世論なんだろう。ちなみに他にはどんなバンドが挙がってくるんだろ?と気になって結構Googleで遊んでたんだが、Thin LizzyとかIron Maiden、Judas Priestくらいで、そんなんみんな古いバンドじゃないか?と。新しいバンドはそういうツインリードの世界には進まないのか?出てきてもせいぜいArch Enemyくらいで、この50年を通してツインリードギターというものをバンドの中の売りにできたのは結局古いバンドばかりかと。この路線で話を進めようと思ったのになかなかネタが少なそう(笑)。
さて、哀愁系ハードロックバンドの雄として70年代初期に活躍したバンド、Wishbone Ash。1974年にリリースされた第一期の集大成ライブアルバムがこの「ライブ・デイト」だ。名盤「Argus」からの曲を中心にして…ってか中心になっちゃって、その次にリリースした当時の新作「Wishbone Four」はおざなりに、結局「Argus」でライブを占めていたというやや逆説的な展開はバンドの行き詰まり感を表していた?結果としてツインリードの双璧の一角を成していたテッド・ターナーがここで脱退、以降Wishbone Ashはアメリカンなサウンドに近づきながらどんどん失速していくのだが、もっとも輝いていた時期であろうライブアルバムが「ライブ・デイト」。今じゃ「ライヴ・デイト2」「Live Dates III」とリリースされているが、やはり最初の「ライブ・デイト」が一番思い入れも強いし、よく聴いたな。
まぁ、「Argus」中心と言いつつも大曲とドラマティックな楽曲群である以上冒頭やエンディングに配されているが故に言われる話で、楽曲もそりゃ多く入ってるけど、何となく感じるのは本人達が一番楽しんでいるのは実は「The Pilgrim」とかなんじゃないか?と。形の決まった美しさだけではなくバンドとしての一体感を味わう楽曲、ジャズの風味を持ちながらもロックというフィールドでバンドのツインリードも含めた「らしさ」が出ていて面白い音なのでね…、いや、一般ウケはしない曲だしセカンドアルバム「Pilgrimage」はそういう意味では全然ウケなかったんだけどさ、英国ロックファンとしてはその辺の方が時代性にマッチしてて面白いなとも思う。ただ、アルバムとして聴けばやはり冒頭からワクワクするようなイントロが流れて、あのギターの旋律がいつ入ってくるんだろうと期待感満載であのメロディが流れてきた時にはもう放出~って感じに気持ち良いのがあるしなぁ。この「ライブ・デイト」ってさ、多分相当アチコチのライブ会場で長期に渡って録音されたソースから編集されている感じがして、今回ヘッドフォンでじっくりと聴いてたんだけど、演奏の出来映えがかなり曲によって違うんだな。ギターのバランスとかはそりゃ統一してるけど、音の出方がそれぞれ違ってる。ベストテイクを集めているとは思うけど、それでも出来映えの差が大きい。冒頭2曲などはもっと良いテイクあったんじゃない?とか思うがそれは贅沢?ってかバンドのライブはそんなもん?個人的には言われているほどの名盤には聞こえなくて、それならスタジオ盤の方が面白いんじゃない?とか思うけどな。ただ、CDになって最後まで一気に聴けるようになって、最後の「Phoenix」っでトドメ刺されると、もう何でもいいか、これやっぱ凄い、って思っちゃう。
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