The Beach Boys - Smile
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The Beach Boys - Smile (1967)

The Smile Sessions (Box Set)
Pet Sounds (Remastered Mono Version)
はて、自分がロックを聴き始めてから多分30年近くが経過しているとは思うのだが、その中でビーチボーイズの名前に引っ掛かったことが実は殆ど無い。あったとしても「Surfin' USA」くらいのもので、どうして?ってのはまぁ、時代を経てきた人には大変わかり易く、某有名テレビ番組のテーマだったのでその一節を毎日聴いていたっつうことで、興味を持ったのだった。が、もちろんそれはビーチボーイズのベスト盤を手に入れれば良かっただけで、その他に入ってる曲もいわゆる一般的なビーチボーイズのサーフィンなイメージのR&Rばかりだったので安心して聴いていたってだけだ。それ以降、ロックの歴史を紐解いていく中ではしょっちゅう「Pet Sounds」や「Smile」の名前が出てきてはいた。ところがまるでビーチボーイズっていうものに興味を示すこともなく、また聞くこともなく実はず~っと通ってきた。まぁ、そんなバンドはたくさんあるんだろうけど、それでもここまでメジャーでそんなに聴いてないってのはあんまりないので、自分でも面白いなぁと思う。そしてなんでだろうか、と考えるのだが、やっぱアメリカの60年代ってのとワイルドなロックの世界じゃなかったってのとやっぱり「Surfin' USA」のバンドってのがあったからか。
かなり前だけどラモーンズの「Rocket to Russia」と言う作品を聴いてて、これは逆にパンクの3コードの象徴であるラモーンズが不思議じゃないんだけどサーフィンロックを演奏しているアルバムで、これが違和感ないんだな。なんで?とか思ったけど結局曲の構造は大して変わらないってのが要因だったと思う。ビーチボーイズのサーフィンロックもそこから発展すればそういう方向も可能なのか?また、簡単に言えば3コードから発展したビートルズの世界ってのもあり得るのか、と。そんな挑戦と野望と実験のひとつの成功がロック史でず~っと残っている「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」なんだろうと思う。そして更なる発展型の未発表アルバムとして長らく知られていた「スマイル」。どんなモンなんだろうね。話題だけは何度も聞いたし、サイケな感じで「」と似たような雰囲気はあるよ、とかね。ふ~ん…まぁ、アメリカのサイケってそんなに好きじゃないからなぁ…と。そんなんで全然聞かず仕舞い。
そんなことで、実は今回の「スマイル」のリリースによって「スマイル」を聴くのが実は初めてなのです。今にしてこんな風に楽しめるってまだまだ聴かないバンドとか残してあると楽しめて良いなぁ~と♪ヘンな期待とワクワク度を込めて聴いてみました、しかも初めて♪端的な感想としては…ある意味想像通りで今聴いたからよくわかるこの音。昔聴かなくて良かったかも。完璧にラリってるね、これは。ビーチボーイズがやる必要はなかった音だろうし、こんなん1967年時点でリリースされてもファンはついてこないだろうし、ボツにして正解としか言えない。アート気質強い時代でもさすがにねぇ、もともとこういうバンドだったらアリだろうけど…。そういう意味ではザッパの「Freak Out」の方が価値有るのかもしれなのだが、メジャー度は明らかにビーチボーイズ。しかしこの「スマイル」は凄い。まぁ未完成作品を無理やり仕上げているから当然なんだろうけど、ここまでディープなクラクラ感のないサイケデリックな世界ってのはやはりアメリカ。やっぱどう聴いてもビートルズの「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」の方がディープでクラクラする。1mgのタバコと24mgのタバコくらいの差がある気がするな。やっぱり時代の空気をパッケージしたモン勝ちだからなぁ。でも、「スマイル」という未発表作品がこうしてリリースされる時代は良い。普通のリスナーでもこうして聴けるんだからありがたい。聴かなきゃ感想も何もないさ。うん、ただ、こんなの誰も作れないだろってのは事実なので作ったのも凄いし当時リリースしなかったのも凄い、そして今リリースするのも凄い。ロックはまだまだ面白いね♪




はて、自分がロックを聴き始めてから多分30年近くが経過しているとは思うのだが、その中でビーチボーイズの名前に引っ掛かったことが実は殆ど無い。あったとしても「Surfin' USA」くらいのもので、どうして?ってのはまぁ、時代を経てきた人には大変わかり易く、某有名テレビ番組のテーマだったのでその一節を毎日聴いていたっつうことで、興味を持ったのだった。が、もちろんそれはビーチボーイズのベスト盤を手に入れれば良かっただけで、その他に入ってる曲もいわゆる一般的なビーチボーイズのサーフィンなイメージのR&Rばかりだったので安心して聴いていたってだけだ。それ以降、ロックの歴史を紐解いていく中ではしょっちゅう「Pet Sounds」や「Smile」の名前が出てきてはいた。ところがまるでビーチボーイズっていうものに興味を示すこともなく、また聞くこともなく実はず~っと通ってきた。まぁ、そんなバンドはたくさんあるんだろうけど、それでもここまでメジャーでそんなに聴いてないってのはあんまりないので、自分でも面白いなぁと思う。そしてなんでだろうか、と考えるのだが、やっぱアメリカの60年代ってのとワイルドなロックの世界じゃなかったってのとやっぱり「Surfin' USA」のバンドってのがあったからか。
かなり前だけどラモーンズの「Rocket to Russia」と言う作品を聴いてて、これは逆にパンクの3コードの象徴であるラモーンズが不思議じゃないんだけどサーフィンロックを演奏しているアルバムで、これが違和感ないんだな。なんで?とか思ったけど結局曲の構造は大して変わらないってのが要因だったと思う。ビーチボーイズのサーフィンロックもそこから発展すればそういう方向も可能なのか?また、簡単に言えば3コードから発展したビートルズの世界ってのもあり得るのか、と。そんな挑戦と野望と実験のひとつの成功がロック史でず~っと残っている「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」なんだろうと思う。そして更なる発展型の未発表アルバムとして長らく知られていた「スマイル」。どんなモンなんだろうね。話題だけは何度も聞いたし、サイケな感じで「」と似たような雰囲気はあるよ、とかね。ふ~ん…まぁ、アメリカのサイケってそんなに好きじゃないからなぁ…と。そんなんで全然聞かず仕舞い。
そんなことで、実は今回の「スマイル」のリリースによって「スマイル」を聴くのが実は初めてなのです。今にしてこんな風に楽しめるってまだまだ聴かないバンドとか残してあると楽しめて良いなぁ~と♪ヘンな期待とワクワク度を込めて聴いてみました、しかも初めて♪端的な感想としては…ある意味想像通りで今聴いたからよくわかるこの音。昔聴かなくて良かったかも。完璧にラリってるね、これは。ビーチボーイズがやる必要はなかった音だろうし、こんなん1967年時点でリリースされてもファンはついてこないだろうし、ボツにして正解としか言えない。アート気質強い時代でもさすがにねぇ、もともとこういうバンドだったらアリだろうけど…。そういう意味ではザッパの「Freak Out」の方が価値有るのかもしれなのだが、メジャー度は明らかにビーチボーイズ。しかしこの「スマイル」は凄い。まぁ未完成作品を無理やり仕上げているから当然なんだろうけど、ここまでディープなクラクラ感のないサイケデリックな世界ってのはやはりアメリカ。やっぱどう聴いてもビートルズの「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」の方がディープでクラクラする。1mgのタバコと24mgのタバコくらいの差がある気がするな。やっぱり時代の空気をパッケージしたモン勝ちだからなぁ。でも、「スマイル」という未発表作品がこうしてリリースされる時代は良い。普通のリスナーでもこうして聴けるんだからありがたい。聴かなきゃ感想も何もないさ。うん、ただ、こんなの誰も作れないだろってのは事実なので作ったのも凄いし当時リリースしなかったのも凄い、そして今リリースするのも凄い。ロックはまだまだ面白いね♪
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