Ray Davies - Return To Waterloo

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Ray Davies - Return To Waterloo (1984)
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 ミュージシャンによる映画界の進出、なかなか上手く行った事例もなくて同じアーティスティックな表現の場としてチャレンジするもののどうにも難しいようだ、って言うか、上手くいくとか成功するってのはどの次元での話なのかよくわからんから映画に出た、とかサントラ作ったとか映画作ったとかまではあるんだろうけど、歴史に残る作品だ、とか演技者として、監督としてかなりの評価を得たってなるのは難しいだろうってことだ。なんとか賞を取るとかさ、そういうミュージシャンはいないっつうことか。一方映画から音楽なんてのは簡単に流れてくるし、それなりに売れたりもするからやはり敷居が違うんだろうね。そんなことを今なら色々と見える部分あるけど、まぁ、単にアーティストとして音と映像をマッチさせた世界ってのは正に80年代から出てきたもの。いろいろあるけど、とりあえず流れ的に…。

 レイ・デイヴィス監督・脚本・出演による「Return to Waterloo」という一時間程度の映画…っつうのかな?イメージフィルムの延長みたいなもんか。そういうのではボウイが60年代の「The Image」ってマイムの無声映画出てたな…。しかしアーティストってのはアチコチで才能が開花することもあるのか、自分的にはこのレイ・デイヴィスの「Return to Waterloo」を最初に見た時は、自分的にはもう既にいくつもの映画を見たし、音楽も聞いてたし、PVとかいろいろ見てたけど、斬新な角度だったという印象。何度も見てないんだろうけど、しっかりと覚えているしインパクトも残ってる。何が?って…、セリフはほとんどなくってサントラ的にキンクスやレイ・デイヴィスのソロのロックがガンガン流れていって、映像も同じくスピーディに進んでいくんだけどその中で主役のサラリーマンの思考や不安、心の中みたいなのが見事に表されていて伝わってくるんだよね。レイ・デイヴィス本人はそのまま地下鉄で小銭を稼ぐミュージシャンとして出演していて、これがものすごいカリスマ感あるのに驚いたけど、話はもとより映像のスピード感とソリッド感がかっこよかった。更に一つの物語なんだけど、最初と最後が繋がっているという自分的には好きな展開のファンタジー…、ファンタジーだけどものすごく現実的で面白かった。

 音的にはキンクスのアルバム「Word of Mouth」が同時代の作品でいくつか収録されてるけど、今じゃちゃんとCD出てるし…自分はもちろんアナログで聴いてたが、ミックスっつうかカッティングっつうかが違っていてサントラの方がワイルドでシャープな音の質感だった気がする。実際どうなのか知らないけどそんな印象。それと入ってる曲もパンク的なロックだったりタイトル曲「Return to Waterloo」なんて全く泣ける曲だったり、映像と被るので余計に思い入れがある作品だね。こういうのをカルトムービーっつうんだろうなぁとか(笑)。刺激的な作品です♪



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フレ
Posted byフレ

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