Absolute Beginners - OST

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Absolute Beginners (1986)
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サントラに積極的なミュージシャンとたまたま使われているというだけのバンドとか映画と音楽の関係は深いけれど、そこにポップスやロックの需要というのはそれほどでもなくて、映画音楽というのはひとつの区分けになっているので同じ音楽と言ってもやはりかなり異なる。ジャズですらそれほど多くないんだから歌声の入る音楽なんてのはテーマかエンディング程度にしかならないのが一般的な映画での使用方法。…とまぁ、自分で書いててそういうことだったのか、と納得した次第でして、なんとなく理解していたつもりだけどそうだよな、だから映画とロックってのはあまりリンクしないことが多いんだよな。本数でのシェアカウントしたらリンクしてるのって多分数%程度もないだろう。そんな中で割と映画音楽に積極的な姿勢を見せていたのがデヴィッド・ボウイ。かなりの数アチコチで名前を見かけるし、自身の何本も映画に出ているワケだし。有名なのはもちろん「地球に落ちてきた男」だが、やはり「戦場のメリークリスマス」か。そのへんはまたいつか色々と書くとして、今回はロック青春映画とも言うのか、自分的には音から入ったので映画の印象がチープでしかないのだが「Absolute Beginners」。

 1986年に公開された映画「Absolute Beginners」のサントラなのだが、監督がジュリアン・テンプルって人で、PVとか結構作ってた人だからか、その関連などでボウイ、シャーデー、スタカン、レイ・デイヴィス、ギル・エヴァンス、エイス・ワンダーなどなど…なかなか興味深い名前が並ぶサントラで、何はともあれボウイのタイトル曲がしばらくこれでしか聴けない状態だったし、そういう意味ではレイ・デイヴィスの「Quiet Life」も「Absolute Beginners」でしか聴けない代物だったから重宝した。しかもThe Kinks全盛期にソロ名義で収録されているんだから、一体何事?って感じの録音なのだが、レイ・デイヴィスもこの頃映画にはかなり興味を抱いていた時期で、自身のソロ作品映画として「Return to Waterloo」が録られている。ボウイのタイトル曲はこの頃のポップスター然としたものではなくてこれもまた結構クールに淡々と訴えてくる感じのスタイルでシンプル。さすがにカメレオン的歌手なだけあって映画音楽となればどこか引き締めた音と詩で映画で一番目立つポイントへと出てくる辺りがさすが。シャーデーもこの頃かなり名の売れた時期だけど、かなり映画に特化した音というか雰囲気のサウンドで、自身の音楽性を出しながらもムーディな感じでユニーク。スタカンはいつも通りだけどこういうのってハイソだなぁとか思って聴いてた。あんまり好きじゃないバンドだったけどこうして聞くと雰囲気あって良いな、とか。ギル・エヴァンスは今さらながらと言わんばかりの巨匠なので上手く空気を出しているのは当たり前だが、80sの申し子的な印象だけが残ってしまったエイス・ワンダーは…、まぁ、こんなもんだろうけど可愛らしくて良いかね。

 映画そのものがミュージカル仕立てだからこういう曲が集まるのも当たり前だけど、ミュージシャンが書き下ろしてくれるってのがファンからすると貴重で価値があるし、一曲だけを映画のために、ってのは作る側からしたら随分気合の入る仕事だとも思うし、悪い作品にはならないのも頷ける。





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フレ
Posted byフレ

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