Ike & Tina Turner - Workin' Together

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Ike & Tina Turner - Workin' Together (1970)
Workin Together River Deep-Mountain High
Live! The Ike & Tina Turner Show, Vol. 1 - Ike & Tina Turner Live! The Ike & Tina Turner Show, Vol. 1 Proud Mary - The Best of Ike & Tina Turner - Ike & Tina Turner The Best

 もうちょっとロック寄りの…っつうかあくまでもイメージだけなので実際はそんなこともなかったのだろうけど、そんな歌い手さんいないかなってことで記憶の中とネットを貪ってみるといたいた、あまり馴染んでないけど名前は良く知ってるっつう人。ティナ・ターナー。「マッドマックス~サンダードーム~」の名演ぶりはハマリ役だったしなんといってもデヴィッド・ボウイやミック・ジャガーとのジョイントもあったし、本人の80年代のヒットもあったんで十分メジャーだよね。その頃から黒人ソウル系って全然ダメだったので聴いてなかったんだけど、せっかくなの今回登場。しかもどうせならってことでちょいと調べてアイク&ティナ・ターナーの方に進んでみようかと。60年代から活動しているご夫婦だったのでいろいろありすぎてよくわかんなかったけど、まぁ、ロックフィールド的には70年代なんだろう、って思って適当にアルバムを見ているとあったあった、ロックフィールドのナンバーが並ぶアルバムが。しかも名盤と言われているらしいじゃないか。

 「Workin Together」という1970年にリリースされた傑作として名高い一枚、のようだ。そもそもアイク&ティナ・ターナーがメジャーになったのもCCRの「Proud Mary」がウケたからっつうことのようで、まぁ、その頃の意欲的な作品ならば悪いはずもなかろう、と。はて、流してみる。いや~、ゴキゲンでファンキーなアイクのギターから始まって器用に展開されていくプレイ。久々にこういうギター聴いたなぁ。んで、ティナ・ターナーの歌声、もっとソウルフルに太い声かと思ってたけどそんなこともなくて結構か細い高音っつうか…いや、ソウルフルなんだが、アレサ・フランクリン聴いた後だからか、全然細く聞こえてしまってともすれば金切り声みたいな気もするが…多分それは比較対象が悪いんだろう。上手いし迫力も凄いよ、ただちょいと求めてた魂とは違うかなぁ…、これ。

 どっちかっつうとアイクのギターの方が興味深くなってしまって(笑)。「Get Back」のプレイとかわかりやすいよ~、この人のセンスの良さ。自身達の曲ではそんなに前に出てこないんだけどロックナンバーだと出てくる正にファンキーなギタープレイ。このリバーブがたまらんかも。そんなこと言ってたら思い切り「Funkier Than a Mosquita's Tweeter」っつう曲でファンキーなギタープレイを聴かせてくれます。コレ、いいわ、かっこ良い。ピュアなファンクって感じで確かに個性を出すにはやや当たり前感あるからこの位置に入っているんだろうけど、いいね。そして王道「Proud Mary」もCCRとはまるで異なるゴスペルチックなスタイルで何かの深さを醸し出しているスタイルで見事。こういうのは本領発揮のひとつだろうな…。それは最後の「Let It Be」にも当てはまるが…、これはアレンジのいじりようがなかったのかそのままに近いのでまぁ、それなりだけど、やっぱ曲の勝利です。

 実生活では色々とあったりするご夫婦だったようで、こんなワイルドでも実は非常に優しいティナ・ターナーということらしいが、70年代を魂と共に生きた二人だったのはなんとなく感じる。ジャケットセンス自体は良くないと思うけど、写っている被写体の二人の目が強い意志を秘めていて力づけられる。やっぱ名盤だな、「Workin Together」。





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フレ
Posted byフレ

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