The Star Club - Punk! Punk! Punk!

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The Star Club - PUNK!PUNK!PUNK! (1985)
PUNK!PUNK!PUNK! complete(紙ジャケット仕様) HELLO NEW PUNKS complete(紙ジャケット仕様)

 先日Twitterで面白いネタが流れてて、その影響から久しぶりに懐かしくもある日本のパンクバンドの雄、The Star Clubのことを思い出した。ここのブログでもそれは取り上げているだろうなと思って探してみたら実はまだ取り上げていなかったことに些か驚きながら、なるほどまだまだそんなネタがあるのか、と改めてロックの奥の深さを実感しながら、いいねぇ~、聴いてみよう~っと♪ってことでムチャチャ久しぶりに流しましたThe Star Club。

 1985年にリリースされたメジャーでのセカンドアルバム「PUNK!PUNK!PUNK!」だが、今でも歴史に残る名盤として崇められているようだ。自分的にはメジャーに行って二枚目でちょっと軟弱になっちゃったかな、と思った部分があってその時は結構聴いたけど、以降はすっかり聴いてなかったからさ。今回思い出して聴いてみて、しっかりと曲を覚えている自分にやや驚きながら、しかもこんなに迫力とパワーに満ち溢れた音だっけ?と意外性を発見。子供の頃の記憶なんてアテにならないものだっつうのをまたしても知ることになったんだな。

 80年代の日本のパンクバンドは概ねインディーズに残るものとメジャーになるものとがあったが、そのどちらにも迎合しないで自分のスタンスを貫き通したバンドっつうのは結構少ない。少なからずミュージシャンであったバンドは音的に進化していくからどうしてもメジャー色強くなるし、そもそもインディーズにこだわる世界ではネタ切れと繰り返ししかなくなって活動が維持できないものになっていくので、その合間を縫って自分のスタンスで貫き走れるバンドってのは実はものすごく少ない。ま、これはメジャーのポップスなんかでも同じなんだけどさ。ってな中でThe Star Clubってのは10年一日的にひたすらパンクロック。パンク。攻撃性を忘れることのないスタンスとのことで、今でもそのままの活動らしい。最近のはさすがに知らないんだが…。

 さて、「PUNK!PUNK!PUNK!」を久々に聴いてて…、何とも骨太で男臭くて硬派で不器用で熱い音なんだ…って。すごい名盤かもしれん、この「PUNK!PUNK!PUNK!」って。ジャケットもかっこ良いし、メジャーの音作りだからサウンドばっちりだし、しっかりとThe Star Clubっつうバンドの本質が録音されている感じだし。残念ながらライブを見たことはないんで、どんだけのモンなんかは知らないけど、多分この時期のライブだったらホント強烈な熱気だろうと思う。世界に出しても不思議のないくらいにエネルギーを持ったバンドだよなぁ。今の時代ならアメリカでもウケたりするのかも。何か軟弱になってる最近の音楽に飽き飽きしてる人はこういうの聴いて気合入れ直したら?と言いたくなるアルバム。ちょいと大音量で聴いていると自分が強くなったような気がするアルバムだね。



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フレ
Posted byフレ

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