Mott The Hoople - Mad Shadows
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Mott the Hoople - Mad Shadows (1970)

2009年の最終再結成5夜連続ライブで恐らく永遠に封印されたんだろうと思われるモット・ザ・フープルは実に様々なパンクロックバンドに愛された経緯を持っていて、その魂は脈々と生き続けているのだ。まぁ、それも英国…ロンドンでの影響下が大きいようで、実際にライブに遭遇していないとあの暴力性はわからなかったんだろうなぁというお話。もちろん実際には全然暴力的ではなかったみたいで、客の煽動が上手かったわけでもなく、単にストレートなR&Rをぶつけてきてくれただけで、それに観客が自身を重ねて感動してノリまくっていったってトコだろうか。それもコロンビアで売れる前の時代のお話というからあのアイランド時代で?と思ってしまうのだな。ハノイ・ロックスの面々だってモット・ザ・フープルの連中のプロデュースってことで大喜びしてたし、クラッシュだってモット・ザ・フープルのライブで影響受けて同じスタジオで、とかあったしさ。
1970年にリリースされたモット・ザ・フープルのセカンドアルバム「Mad Shadows」、ジャケットは一体何を訴えているのだろうか?写真の合わせ鏡のようだがモチーフがわからん。ヒプノシス的に見れば別にアートとして見れるんだが、タイトルを掛け合わしているとするならば、「狂気の影」なのだが…、何?それが凄く気になってるんだが、ちょこっっと調べた程度じゃわからん。昔から見てはいたけどあまり気にしなかったしなぁ…ってかあまり好んで聴くアルバムじゃなかったからだ。今聴くと何でコレをもっと聴かなかったんだ?と自分で不思議に思うのだが…。
冒頭の「Thunderbuck Ram」からしてエラくかっちょよいR&Rのリフで始まるじゃないか。この手の音はミック・ラルフスお得意技って感じだけどかなり凝ってて面白いし、ピアノも良い味出しててこれぞモット・ザ・フープル流R&Rって感じだね。その後続くのはイアン・ハンターお得意のバラード調な曲だけど、この人の歌と曲ってどこか切なさを感じてしまう哀愁があるんで、味が出てくるんだよ。だからごきげんなR&Rじゃないけど、何か良い。と思っていると名曲R&Rな「Walkin' With A Mountain」がごきげんに流れてくる。ちょいと短いけどこれもまたモット・ザ・フープルお得意のR&R。そしてまたやや悲しげなのが出てきて…、いやぁ、良いんだけどさ、その後のこれもラルフス作の「Threads Of Iron」を聴いてしまうとモット・ザ・フープルってこういう路線で良いじゃないか、と思ってしまうワケだな。ちょいとポップな雰囲気も持つR&Rだけど、イアン・ハンターの歌のお陰でどこか憂いがあるという代物。こういうのを違うボーカリストが歌うと多分ガラリと変わる…が、そこが良い。最後はイアン・ハンターお得意の聞かせる歌。泣けるねぇ…。
イアン・ハンターはこのアルバムが大嫌いなようで、一発録りで音のバランスも悪くてとてもじゃない、っつうものらしい。まぁ、確かにもっと磨き込めたんじゃないかとは思うけど、この味とか雰囲気とかグルーブって一発だから出てるんじゃないかななんてのも思う。アイランド時代は暗めと思ってたけど、いえいえ、確かに暗いけど味があって結構なR&Rですよ。多分聞く人も少ないと思うけど、英国R&R好きなら多分ハマれると思う。


2009年の最終再結成5夜連続ライブで恐らく永遠に封印されたんだろうと思われるモット・ザ・フープルは実に様々なパンクロックバンドに愛された経緯を持っていて、その魂は脈々と生き続けているのだ。まぁ、それも英国…ロンドンでの影響下が大きいようで、実際にライブに遭遇していないとあの暴力性はわからなかったんだろうなぁというお話。もちろん実際には全然暴力的ではなかったみたいで、客の煽動が上手かったわけでもなく、単にストレートなR&Rをぶつけてきてくれただけで、それに観客が自身を重ねて感動してノリまくっていったってトコだろうか。それもコロンビアで売れる前の時代のお話というからあのアイランド時代で?と思ってしまうのだな。ハノイ・ロックスの面々だってモット・ザ・フープルの連中のプロデュースってことで大喜びしてたし、クラッシュだってモット・ザ・フープルのライブで影響受けて同じスタジオで、とかあったしさ。
1970年にリリースされたモット・ザ・フープルのセカンドアルバム「Mad Shadows」、ジャケットは一体何を訴えているのだろうか?写真の合わせ鏡のようだがモチーフがわからん。ヒプノシス的に見れば別にアートとして見れるんだが、タイトルを掛け合わしているとするならば、「狂気の影」なのだが…、何?それが凄く気になってるんだが、ちょこっっと調べた程度じゃわからん。昔から見てはいたけどあまり気にしなかったしなぁ…ってかあまり好んで聴くアルバムじゃなかったからだ。今聴くと何でコレをもっと聴かなかったんだ?と自分で不思議に思うのだが…。
冒頭の「Thunderbuck Ram」からしてエラくかっちょよいR&Rのリフで始まるじゃないか。この手の音はミック・ラルフスお得意技って感じだけどかなり凝ってて面白いし、ピアノも良い味出しててこれぞモット・ザ・フープル流R&Rって感じだね。その後続くのはイアン・ハンターお得意のバラード調な曲だけど、この人の歌と曲ってどこか切なさを感じてしまう哀愁があるんで、味が出てくるんだよ。だからごきげんなR&Rじゃないけど、何か良い。と思っていると名曲R&Rな「Walkin' With A Mountain」がごきげんに流れてくる。ちょいと短いけどこれもまたモット・ザ・フープルお得意のR&R。そしてまたやや悲しげなのが出てきて…、いやぁ、良いんだけどさ、その後のこれもラルフス作の「Threads Of Iron」を聴いてしまうとモット・ザ・フープルってこういう路線で良いじゃないか、と思ってしまうワケだな。ちょいとポップな雰囲気も持つR&Rだけど、イアン・ハンターの歌のお陰でどこか憂いがあるという代物。こういうのを違うボーカリストが歌うと多分ガラリと変わる…が、そこが良い。最後はイアン・ハンターお得意の聞かせる歌。泣けるねぇ…。
イアン・ハンターはこのアルバムが大嫌いなようで、一発録りで音のバランスも悪くてとてもじゃない、っつうものらしい。まぁ、確かにもっと磨き込めたんじゃないかとは思うけど、この味とか雰囲気とかグルーブって一発だから出てるんじゃないかななんてのも思う。アイランド時代は暗めと思ってたけど、いえいえ、確かに暗いけど味があって結構なR&Rですよ。多分聞く人も少ないと思うけど、英国R&R好きなら多分ハマれると思う。
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