



週末になったのでようやく
クイーン+ポール・ロジャースのDVD
をじっくりと見ることができたのだが、やっぱり凄いなぁと改めて日本公演も思い出してました。やっぱり
「Love of My Life」での会場が一丸となった大合唱には感動しまくりなんだけど、日本公演でも同じようになったので、やっぱり凄い。で、こないだどこかで同じように感心したのを思い出したのが
サマーソニック2005での
オアシス
。千葉マリンスタジアムで大トリを飾ったので話題にもなったし、知っている人も多いんだろうけど、ここでの
「Don't Look Back In Anger」はそれこそ会場全体で大合唱していた。これを見ていた時に「すげぇ~」って思ったので、久々に超名盤セカンドアルバム
「(What's The Story)Morning Glory」
を聴き直した。
とにかく名曲揃いの
アルバム
で、口ずさめる曲も多いしメロディーのしっかりした曲も多く実に良い。オアシスって何となく軟弱なイメージのバンドだったので、リリースされた頃にはリアルタイムで知っていたんだけど、あんまり好みじゃなかったんだよね。でも、何かとちょこちょこと聴くこともあって、そのうちに結構良いんじゃない?みたいな感じでハマってきたので、ちょっと遅めのお気に入りアルバム。結構ハードロックなんだよね。兄弟の仲の悪さばかりが話題になるんだけど、兄ちゃんの音楽センスはかなり凄い。ギターひとつ取っても今までのギタリスト的感覚では出てこないフレージングだし、それでいて決してうるさくないサウンドに仕上げているところもオアシスらしい。そして名曲
「Don't Look Back In Anger」では兄ちゃんが作って兄ちゃんが歌っている。理由は兄ちゃんが作ったときに絶対名曲だから弟には歌わせないで自分で歌うんだって言い切ったかららしいが、おかげでサマソニ2005の時も他のライブもそうなんだけど、ライブで一番盛り上げるハイライトの終盤に弟はステージから消え去り、兄ちゃんが観客の大合唱を受けて歌い上げるんだな。ここでも面白いのは兄ちゃんはこの曲が好きだから、会場のファンにすらもあまりたくさんの部分は歌わせないトコロ。この辺はクイーンのフレディとは結構スタンス違うね。フレディは全編会場に歌わせようとするし、それをDVDとかで見ているとフレディの歌っている声が聞きたいんだけどなぁって思うもん。が、オアシスの兄ちゃんは自分でほとんど歌うから映像でも見栄えがするし、作品的にいいものになる。ってライブ盤聴いてないや。
ライブで面白かったのは弟がMCで英語で話すんだが、訛ってて何言ってるかよく聞き取れなくって、会場も「?」って感じだったのに兄ちゃんの歌の時はみんな英語で歌うもんだから弟は無視されてるって感じちゃったんだろうなぁってトコ。しょうがないよな、それ。うん、なかなか見れないレベルのライブだったな。結構な数のアルバム出してるにもかかわらず、セカンドアルバムからの選曲も結構あって彼らの中でも評価の高いアルバムなんだろう。
三枚目の
「Be Here Now」
も同様の構成で良いアルバムで、冒頭のヘリコプターの音からギターが鳴り始めるスタートはかなりかっこいい。この二枚は結構良く聴く。サマソニに行くってことで、新作
「Don't Believe the Truth」
もちょっと聴いたんだけど、どの曲も60年代のバンドの誰かのカバーみたいな曲で、いまいちピンとこなかったのが正直な感想。シングル「Lyla」なんてクラプトンの
「Layla」
みたいなタイトルで、曲は
ベルベット・アンダーグラウンド
って感じだしさ。まあ、いい曲をいっぱい作ってるからこういった遊び心のあるアルバムもいいのかもしれないね。それも余裕の表れかな。
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