Johnny Winter - Roots
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Johnny Winter - Roots (2011)

自分的には既に引退の領域に入っていたと思ってたジョニー・ウィンターが新譜をリリースすると聞いて軽く驚いたものだ。先日来日公演も行なっているし、そもそもイベントに出演したりというライブ活動を行なっているので別に現役ミュージシャンで別に不思議はないが。多分前に出たアルバム「I'm a Bluesman」のジャケットを見てちょっと終わった感があって、更にその頃のライブレビューを読むと益々終わった感があったから、さすがにしんどいだろうなぁと思ってた。そもそもアルビノというハンデもあるし、普通とは違うだろうし、なんて。だから今回「Roots」というアルバムがリリースされたのはちょっと驚いた。
ところがこの「Roots」というアルバムでは、見事にゲスト陣営が固められていてジョニー・ウィンターはそんなに仕事しなくても良いような状況になってる。アルバム全編聴いててもジョニー・ウィンターのギターソロ炸裂でもなく、やはりゲスト陣のプレイを中心にしている感じだ。歌はジョニー・ウィンターだし随所のギターももちろん本人だとは思うけど、どうにもジョニー・ウィンターである必要はほとんどないレベルのアルバムに仕上がっているようだ。だからと言ってつまらないというワケじゃないです。もちろんジョニー・ウィンターが影響を受けたブルースの名曲のオンパレードだから独自解釈もあって、ってそれがほとんどジョニー・ウィンター風のR&R調のブルースに仕上がっているのは根本的にこの人がジョニー・ウィンター・アンドの頃から変わらないって事だ。だから聴きやすいのかな、多分。往年の曲ばかりだから普通にロックファンでも耳にしたことのある曲も多いし、その料理方法も馴染みがあるはず。となるとゲスト陣営とのジョイントプレイに興味が移るが、面白い事に超有名人はほとんど参加していない。せいぜいデレク・トラックス程度で、他はアメリカ国内で地味に人気のあるミュージシャンが多く、パッと見ても誰これ?って感じ。
1) T-Bone Shuffle (featuring Sonny Landreth slide guitar)
2) Further On Up The Road (featuring Jimmy Vivino guitar)
3) Done Somebody Wrong (featuring Warren Haynes slide guitar)
4) Got My Mojo Workin’ (Frank Latorre – Harmonica)
5) Last Night (featuring John Popper on harp)
6) Maybellene (featuring Vince Gill on guitar)
7) Bright Lights, Big City (featuring Susan Tedeschi on lead guitar and vocals)
8) Honky Tonk (featuring Edgar Winter on sax)
9) Dust My Broom (featuring Derek Trucks on slide guitar)
10) Short Fat Fannie (featuring Paul Nelson on guitar)
11) Come Back Baby (featuring John Medeski on organ)
ユニークなのはヴィンス・ギルの「Maybellene」で、思い切りカントリーになっちゃってる。やはりデレクの「Dust My Bloom」はとんでもなく本物に近いトーンと音でオリジナルを知ってる人はかなり驚く感じのプレイ。今後ジョニー・ウィンターはこういう芸風になっていくのだろう。あの激しい男も年を取って車椅子でプレイをするようになってもブルースに懸ける人生に変わりはない事が素晴らしい。乾杯!!

自分的には既に引退の領域に入っていたと思ってたジョニー・ウィンターが新譜をリリースすると聞いて軽く驚いたものだ。先日来日公演も行なっているし、そもそもイベントに出演したりというライブ活動を行なっているので別に現役ミュージシャンで別に不思議はないが。多分前に出たアルバム「I'm a Bluesman」のジャケットを見てちょっと終わった感があって、更にその頃のライブレビューを読むと益々終わった感があったから、さすがにしんどいだろうなぁと思ってた。そもそもアルビノというハンデもあるし、普通とは違うだろうし、なんて。だから今回「Roots」というアルバムがリリースされたのはちょっと驚いた。
ところがこの「Roots」というアルバムでは、見事にゲスト陣営が固められていてジョニー・ウィンターはそんなに仕事しなくても良いような状況になってる。アルバム全編聴いててもジョニー・ウィンターのギターソロ炸裂でもなく、やはりゲスト陣のプレイを中心にしている感じだ。歌はジョニー・ウィンターだし随所のギターももちろん本人だとは思うけど、どうにもジョニー・ウィンターである必要はほとんどないレベルのアルバムに仕上がっているようだ。だからと言ってつまらないというワケじゃないです。もちろんジョニー・ウィンターが影響を受けたブルースの名曲のオンパレードだから独自解釈もあって、ってそれがほとんどジョニー・ウィンター風のR&R調のブルースに仕上がっているのは根本的にこの人がジョニー・ウィンター・アンドの頃から変わらないって事だ。だから聴きやすいのかな、多分。往年の曲ばかりだから普通にロックファンでも耳にしたことのある曲も多いし、その料理方法も馴染みがあるはず。となるとゲスト陣営とのジョイントプレイに興味が移るが、面白い事に超有名人はほとんど参加していない。せいぜいデレク・トラックス程度で、他はアメリカ国内で地味に人気のあるミュージシャンが多く、パッと見ても誰これ?って感じ。
1) T-Bone Shuffle (featuring Sonny Landreth slide guitar)
2) Further On Up The Road (featuring Jimmy Vivino guitar)
3) Done Somebody Wrong (featuring Warren Haynes slide guitar)
4) Got My Mojo Workin’ (Frank Latorre – Harmonica)
5) Last Night (featuring John Popper on harp)
6) Maybellene (featuring Vince Gill on guitar)
7) Bright Lights, Big City (featuring Susan Tedeschi on lead guitar and vocals)
8) Honky Tonk (featuring Edgar Winter on sax)
9) Dust My Broom (featuring Derek Trucks on slide guitar)
10) Short Fat Fannie (featuring Paul Nelson on guitar)
11) Come Back Baby (featuring John Medeski on organ)
ユニークなのはヴィンス・ギルの「Maybellene」で、思い切りカントリーになっちゃってる。やはりデレクの「Dust My Bloom」はとんでもなく本物に近いトーンと音でオリジナルを知ってる人はかなり驚く感じのプレイ。今後ジョニー・ウィンターはこういう芸風になっていくのだろう。あの激しい男も年を取って車椅子でプレイをするようになってもブルースに懸ける人生に変わりはない事が素晴らしい。乾杯!!
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