Peggy Lee - Then Was Then Now is Now!
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Peggy Lee - Then Was Then Now is Now! (1965)


「I Go To Sleep」という曲ってキンクスのレイ・デイヴィスが作った曲だけどそもそもはあのペギー・リーにあげた曲らしい。1965年のペギー・リーの「Then Was Then Now Is Now」というアルバムに「I Go To Sleep」が入ってるから、それは事実なんだな。かと思えばキンクスでは「I Go To Sleep」をレコーディングしてないんだからあくまでもレイ・デイヴィスが作曲してあげた作品なんだな。昨今の発掘音源シリーズなんかのボーナストラック付きアルバムではレイ・デイヴィスのデモ曲として陽の目を見ているけど、それまでは基本的に世に出ることはなかったハズなんだが、プリテンダーズにしてもシェールにしてもカバー曲があって、大きくペギー・リーのアレンジとは異なっているんだから面白い。それらのカバーはどちらかと言えばレイ・デイヴィスのデモの方に近いんだから。
1965年にリリースされたペギー・リーの「Then Was Then Now Is Now」っつうアルバムでして、既にベニー・グッドマンとの共演で名を上げてしまっていたペギー・リーの作品としては成熟期のものになるんだろうけど、この時期にいわゆるビッグバンドのボーカリストからコンボでのジャズボーカリストに変わっていったのか、はたまたポップスも歌うシンガーとして変わっていったのか、時代も時代だから売れる方向にシフトしていったんだろうけど、既にベテランの域にあったペギー・リーだからこそこういう新進のライターに書かせた曲を入れるなんていう冒険もできたのだろう。もっともアルバムの中の一曲だから大したことはないのだろうけど。時代も皆カバー曲いっぱい入ってるワケだし。ただ、受けたレイ・デイヴィスの方は「You Really Got Me」などでヒット曲を放った後のオファーだったろうし、ペギー・リーというイメージもあっただろうから、そう考えるとかなりシックな曲に仕上げている感じ。それこそ才能が開花し始めてきたってことこかもね。
そのペギー・リーの歌う「I Go To Sleep」は、レイ・デイヴィスのデモとは大きく異なり、ワルツを強調したややアップテンポな明るめの曲に仕上げている。もちろんメロディに憂いがあるので旋律的には暗いんだけど、テンポとアメリカなキャバレーソング的な明るさっつうのが上手く入ってて面白い。普通に聴いたらどこかの何かのキャバレーソングにしか聞こえないもん。それでも良い曲だね、って言われる類いと思うが。その辺が作曲者の想いとアレンジャーやプロデューサーとの考え方の相違なんだろうね。でも、これはこれで面白かったんじゃないか?こんな風に仕上がるんだ、っていうのがね。



「I Go To Sleep」という曲ってキンクスのレイ・デイヴィスが作った曲だけどそもそもはあのペギー・リーにあげた曲らしい。1965年のペギー・リーの「Then Was Then Now Is Now」というアルバムに「I Go To Sleep」が入ってるから、それは事実なんだな。かと思えばキンクスでは「I Go To Sleep」をレコーディングしてないんだからあくまでもレイ・デイヴィスが作曲してあげた作品なんだな。昨今の発掘音源シリーズなんかのボーナストラック付きアルバムではレイ・デイヴィスのデモ曲として陽の目を見ているけど、それまでは基本的に世に出ることはなかったハズなんだが、プリテンダーズにしてもシェールにしてもカバー曲があって、大きくペギー・リーのアレンジとは異なっているんだから面白い。それらのカバーはどちらかと言えばレイ・デイヴィスのデモの方に近いんだから。
1965年にリリースされたペギー・リーの「Then Was Then Now Is Now」っつうアルバムでして、既にベニー・グッドマンとの共演で名を上げてしまっていたペギー・リーの作品としては成熟期のものになるんだろうけど、この時期にいわゆるビッグバンドのボーカリストからコンボでのジャズボーカリストに変わっていったのか、はたまたポップスも歌うシンガーとして変わっていったのか、時代も時代だから売れる方向にシフトしていったんだろうけど、既にベテランの域にあったペギー・リーだからこそこういう新進のライターに書かせた曲を入れるなんていう冒険もできたのだろう。もっともアルバムの中の一曲だから大したことはないのだろうけど。時代も皆カバー曲いっぱい入ってるワケだし。ただ、受けたレイ・デイヴィスの方は「You Really Got Me」などでヒット曲を放った後のオファーだったろうし、ペギー・リーというイメージもあっただろうから、そう考えるとかなりシックな曲に仕上げている感じ。それこそ才能が開花し始めてきたってことこかもね。
そのペギー・リーの歌う「I Go To Sleep」は、レイ・デイヴィスのデモとは大きく異なり、ワルツを強調したややアップテンポな明るめの曲に仕上げている。もちろんメロディに憂いがあるので旋律的には暗いんだけど、テンポとアメリカなキャバレーソング的な明るさっつうのが上手く入ってて面白い。普通に聴いたらどこかの何かのキャバレーソングにしか聞こえないもん。それでも良い曲だね、って言われる類いと思うが。その辺が作曲者の想いとアレンジャーやプロデューサーとの考え方の相違なんだろうね。でも、これはこれで面白かったんじゃないか?こんな風に仕上がるんだ、っていうのがね。
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