Hapshash and the Coloured Coat - Hapshash and the Coloured Coat

2 Comments
Hapshash and the Coloured Coat - Hapshash and the Coloured Coat (1967)

Featuring the Human Host & the Heavy Metal Kids
Hapshash And The Coloured Coat - Hapshash & The Coloured Coat Hapshash And The Coloured Coat
Amazon MP3 Hapshash And The Coloured Coat

 ミッキー・フィンというパーカッショニスト…、ロック史の中でパッカションを叩くことでシーンに登場してくる人って名前浮かぶ?自分は多分あと一人、レイ・クーパーくらいしか浮かばないんだが、他にいるかなぁ…ってくらいにパーカッショニストなんてのは日陰者に近い。それでもミッキー・フィンとマーク・ボランは二人でシーンに踊り出てきた。まぁ、ミッキー・フィンはT-Rexが売れる頃にはいなくてスティーブ・トゥックに替わってしまったのだが…。そんなミッキー・フィンがT-Rex結成前に参加していたバンドってのがあってさ、そんなん誰も知らねえだろと思ってたら、Hapshash and the Coloured Coat ってバンドで、自分的には「へぇ~、アレに参加してたんだ?」と知った次第。うん、60年代末期のサイケデリックバンドとしてはほんのちょっとだけ知られているバンドだったハズ。美術生の集団だったような記憶ですが…。

 1967年にリリースされたHapshash and the Coloured Coat の作品、アルバムジャケット通りによくわからない超サイケデリックな音をひたすら出し続けたバンドで形容しがたいのだが、垂れ流しで聴いているとそのうちにこのトリップ感に大いにハマってくるという代物で、マジメに聴いてはいけないのかもしれない(笑)。ひたすら単調なリズムとフレーズでサイケデリックに迫ってくるオープニング曲からしてドラッグ感覚たっぷり。ベースはブイブイ言わせているし、ピアノも結構暴れているのにひたすら単調。売れるとか売れないとか気にすることなくプレイをしてみました的に強烈なサイケ系。アコギ使おうともどこかコーマス的に狂気を感じるが、二曲目など良い例でして、その狂気性の一端を担っているミッキー・フィンのパーカッションが抑揚させてくれる効果をたっぷりと含んでいるのがいいね。音楽的にどうのって言うかはともかく、こういうサイケな空気が必要だった時代なんだろう。初期のティラノザウルス・レックスとかなり近しい世界観を聴けるのも面白いかも。

 ヘンなバンドだなぁ…。随分昔に聴いたキリで完全に忘れ去ってた音だけど印象だけは残ってて、ジャケットのインパクトと共にヘンだったような…と。ただ、自分がこのヘン聴いてた時って他にもいっぱいヘンなの聴いてたからその辺との比較になっちゃってたんだよね。だからこんな機会に単発で聴いてみるってのはなかなか見直すには面白いタイミングだったかな。まぁ、無理して聞く必要は全くないくらいにどうでも良い音楽であることは確かだが(笑)。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 2

There are no comments yet.
通りすがり  

たまたま記事に辿り着いて、古い記事ですが気になったのでコメントさせていただきます。

>それでもミッキー・フィンとマーク・ボランは二人でシーンに踊り出てきた。まぁ、ミッキー・フィンはT-Rexが売れる頃にはいなくてスティーブ・トゥックに替わってしまったのだが…。

という記述は真逆で、ボランはスティーブ・トゥックの後にミッキー・フィンと組んでから
メジャーな売れ方をしたのだと思いますが……
(ティラノサウルスレックス時代もアンダーグラウンドでは評価が高かったようですが)。

他に拝見したT.REX関係の記事では間違っていなかったので
たまたまの書き間違いだと思うのですが、勘違いを与える記述だと思いましたので
コメントさせていただきました。

2016/12/09 (Fri) 04:06 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>通りすがりさん

ご指摘感謝です。

2016/12/11 (Sun) 22:02 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply