Opeth - Heritage

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Opeth - Heritage (2011)
ヘリテイジ Watershed

 ヨーロッパを代表するプログレメタルバンドのOpethも活動歴がかなり長くなっている。コンスタントにアルバムをリリースしながらどんどんと時代に合わせて変化したサウンドを打ち出してきた、正にヨーロッパ的なセンスが強くなってきているバンド。そのOpethがたまたまこの時期にDream Theaterと同じく新作をリリースしてきたので対比するわけじゃないけど聴いてみた。

 「ヘリテイジ」という作品で、バンドのそれまでの作品の経緯からするとかなり異質な音の作り方をしたという作品らしい。自分としちゃそんなにOpethというバンドに詳しいワケじゃないから違いをアレコレ書けるほどよく分かってない。ただ、冒頭からしてやはりヨーロッパ的なセンスに安心するというのが大きいかな。普通にイントロ~序曲でも、その時点でここから先の音を聴く心構えが出来るというか、音に入っていけるというのか…、それもヨーロッパ的な洗練された高品質な音だから心地良い。これまでのOpethってもっとグリグリ的なところがあったけど、随分とこなれてしまって優美なサウンドの品質になった気がする。それが好まれるか変化なのかはよく分かんないけど、自分的には結構良かったな。よりプログレになってきたっつう言い方もあるか。

 相変わらずの大作志向ではあるもののすんなりと全曲聴けてしまうのが曲のメリハリだろうし、起承転結ついているってことで、単調さはまるで皆無。先日聴いていたDream Theaterとは全然違う質感で、そりゃ比べるもんじゃないけど、プログレメタルっつう構築美で奏でている両者がこうも違うかって云う所が面白くて。自分がどっちのが聴きやすいかっていう指標としての話です。いつもOpethを聴くと他の作品もちゃんと聴こう~って思うんだけどなかなか制覇するに至っていない。本気でハマリ込める程にはなってないんだなと思うけど、まぁ、またそのうちガッツリハマったりするんだろう。そんな期待をしながら今回の新作「ヘリテイジ」はかなり古いエッセンスを含んでる気がします♪



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フレ
Posted byフレ

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