Leslie West - Mountain

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Leslie West - Mountain (1968)
Mountain Nantucket Sleighride
Collection - Leslie West Collection Electric Ladyland Studios 1975 - Leslie West Band Electric Ladyland Studios 1975

 マウンテンというバンドってそもそもアルバムのタイトルから発生したものなんだ、ってことを知ったのはバンドのマウンテンを知った後だった。アルバムタイトルがそのままバンドの名になるのはちょくちょくとある話だけど、元祖がレスリー・ウェストのマウンテンなんじゃないだろうか?ま、だからどうした?と言われても別に意味はない。マウンテンって正しく言い得て妙だったんだなと言うのを知ったのも後になってから。音が先で映像見たことなかったからね。そんなレスリー・ウェストの最初のソロアルバム、もちろんマウンテン前の話です。

 「Mountain」1968年にリリースされてて、丁度クリームのプロデュースを行っていたフェリックス・パッパラルディがこの頃にレスリー・ウェストと知り合った事で出てきたっていうタイミングもあったみたいだけど、面白い発掘。聴いてみて驚くのはまず歌よりもギターよりも左チャンネルでブイブイと鳴っているベースライン。一体誰がこんなベースラインを弾いてるんだ?ジャック・ブルース以外にもこんなベースを奏でる人がいたのか?なんて思ってしまうほどに「Mountain」で聴けるフェリックス・パッパラルディのベースラインは弾きまくっている。レスリー・ウェストのギターだってもちろん相当弾いているしかなりかっこ良いのも事実だし安定したフレーズが連発している…正しくマイケル・シェンカー♪いや、逆だが(笑)。それにしても左チャンネルのベースがうるさすぎる…。

 曲はバンドになってからの方が多彩な情景を見せてくれるので、本作「Mountain」で聴けるのはあくまでもオーソドックスなブルースロックスタイル。それでもこの頃のシーンを見れば圧倒的に安定したプレイヤーってのは分かるだろう。こんな風にギターを弾ける人ってアメリカじゃ少なかったんじゃないだろうか?思い付く中ではマイク・ブルームフィールドくらい?ジョニー・ウィンターはちょっと後だし…、いや、こんだけブルースをエレキできちんと聞かせるのは見事。マイケル・シェンカーもこういうのやってほしいなぁ…。

 そんなことで、歌やリズムはやや単調さがあるもののギターとベースのテクニックでアルバム丸ごとの信頼感が圧倒的に保てる一枚。ジャケットも言い得て妙なナイスなセンスはこの頃のアメリカには珍しい…、ベタではあるが。こういうギターを抑えていると後々の歴史がよく分かるようになるよ。それにしてもクリームに似た系統すぎる(笑)。





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フレ
Posted byフレ

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