Pete Townshend - White City
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Pete Townshend - White City (1985)

The Whoも完全に方向性を見失ってしまった1980年代、早々に解散コンサートで稼ぎまくってた中、メインソングライターのピート・タウンゼントはそもそもソロ作品をリリースしていたことから単に集中して様々なことにチャレンジし始めた。そもそも自分で作った作品の良いものをソロ作へ流用して、そこそこのものをThe Whoのアルバムとして作ったということで、ケニー・ジョーンズには疎まれていたこともあるようで…。実際はわからないけど、確かにアルバムの楽曲レベルを聴いているとそんな話もあながち外れていないこともわかるというものだ。そんな経緯はともかく、1985年になってリリースした気合の作品が本作「White City」だ。
現在のThe Whoでベーシストを担っているピノ・パラディーノがこの時点で既にベーシストとして参加しているし、そのベースプレイの華麗なラインは普通に聴いていても気になるくらいに存在感を出したプレイだ。楽曲そのものがかなりアメリカに好まれるマンハッタン・トランスファーサウンドなので、好みからしたら程遠いのだが、ミュージシャン達からは割とリスペクトされているのか、大物メンバーが参加してくることになるのだった。The Whoのピート・タウンゼントなんてそんなに他のアーティストと交流が多かったとは思えないんだが、こうしてソロになっていくと様々な人達から興味深いアーティストだったということがわかる。ロジャー・ダルトリーやキース・ムーンは人柄的なものがあるのでわかるのだが、ピート・タウンゼントなんてのはやっぱり音楽的才能からだろうか。
楽曲そのものはピート・タウンゼントが何者か知らずに聴いたらかなり面白くてちょいとおしゃれなビートの利いたロックナンバーだったりするので嫌われることはないだろう。ソリッドで勢いのあるナンバーから始まるし覚えやすいし、ロックスピリッツもしっかり伝わってくるから良いんじゃない?って思うけど、栄光のThe Whoを知っていたりするとちょいと悲しくなるようなナンバーなんだよな。こんなのやりたかったんかい?って思っちゃうもん。ジャストなビートでダンサンブルにさ…、新たな領域なのかもしれないけど全然ストリートさがない。ま、そんな感じに思ってしまってダメなんだけどさ、この「White City」のツアーを行った時に帯同したギタリストがあのデイブ・ギルモア。ピンク・フロイドの裁判中って時期でヒマだったんだろうか、それともピート・タウンゼントとの交流が深かったのか、よくわからないんだが妙な組み合わせでライブが行われたのだな。フロントにピート・タウンゼント、その脇にギタリストでデヴィッド・ギルモアっつう姿。ドラムはサイモン・フィリップスだったんじゃないかな?まぁ、そんな感じでやっぱり気合入ってたようでライブアルバム「Deep End Live」もリリースしたりビデオ作品「Deep End」もリリースしてた。確かに話題にはなるしThe Whoの曲もやってたりするんだからそりゃ楽しめただろうけど…、ね。


The Whoも完全に方向性を見失ってしまった1980年代、早々に解散コンサートで稼ぎまくってた中、メインソングライターのピート・タウンゼントはそもそもソロ作品をリリースしていたことから単に集中して様々なことにチャレンジし始めた。そもそも自分で作った作品の良いものをソロ作へ流用して、そこそこのものをThe Whoのアルバムとして作ったということで、ケニー・ジョーンズには疎まれていたこともあるようで…。実際はわからないけど、確かにアルバムの楽曲レベルを聴いているとそんな話もあながち外れていないこともわかるというものだ。そんな経緯はともかく、1985年になってリリースした気合の作品が本作「White City」だ。
現在のThe Whoでベーシストを担っているピノ・パラディーノがこの時点で既にベーシストとして参加しているし、そのベースプレイの華麗なラインは普通に聴いていても気になるくらいに存在感を出したプレイだ。楽曲そのものがかなりアメリカに好まれるマンハッタン・トランスファーサウンドなので、好みからしたら程遠いのだが、ミュージシャン達からは割とリスペクトされているのか、大物メンバーが参加してくることになるのだった。The Whoのピート・タウンゼントなんてそんなに他のアーティストと交流が多かったとは思えないんだが、こうしてソロになっていくと様々な人達から興味深いアーティストだったということがわかる。ロジャー・ダルトリーやキース・ムーンは人柄的なものがあるのでわかるのだが、ピート・タウンゼントなんてのはやっぱり音楽的才能からだろうか。
楽曲そのものはピート・タウンゼントが何者か知らずに聴いたらかなり面白くてちょいとおしゃれなビートの利いたロックナンバーだったりするので嫌われることはないだろう。ソリッドで勢いのあるナンバーから始まるし覚えやすいし、ロックスピリッツもしっかり伝わってくるから良いんじゃない?って思うけど、栄光のThe Whoを知っていたりするとちょいと悲しくなるようなナンバーなんだよな。こんなのやりたかったんかい?って思っちゃうもん。ジャストなビートでダンサンブルにさ…、新たな領域なのかもしれないけど全然ストリートさがない。ま、そんな感じに思ってしまってダメなんだけどさ、この「White City」のツアーを行った時に帯同したギタリストがあのデイブ・ギルモア。ピンク・フロイドの裁判中って時期でヒマだったんだろうか、それともピート・タウンゼントとの交流が深かったのか、よくわからないんだが妙な組み合わせでライブが行われたのだな。フロントにピート・タウンゼント、その脇にギタリストでデヴィッド・ギルモアっつう姿。ドラムはサイモン・フィリップスだったんじゃないかな?まぁ、そんな感じでやっぱり気合入ってたようでライブアルバム「Deep End Live」もリリースしたりビデオ作品「Deep End」もリリースしてた。確かに話題にはなるしThe Whoの曲もやってたりするんだからそりゃ楽しめただろうけど…、ね。
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