Amy Winehouse - Frank
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Amy Winehouse - Frank (2003)

Frank (Deluxe Edition)
Back to Black (Deluxe Edition)
気怠い日曜日の朝、まぁ、平日よりは目覚めは良いのと前日もよく寝てたな~ってのもあって目を覚ます。目覚めはかなり良い方でベッドでグズグズするってのはあんまりなくって起きるなら起きるか…って感じで目覚めて動くのである意味朝の微睡みを堪能するということはあまり出来た試しがない。まぁ、隣に寝る相手によるのだろうが(笑)。いや、それはともかく、そんな朝、普通にMacを立ち上げてコーヒーを飲みながらボーッと色々なチェックをする。最近ではtwitterの生々しい情報が割と役に立つのだが、難点はあまりにも情報が早く流れていってしまって些細な情報まで目が行き届かないで消えて行ってしまうことだ。些細な情報ほど欲しているものなのに。それが、日曜の朝だったと言うのもあって割とゆっくり情報が流れていったんだな。その中にエイミー・ワインハウス死去の報を見つけた。ロック軽や音楽系のTLではないところで見つけて、ん?って。ホントのニュース?またデマ?と思って英語で書かれたリンクへ行く。何となくホントらしい。ん?BBCのサイトを覗く…、堂々と載ってる。ん?ん???んんん????「え?」。
それからネットを漁りまくったけどね、やっぱドラッグやって酒飲んでそのままってことらしい。まぁ、慣例に習えば嘔吐物を詰まらせてことになるか。実際はともかくそんな感じなんだろうな。ドラッグと酒だけじゃそうはならないし、その先にあるものがいつも起因するもんだ。それからのマスコミ、「27クラブ」に加入とのホザいてた報道が目立ってさ、まぁ、ジャニス、ジミヘン、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズあたりの話からだろうけど、そこから二十数年離れたカート・コバーンや更に15年以上離れたエイミー・ワインハウスを入れるのはあまりにもアホらしい気がするし、ロックの伝説を作りたがっているのもわかるが、それじゃオーティス・レディングとかデュアン・オールマンとかキース・ムーンとか27歳じゃなかったから取り上げないのか、って。ロックとかドラッグとかの共通項は良いけど年齢は意味無いだろ。あまりにも事例が少なすぎるしねぇ。ま、いいや。アホらしさはともかく、エイミー・ワインハウスをそんな風に語ってみたトコロで、何も報われない。
1983年生まれでデビューは2003年なのでハタチ前後でのデビュー。ファーストアルバム「フランク」を聴いてみてわかるように圧倒的な歌声と色気と才能を感じるものだ。曲の好き嫌いはともかくロックやソウルというハートで聴かせる音楽が好きな人にはまずエイミー・ワインハウスの歌声を感じてほしいし、そりゃ名盤「バック・トゥ・ブラック」の方が曲の良さとかグレードアップした歌唱力や表現力ってのを聴けるんだが、まずはこのファースト「フランク」での挑戦。自分をそのまま見せるかのように歌中心でうるさいアレンジや妙な小細工は一切なくしてエイミー・ワインハウスという歌手を出している。ソウルフルにムーディに、ジャジーにカリプソにスカに…、サラ・ヴォーンの世界観なのかな、夜ワインを飲みながら一人で耽ってほしいサウンド。決してスターのエイミー・ワインハウスは見えてこないし、ジャンキーな彼女も見えてこない。自分の前に立つ優しく包容力のあるオンナ、母親、友人、愛人、恋人、そんな印象が浮かぶ。それでも別に話しかけてこないっつうか…、思い切り集中して聴いて欲しい音です。ジャンル的に括るのも難しいけど、二十歳で出てきて27歳で死んで既にセレブでカリスマ、そして伝説になっていくんだからこれからいつか嫌でも聴く時が来るとは思う。いや、そういう風に伝説に語り継がれていく歌声だと思う。本人がどんなんで回りが書き立てるゴシップネタなんてのはどうでも良いし、ロックならそんなのは勲章だ。それよりも一番本気で取り組んでいた音楽でエイミー・ワインハウスという歌手を知ってほしい。
一昨年くらいから新作に取り掛かっているとか出来上がっているとか色々な噂が絶えなかったし、実際3枚目のスタジオ・アルバムは既に出来上がっているようだ。リリースのタイミングを図っていた矢先でのツアー中止と今回の出来事だったようで、多分年内中には追悼盤新作としてリリースされるんじゃないかな。ジャニスの「Pearl」みたいなもんか。頼むからアチコチのライブの編集で構わないので本当に彼女が歌い上げていて鳥肌立つような熱唱シーンをまとめたDVDをリリースしてくれないかな。長いライブだと大体酔っ払ってたり声が出てなかったりするから、よってても良いけど凄いライブばかりをね、期待したい。BBCのライブなんかは結構良かった気がするが…。
死ぬ3日前のiTunes Festivalに愛弟子のライブへのゲスト出演した際のライブ映像が残っているようで、これが最後の公の場での映像のようだ。もちろん常に死を予感させる生き方だったからいまさらに死ぬようには見えないとも言わないし、死ぬように見えるとも言えない。そんな一瞬を思い切り生きていく人生だったのかな。特に寂しさが強かった人でもないと思うけどわかんないな。この才能を亡くしたのは実に残念だ。合掌。
iTunes Festival: London 2007 - EP
Rarities Edition: Frank
Last Gig




気怠い日曜日の朝、まぁ、平日よりは目覚めは良いのと前日もよく寝てたな~ってのもあって目を覚ます。目覚めはかなり良い方でベッドでグズグズするってのはあんまりなくって起きるなら起きるか…って感じで目覚めて動くのである意味朝の微睡みを堪能するということはあまり出来た試しがない。まぁ、隣に寝る相手によるのだろうが(笑)。いや、それはともかく、そんな朝、普通にMacを立ち上げてコーヒーを飲みながらボーッと色々なチェックをする。最近ではtwitterの生々しい情報が割と役に立つのだが、難点はあまりにも情報が早く流れていってしまって些細な情報まで目が行き届かないで消えて行ってしまうことだ。些細な情報ほど欲しているものなのに。それが、日曜の朝だったと言うのもあって割とゆっくり情報が流れていったんだな。その中にエイミー・ワインハウス死去の報を見つけた。ロック軽や音楽系のTLではないところで見つけて、ん?って。ホントのニュース?またデマ?と思って英語で書かれたリンクへ行く。何となくホントらしい。ん?BBCのサイトを覗く…、堂々と載ってる。ん?ん???んんん????「え?」。
それからネットを漁りまくったけどね、やっぱドラッグやって酒飲んでそのままってことらしい。まぁ、慣例に習えば嘔吐物を詰まらせてことになるか。実際はともかくそんな感じなんだろうな。ドラッグと酒だけじゃそうはならないし、その先にあるものがいつも起因するもんだ。それからのマスコミ、「27クラブ」に加入とのホザいてた報道が目立ってさ、まぁ、ジャニス、ジミヘン、ジム・モリソン、ブライアン・ジョーンズあたりの話からだろうけど、そこから二十数年離れたカート・コバーンや更に15年以上離れたエイミー・ワインハウスを入れるのはあまりにもアホらしい気がするし、ロックの伝説を作りたがっているのもわかるが、それじゃオーティス・レディングとかデュアン・オールマンとかキース・ムーンとか27歳じゃなかったから取り上げないのか、って。ロックとかドラッグとかの共通項は良いけど年齢は意味無いだろ。あまりにも事例が少なすぎるしねぇ。ま、いいや。アホらしさはともかく、エイミー・ワインハウスをそんな風に語ってみたトコロで、何も報われない。
1983年生まれでデビューは2003年なのでハタチ前後でのデビュー。ファーストアルバム「フランク」を聴いてみてわかるように圧倒的な歌声と色気と才能を感じるものだ。曲の好き嫌いはともかくロックやソウルというハートで聴かせる音楽が好きな人にはまずエイミー・ワインハウスの歌声を感じてほしいし、そりゃ名盤「バック・トゥ・ブラック」の方が曲の良さとかグレードアップした歌唱力や表現力ってのを聴けるんだが、まずはこのファースト「フランク」での挑戦。自分をそのまま見せるかのように歌中心でうるさいアレンジや妙な小細工は一切なくしてエイミー・ワインハウスという歌手を出している。ソウルフルにムーディに、ジャジーにカリプソにスカに…、サラ・ヴォーンの世界観なのかな、夜ワインを飲みながら一人で耽ってほしいサウンド。決してスターのエイミー・ワインハウスは見えてこないし、ジャンキーな彼女も見えてこない。自分の前に立つ優しく包容力のあるオンナ、母親、友人、愛人、恋人、そんな印象が浮かぶ。それでも別に話しかけてこないっつうか…、思い切り集中して聴いて欲しい音です。ジャンル的に括るのも難しいけど、二十歳で出てきて27歳で死んで既にセレブでカリスマ、そして伝説になっていくんだからこれからいつか嫌でも聴く時が来るとは思う。いや、そういう風に伝説に語り継がれていく歌声だと思う。本人がどんなんで回りが書き立てるゴシップネタなんてのはどうでも良いし、ロックならそんなのは勲章だ。それよりも一番本気で取り組んでいた音楽でエイミー・ワインハウスという歌手を知ってほしい。
一昨年くらいから新作に取り掛かっているとか出来上がっているとか色々な噂が絶えなかったし、実際3枚目のスタジオ・アルバムは既に出来上がっているようだ。リリースのタイミングを図っていた矢先でのツアー中止と今回の出来事だったようで、多分年内中には追悼盤新作としてリリースされるんじゃないかな。ジャニスの「Pearl」みたいなもんか。頼むからアチコチのライブの編集で構わないので本当に彼女が歌い上げていて鳥肌立つような熱唱シーンをまとめたDVDをリリースしてくれないかな。長いライブだと大体酔っ払ってたり声が出てなかったりするから、よってても良いけど凄いライブばかりをね、期待したい。BBCのライブなんかは結構良かった気がするが…。
死ぬ3日前のiTunes Festivalに愛弟子のライブへのゲスト出演した際のライブ映像が残っているようで、これが最後の公の場での映像のようだ。もちろん常に死を予感させる生き方だったからいまさらに死ぬようには見えないとも言わないし、死ぬように見えるとも言えない。そんな一瞬を思い切り生きていく人生だったのかな。特に寂しさが強かった人でもないと思うけどわかんないな。この才能を亡くしたのは実に残念だ。合掌。


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