Procol Harum - Shine on Brightly
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Procol Harum - Shine on Brightly (1968)

Ten Years Afterの名が出てくると自然的にProcol Harumという名前も連想してしまうのは古い人間にしかわからない事だろう。1972年のTen Years After来日では当時としては非常に珍しかったであろう外タレ同士のジョイントコンサートで、そのジョイント相手がProcol Harumだった。人気の度合いで言えばその頃ならProcol Harumの方が認められていたんじゃないかな。しかし、多くのファンはTen Years Afterを見に行ったようなので、こちらに分があったと思われる。いや、自分もその世代じゃないからわかんないけど、ウッドストック公開がたぶん日本では1970年頃だろうし、TYAはその頃スーパースターだったけど、数年経ってしまうとねぇ…、それでも皆見たかったと思う。プロコル・ハルムはと言えば「青い影」のヒットが1967年頃だっけ?その頃は人気あっただろうけど1972年の時点では割とマニアックなロックファンに受けていたという状態じゃないかと。
1968年にリリースされたプロコル・ハルムのセカンドアルバム「Shine on Brightly」は多分プロコル・ハルムと言うバンドのこれからの姿が大いに詰め込まれている作品として知られているアルバムで、常に秀逸なアルバムしかリリースしていないバンドの実力が大いに分かると言うものだ。プロコル・ハルムってどうしても「青い影」から入ってしまうのでオルガンのドーンとした雰囲気のバンドというイメージが強くて、派手めなロックなサウンドじゃなくてクラシカル、はたまた教会音楽的な側面が強くて好き嫌い分かれるんだろうと。どうしても音がミドルゾーンに詰め込まれた感じに聞こえてしまって、自分もそんなに得意なバンドじゃなかったし。それでも英国ロック聴いてると聴けるようになるもので、しかも作品全てが傑作だってのがレベル高くて聴かざるを得ないっつうかね。
歌はソウルフルっつうか重くてもっさりな感じだけどもちろん上手い。鍵盤はもうオルガンピアノ含めて主役だし、ギターはロビン・トロワーなのでそれなりのブルースギター。目立つ曲は無茶苦茶目立つのでなるほど名を上げたハズだと思うプレイがそこかしこに。そして名ドラマーとして玄人受けしていたB.J.ウィルソンのドラミング…自分はあんまりよくわからないんだけど、この人のドラミングは天下一品との誉れも高く、ボンゾに似てるからかねぇ…と。さて、「Shine on Brightly」というアルバムの作品群としては冒頭二曲は「青い影」で聴けるオルガン教会音楽的なドーンとしたサウンドなんだけど3曲目以降はちょいと実験的な方向に進んでいるのか、ロビン・トロワーが結構全開に弾いているのが興味をそそる。ジミヘン的と呼ばれる所以もわかる気がするスペイシーなギタープレイを披露しています。ジミヘンこの頃現役で生きてたけど。そしてB面大作18分のプログレッシブロックの始まりともコンパクトサージェントペパーズとも言える重要作品。ムーディー・ブルースとプロコル・ハルムってのはこういうクラシカルな世界からロックへ入り込みプログレッシブな展開に進む楽曲をいち早く発表していたんだが、なかなか日本的には認知度が低い感じ。自分も含めてやっぱり70年代のプログレが面白いからだろうな。60年代末期のこのへんはまだ未成熟だから研究材料という意味合いの方が強いもん。でもね、やっぱこの展開とかすごく練られているのもわかるしThe Whoの「Tommy」なんかも同じだもんな…。やっぱ60年代ロックの偉人達はポジティブな姿勢だね。そんな面白さが詰め込まれた作品「Shine on Brightly」。
ちなみに英国以外は緑の神秘的なジャケットでリリースされていて昔はこっちが一般的だったが、今じゃオリジナル英国盤のピアノアップのジャケットが普通になっているみたい。


Ten Years Afterの名が出てくると自然的にProcol Harumという名前も連想してしまうのは古い人間にしかわからない事だろう。1972年のTen Years After来日では当時としては非常に珍しかったであろう外タレ同士のジョイントコンサートで、そのジョイント相手がProcol Harumだった。人気の度合いで言えばその頃ならProcol Harumの方が認められていたんじゃないかな。しかし、多くのファンはTen Years Afterを見に行ったようなので、こちらに分があったと思われる。いや、自分もその世代じゃないからわかんないけど、ウッドストック公開がたぶん日本では1970年頃だろうし、TYAはその頃スーパースターだったけど、数年経ってしまうとねぇ…、それでも皆見たかったと思う。プロコル・ハルムはと言えば「青い影」のヒットが1967年頃だっけ?その頃は人気あっただろうけど1972年の時点では割とマニアックなロックファンに受けていたという状態じゃないかと。
1968年にリリースされたプロコル・ハルムのセカンドアルバム「Shine on Brightly」は多分プロコル・ハルムと言うバンドのこれからの姿が大いに詰め込まれている作品として知られているアルバムで、常に秀逸なアルバムしかリリースしていないバンドの実力が大いに分かると言うものだ。プロコル・ハルムってどうしても「青い影」から入ってしまうのでオルガンのドーンとした雰囲気のバンドというイメージが強くて、派手めなロックなサウンドじゃなくてクラシカル、はたまた教会音楽的な側面が強くて好き嫌い分かれるんだろうと。どうしても音がミドルゾーンに詰め込まれた感じに聞こえてしまって、自分もそんなに得意なバンドじゃなかったし。それでも英国ロック聴いてると聴けるようになるもので、しかも作品全てが傑作だってのがレベル高くて聴かざるを得ないっつうかね。
歌はソウルフルっつうか重くてもっさりな感じだけどもちろん上手い。鍵盤はもうオルガンピアノ含めて主役だし、ギターはロビン・トロワーなのでそれなりのブルースギター。目立つ曲は無茶苦茶目立つのでなるほど名を上げたハズだと思うプレイがそこかしこに。そして名ドラマーとして玄人受けしていたB.J.ウィルソンのドラミング…自分はあんまりよくわからないんだけど、この人のドラミングは天下一品との誉れも高く、ボンゾに似てるからかねぇ…と。さて、「Shine on Brightly」というアルバムの作品群としては冒頭二曲は「青い影」で聴けるオルガン教会音楽的なドーンとしたサウンドなんだけど3曲目以降はちょいと実験的な方向に進んでいるのか、ロビン・トロワーが結構全開に弾いているのが興味をそそる。ジミヘン的と呼ばれる所以もわかる気がするスペイシーなギタープレイを披露しています。ジミヘンこの頃現役で生きてたけど。そしてB面大作18分のプログレッシブロックの始まりともコンパクトサージェントペパーズとも言える重要作品。ムーディー・ブルースとプロコル・ハルムってのはこういうクラシカルな世界からロックへ入り込みプログレッシブな展開に進む楽曲をいち早く発表していたんだが、なかなか日本的には認知度が低い感じ。自分も含めてやっぱり70年代のプログレが面白いからだろうな。60年代末期のこのへんはまだ未成熟だから研究材料という意味合いの方が強いもん。でもね、やっぱこの展開とかすごく練られているのもわかるしThe Whoの「Tommy」なんかも同じだもんな…。やっぱ60年代ロックの偉人達はポジティブな姿勢だね。そんな面白さが詰め込まれた作品「Shine on Brightly」。
ちなみに英国以外は緑の神秘的なジャケットでリリースされていて昔はこっちが一般的だったが、今じゃオリジナル英国盤のピアノアップのジャケットが普通になっているみたい。
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