Pearl Jam - Vitalogy

0 Comments
Pearl Jam - Vitalogy (1994)
Vitalogy Vs.
Pearl Jam Pearl Jam

 90年代ってもちろんリアルタイムで通ってるんだけど全然その時代の音楽シーンを通ってない時代です。ってのもね、何か古いの聴き漁ってた時期で新しいのは後で聴けばいいからとにかくひたすら昔のを聴きまくるんだ~みたいな頃=マニアになりつつある過程だったワケです。そりゃ騒がれたりしたものは多少耳にしているのはあるけど、基本的にそんなに何でもかんでも聴くって感じでもなかったしテレビ見るでもないしもちろんラジオ聴くでもなかったから自分と周辺の情報だけで音楽を漁ってたしね、だからあんまりよく知らない。英国モノなら情報はいくつか入ってきていたのでオアシスとかあったけど、そんなに当時は興味なかったし。アメリカものとなるとこれがまたとんと知らないのだ。Nirvanaだってあの一曲くらいしか耳にしたことはない。だからその周辺のグランジと呼ばれるシーンはほぼまるで知らない。故に今回取り上げたPearl JamってバンドだってThe Whoのコンサートで出てきたり、再結成The Doorsのボーカリストとして出てきたので知っただけだ。それでもPearl Jamを聴くきっかけにはならなかったが。

 まぁ、そんなことではあったが名前だけはそりゃ知ってた。音は聴かなかったけどシーンの動きはね、何となくは抑えてたからかな。Nirvanaと比較して、とか言うのもなかったので今回ちゃんと聴いたのは初めてです。だからまともなブログが書けるとは思わないんだが(笑)、それでもね、まぁ、いい機会なので聴いてみたってトコです。

 三枚目の名盤とされている1994年リリースの「Vitalogy」。アチコチの情報をあまり漁らずに音に挑戦してみたので背景とか過去経緯とかそれほど知らないままです。カート・コバーンの自殺劇がかなりの影響を及ぼしていると言われているけど、よくわかんないので純粋に音を聴いた感触の書き方になるんだが、とにかく音がチープ。ガレージっつうかグランジっつうか、敢えてこの音作って出しているんだろうけど、ガレージな音。1994年のアルバムだよな?と確認しちゃうくらいにアングラな音質。雰囲気はだから重いっつうか暗いっつうか、インパクトはある。曲は意外ときちんとしたテクニックと構成でグランジと呼ばれるような粗ったい音じゃなくてもっとハードロック的っつうかな、パンク的とも言うが、そんな感じなので結構意外に思った。ただ、やっぱりちょっと深いアルバムなんだなってのは感じるし、影のあるエネルギーっていうのか凄いスタンスを感じるのは多分エディ・ヴェダーの歌のせいだ。それとバンドの緊張感なのかな、これ。あまり良好ではないバンドの雰囲気だったようだけどそのまま音に出ている…ってことは音を表現できるバンドだったってことだ。ロック的な重さというかは精神的な重さが強い感じでやはり90年代のアメリカは病んでいたんだなぁと思うばかりのサウンド。これがPearl Jamなんだ…と初めて聴いた感触ですな。もの凄い衝撃はないんで好みの問題だろうけど、ポリシーみたいなのはすごくわかる気がする。

 うん、まだまだだな、こういうのをきちんと理解しないのは。ってか自分にわかる日が来るのかどうかも自信ないかも。ただ、聴いているといくつかの曲で確かにジム・モリソン的なカリスマ性を感じるのはあるので、なるほどなってのはある。The Whoとの絡みってのはよくわかんないが、精神的なものかな。…二回目聴いてたらちょっとハマっても良いかも…って思えてきたぞ。「Tremor Christ」とかエラく主張性が高いじゃないか…。ちょっとガスタンクっぽくないか?




関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply