The Electric Flag - The Trip
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The Electric Flag - The Trip (1967)

The Trip
The Electric Flag: Live
グレイトフル・デッドのトリップさ加減をそのまま映画のサントラとして用いてしまったニッチなヒーロー、マイク・ブルームフィールド率いるエレクトリック・フラッグ。今普通に考えても何でまたマイク・ブルームフィールドがこんなワケの分からない映画のサントラを手がけて更に訳の分からないサウンドを創り上げたのか…、時代なのかねぇ。
そんなエレクトリック・フラッグ名義でリリースした映画「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」のサントラアルバム。まぁ、もちろんなんだが、冒頭は映画のテーマ曲みたいな感じでやや長尺に盛り上げているものの、以降は挿入曲のようなものなので多分シーンに合わせたサイケな音が流れているだけ。決してマイク・ブルームフィールドの華麗なるギターが宙を舞うと言うようなものではない。ただ、唯一11曲目だけが延々とギターソロを披露しているという貴重さがあるので重宝されているというのが真実。如何に音楽的に評価しようとも最全盛期でもあったマイク・ブルームフィールドのギタープレイをひたすら堪能したいのがリスナーの願望だろうよ。まぁ、裏切らない曲があっただけでもめっけもんとしようか。
ギターヒーローとしてのマイク・ブルームフィールドに対してはそんな印象なんだけど、実際マイク・ブルームフィールド自体はこの「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」のタイトルの下にも書かれているように「An American Music Band」というアメリカという大陸が包括している音楽全てを奏でるために結成したバンドという壮大なことを考えていたようなのでこんな作品にもきちんと手を出して完成させていきたいと思っていたのだろう。なるほどマイク・ブルームフィールドのこの後の作品を聴いているとそんな気配をいくつも感じてしまうし、実践していたのも確か。ブルースからカントリー、サイケデリックからブルーグラスなどなどどんな音楽でもマイク・ブルームフィールドにかかればお手の物、見事な音楽の伝道師となっている姿がわかる。
そんなマイク・ブルームフィールドの時代を反映した妙なアルバムとして語られている「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」、何度も聴かないけれど、ひとつの思いが叶ったアルバムとしては確かな証だったんだろう。しかしまだまだ弾き足りないんじゃないのかなぁ、このギター。




グレイトフル・デッドのトリップさ加減をそのまま映画のサントラとして用いてしまったニッチなヒーロー、マイク・ブルームフィールド率いるエレクトリック・フラッグ。今普通に考えても何でまたマイク・ブルームフィールドがこんなワケの分からない映画のサントラを手がけて更に訳の分からないサウンドを創り上げたのか…、時代なのかねぇ。
そんなエレクトリック・フラッグ名義でリリースした映画「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」のサントラアルバム。まぁ、もちろんなんだが、冒頭は映画のテーマ曲みたいな感じでやや長尺に盛り上げているものの、以降は挿入曲のようなものなので多分シーンに合わせたサイケな音が流れているだけ。決してマイク・ブルームフィールドの華麗なるギターが宙を舞うと言うようなものではない。ただ、唯一11曲目だけが延々とギターソロを披露しているという貴重さがあるので重宝されているというのが真実。如何に音楽的に評価しようとも最全盛期でもあったマイク・ブルームフィールドのギタープレイをひたすら堪能したいのがリスナーの願望だろうよ。まぁ、裏切らない曲があっただけでもめっけもんとしようか。
ギターヒーローとしてのマイク・ブルームフィールドに対してはそんな印象なんだけど、実際マイク・ブルームフィールド自体はこの「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」のタイトルの下にも書かれているように「An American Music Band」というアメリカという大陸が包括している音楽全てを奏でるために結成したバンドという壮大なことを考えていたようなのでこんな作品にもきちんと手を出して完成させていきたいと思っていたのだろう。なるほどマイク・ブルームフィールドのこの後の作品を聴いているとそんな気配をいくつも感じてしまうし、実践していたのも確か。ブルースからカントリー、サイケデリックからブルーグラスなどなどどんな音楽でもマイク・ブルームフィールドにかかればお手の物、見事な音楽の伝道師となっている姿がわかる。
そんなマイク・ブルームフィールドの時代を反映した妙なアルバムとして語られている「The Trip: Original Motion Picture Soundtrack」、何度も聴かないけれど、ひとつの思いが叶ったアルバムとしては確かな証だったんだろう。しかしまだまだ弾き足りないんじゃないのかなぁ、このギター。
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