Joss Stone - Mind Body & Soul

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Joss Stone - Mind Body & Soul (2004)
Mind Body & Soul Soul Sessions
Mind, Body & Soul - Joss Stone Mind, Body & Soul The Soul Sessions - Joss Stone The Soul Sessions

 やっぱり生々しい歌声や肌に近い楽器ってのが一番性に合う。聴いていて心地良いし自然に音楽と触れ合える。そんなことをここ最近で実感したのでちょっと明るめにその手の世界に触れていこうじゃないか、と…ってもそんなに色々あるワケでもない…、ロック好きの人間が知ってる音世界の広さの範囲なんてタカが知れてるじゃないか、と開き直りもありながら、それでもここ最近の発掘ではかなり印象深いアーティストとして自分の中に残っているのがジョス・ストーン。御大ジェフ・ベックのライブに参加していたことで知ったんだけど、その実力の深さに驚いて手を出してみたソロアルバムファーストの「Soul Sessions」がこれまたぶっとびもので、一気に全部聴き漁りました。

 そんなことで、今回は2004年にリリースされたセカンドアルバム「Mind Body & Soul」です。この「Mind Body & Soul」という言葉はジョス・ストーンの標語になってもいたタイトルで、正しくソウルマインドを歌いますっていう表明か。アルバムの中味はオーソドックスなR&Bに根ざしたソウルなサウンドで変な飾り付けもほとんどなく、歌とコーラスワークでひたすら攻めてくるピュアにソウル。黒い感じが強いのは当たり前なんだけど、不思議なことに思い切りの黒さを感じることはない。どこか軽めの白人ソウル的な面があるんだな。いや、声聞いても音聴いてもR&Bなんだけど…、なんでだろ?スティーブ・ウィンウッドの声とかもそうじゃない?ブルーアイドソウルって言葉は嫌いだけど、正しくBlue Eyed Soul。こんだけ歌歌える人は多くないし、しかもきっちりとオーソドックスなソウルから歌い始めているってもんだ。しかもほとんどジョス・ストーン自らが作った作品って言うから驚く。好きなんだねぇ。

 根本はそんな風だけどさすがにアレンジなどに関しては時代を反映している側面もあって「You Had Me」なんかはヒットを狙った感じは出たアレンジだしね。冒頭に曲がスタンダードなソウルだったのに大していきなりこれだからアルバムとしちゃあちょいとバランスが悪い。もっともそんなの気にする必要もないんだろうけど。それで知られてこういう人がウケていくってのは良いからね。しかしコレでこの時17歳。才能に年齢は関係ないけど、あまりにも凄い才能。しかも英国出身っつうのも驚くばかり。品行方正のまま正しくソウルシンガーで道を進んでほしい実力派の歌手。嬉しいね、こんだけ心を込めて歌われるとさ。





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フレ
Posted byフレ

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風呂井戸  

 フレさん、私もジェフ・ベックのアルバムやライブから彼女を知りましたが、当時イモージェン・ヒープの方に行ってしまって、彼女を聴き込んでいませんでした。そうです、彼女もマークしていたのです・・・・・・アタックしなければいけなかった。これからちょっと私も遅まきながら・・・・と、思っているところです。

2011/07/01 (Fri) 21:53 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸 さん

自分はそっち行くの忘れてました(笑)。
ベックによる女の子の紹介って貴重な事ですよね、ほんと。
ただ、きちんと残っていく娘がどれくらいいるかだなぁ。

2011/07/02 (Sat) 10:47 | EDIT | REPLY |   

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