Night Ranger - Somewhere in California

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Night Ranger - Somewhere in California (2011)
サムホエア・イン・カリフォルニア

 先日来日公演を果たした復活後ナイト・レンジャーが一部話題になっていたのでちょいと気になって情報漁りしてると何と新作発表のツアーだったらしい。へぇ~、新作ですか…と気になって聴いてみた。ただ、聴く前に気になったのが誰がナイト・レンジャーを名乗っているんだ?っていう不思議感でしてね、蓋を開けてみればジェフ・ワトソンもアラン君もいないワケでして、結局ナイト・レンジャーの声であるジャック・ブレイズとブラッド・ギルズとドラムのケリーがオリジナルメンバーって事で…、まぁ、半数いるなら良いのか。個人的にはジェフ・ワトソンがいないのは残念だ。

 アルバム「Somewhere in California」、全くタイトル通りにカラッとした爽やかさを売りに出した実にナイト・レンジャーらしい新作でこれまでの再結成アルバムと比較してもかなりファンの期待するナイト・レンジャーってアルバムの出来映えで、かっこ良い。単純にハジけていてスカッとするかっこ良さが心地良いですよ。アルバム丸ごと聴いていると飽きてしまうが、それぞれに凝った部分をきちんと持って、王道HR/HMの流れをしっかりと現代風に打ち出してくれてギターヒーローも復活、ブラッド・ギルズは流石なプレイを聴かせてくれます。太陽の下で聴くなら滅茶苦茶快適なアルバムで暗さまるで無しってのが良い。一時期のバラードバンドとしての汚名?というかある種得意技でもあるバラードは今回も収録されていて、これがまたかなりの傑作に仕上がっているから、やはりメロディメイカーとしてのジャック・ブレイズの才能はまるで枯れていないようだ。

 あんまり知られているかどうか分からないが、ドラムのケリー・ケイギーも結構なメロディメイカーとシンガーでバラードも得意と云う、その実才能溢れるミュージシャンが集まって狙って音を出しているっていうバンドでもある。ある意味TOTOやジャーニーのような産業ロックバンド的位置付けでもあるけど、そこにブラッド・ギルズというHM界出身の人間が入っている事でグッとファンからの信頼度を増しているって所だ。まぁ、オジーに対するリスペクトでもあるが…。いや、そんな風に音を聴いてはいないけど、新作の出来映えの良さを聴いて、やっぱりプロだなと思ったんでね。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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ドイツ特派員  
放置してました

フレさん、

いやあ2年放置してましたが、これは良いですよ。正に黄金期ですね、これって。ほんと、この単純な快活さって近年なかったから気持ちいいですよ♪

2013/02/03 (Sun) 23:48 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ドイツ特派員さん

確かにねぇ、この爽快さは近年のアメリカンロックにはないですからねぇ。
改めて聴いて、何と流せる音なんだろう、と思いました(笑)。

2013/02/06 (Wed) 00:19 | EDIT | REPLY |   

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