Roy Harper - HQ
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Roy Harper - HQ (1975)

Songs of Love and Loss, Vol. 1 & 2
英国ロック史に燦然と名前を残しながらもその実無名でもあるという不思議な人がロイ・ハーパー。Pink Floydの「Wish You Were Here」ゲストボーカル参加やLed Zeppelin「レッド・ツェッペリンIII」では曲のタイトルに名前が登場してしまうほどの人物なのに、ロイ・ハーパーの音楽についてはほとんど知られていない。何かのロック本なんかを見るとプログレフォークシンガーという訳の分からない書き方なんてのもあるので、フォークなのか?何だ?みたいな感じでね。ピンと来ないんだよ。かと言って探して買い求めるほど自分はロイ・ハーパーを聴きたいのか?って感じでもないし…と。難しい立ち位置の人です。
そんなロイ・ハーパーのアルバム史の中ではかなり上位に位置すると言われている「HQ」です。1975年にリリースされた作品で、レコーディングスタジオがPink Floydと同じで、そのPink Floydは隣で「Wish You Were Here」を録音中だったことから「Have A Cigar」での客演が実現したのだが、その時ロイ・ハーパーが録音していたアルバムで、こちらにはデイブ・ギルモア、ジョン・ポール・ジョーンズ、クリス・スペンディングにビル・ブラッフォードというバックの面々。凄いスーパーバンドが後ろに従えられていて、ある意味では夢のセッションでもあるが、そんな布陣がこのアルバムで叶えられている。みなさん個性溢れる人ばかりなので聴いているとちゃんとわかるのも嬉しい。ブラッフォードなんて個性的だもんな。
さて「HQ」の音…、その前のアルバム群数作にはJimmy Pageが参加していたのでフォーク寄りの作品群だったのだが…、ってJimmy Pageが参加していたので、って言う言い方もヘンだが(笑)。今作「HQ」ではロック、R&R、フォークなどなどバリエーションに満ち溢れている作品で充実している。中でも「Forget Not Me」なんて聴いているとLed Zeppelinのアコースティックな世界観そのままが聴けるので面白い。なるほど、そういう影響だったりしたのだな…と。一方でPink Floydの「Have A Cigar」とまるで同じ風味を感じる「Hallucinating Light」ってのも続く。それでもまだまだロイ・ハーパーの奥深さには自分的には近づけていない気がするのであまりにも深すぎる人物。音楽活動そのものは深くもないのに参加しているアルバムが幅広い実力派ミュージシャンのものばかりってのもセンスの良さだろう。Kate Bushのアルバムにも参加してるし。
深い…、4~5枚のアルバムを聴いたことがあるんだけど、いつも深い感銘を受けながらもなかなか入り込めない、と言うか聴いた時は入るんだけどどうしても残ってこない。でも多分英国の音楽だから何度も聴いているとどこか懐かしさを覚えてしまう音楽なのだろう、心地良さはぴったりと当てはまる。それにしても春夏に聴く音楽ではないな(笑)。



英国ロック史に燦然と名前を残しながらもその実無名でもあるという不思議な人がロイ・ハーパー。Pink Floydの「Wish You Were Here」ゲストボーカル参加やLed Zeppelin「レッド・ツェッペリンIII」では曲のタイトルに名前が登場してしまうほどの人物なのに、ロイ・ハーパーの音楽についてはほとんど知られていない。何かのロック本なんかを見るとプログレフォークシンガーという訳の分からない書き方なんてのもあるので、フォークなのか?何だ?みたいな感じでね。ピンと来ないんだよ。かと言って探して買い求めるほど自分はロイ・ハーパーを聴きたいのか?って感じでもないし…と。難しい立ち位置の人です。
そんなロイ・ハーパーのアルバム史の中ではかなり上位に位置すると言われている「HQ」です。1975年にリリースされた作品で、レコーディングスタジオがPink Floydと同じで、そのPink Floydは隣で「Wish You Were Here」を録音中だったことから「Have A Cigar」での客演が実現したのだが、その時ロイ・ハーパーが録音していたアルバムで、こちらにはデイブ・ギルモア、ジョン・ポール・ジョーンズ、クリス・スペンディングにビル・ブラッフォードというバックの面々。凄いスーパーバンドが後ろに従えられていて、ある意味では夢のセッションでもあるが、そんな布陣がこのアルバムで叶えられている。みなさん個性溢れる人ばかりなので聴いているとちゃんとわかるのも嬉しい。ブラッフォードなんて個性的だもんな。
さて「HQ」の音…、その前のアルバム群数作にはJimmy Pageが参加していたのでフォーク寄りの作品群だったのだが…、ってJimmy Pageが参加していたので、って言う言い方もヘンだが(笑)。今作「HQ」ではロック、R&R、フォークなどなどバリエーションに満ち溢れている作品で充実している。中でも「Forget Not Me」なんて聴いているとLed Zeppelinのアコースティックな世界観そのままが聴けるので面白い。なるほど、そういう影響だったりしたのだな…と。一方でPink Floydの「Have A Cigar」とまるで同じ風味を感じる「Hallucinating Light」ってのも続く。それでもまだまだロイ・ハーパーの奥深さには自分的には近づけていない気がするのであまりにも深すぎる人物。音楽活動そのものは深くもないのに参加しているアルバムが幅広い実力派ミュージシャンのものばかりってのもセンスの良さだろう。Kate Bushのアルバムにも参加してるし。
深い…、4~5枚のアルバムを聴いたことがあるんだけど、いつも深い感銘を受けながらもなかなか入り込めない、と言うか聴いた時は入るんだけどどうしても残ってこない。でも多分英国の音楽だから何度も聴いているとどこか懐かしさを覚えてしまう音楽なのだろう、心地良さはぴったりと当てはまる。それにしても春夏に聴く音楽ではないな(笑)。
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