Johnny Winter - Guitar Slinger

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Johnny Winter - Guitar Slinger (1984)
ギター・スリンガー【紙ジャケット仕様】【24bitリマスタリング】

 弾きまくりギタリストと言えば自分的に思い出すのはやはりJohnny Winterだが、この人も時代と共に音楽性は結構変化していて、根底はブルースながらもやはり商売だから、ってな事が所属レーベルによって変わる。そういうのあってアメリカ人らしいなと。そういえば最近ようやく初めて来日公演して、エラく好評だったが、やはり全盛期に来てほしかった。1990年の来日公演が実現していればもっと違ったのかも、とチケットまで取って中止になった恨みを呟いてみる。それで先日の来日公演は行ってないが、椅子に座って弾くジョニー・ウィンターをあまり見たいとも思わないからだ。ビデオで見るジョニー・ウィンターの指さばきが印象的なのでね。ジョニー・ウィンターって親指でベースライン弾きながら他の指でソロ弾いてるんだよ、信じられる?もう人間ワザ超えてるもん。

 Johnny Winterがアリゲーターレーベルに移籍したことによる効果は自身の作品以外にマディ・ウォーターズのアルバムプロデュースも含めてかなり波及的な効果を上げていたハズ。そこに自身の1984年リリースの作品「ギター・スリンガー」をぶち込んだが、これがまたどういうワケか結構売れた。何でだろ?このヘンからJohnny WInterの名が世に知られ始めて、いわゆる商業的には全盛期が始まった。

 しかし「ギター・スリンガー」って何で売れたんだろ?特に凄いアルバムでもないけど話題だったのかね?それともこの頃はブルースブームだっけ?不思議だ。クラプトンが魂売ってた頃と言えばそうかもしれないので、その頃に聴いたJohnny Winterは本物のブルースメンだと言うかっこ良さがあったか。SRVは新生ブルースメンとして出てきた頃だし。何はともあれ、Johnny Winterが意を決してアリゲーターから思う存分、これまでのように飾ったり売ることを考えたりしないで好きにブルースを自分流にやってみたアルバムが「ギター・スリンガー」。全部カバー曲ばかりだが、全然そんなの気にならないし分かるほどでもなかったのでひたすら聴いてた。聴きやすかったのもある。音もモダンだし。それでいてギターの音はしっかりとアグレッシブに弾いていて、教科書みたいなアルバムだった。久しぶりに聴いてるけど、やはりセンス良いな。70年代ほどアグレッシブには弾いていないけどブルースに忠実に、そしてエレクトリックで個性を出して弾いてる。ジャケットも何も全部新生ジョニー・ウィンターとして見せてたのかな。



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フレ
Posted byフレ

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