Rory Gallagher - Notes from San Francisco

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Rory Gallagher - Notes from San Francisco (2011)
Notes from San Francisco Stage Struck

 ロックのギターってやっぱかっこ良いよなぁ…とここ最近そんなのばかり聴いていて思う。色々なスタイルがあるけどやっぱり弾く人の熱い想いが込められた人間的な感情が表現されている音が好きだ。テクニカルでなくても不器用でもギターに表れてくるものだし、それが音を通じて自分にも響く、そんなのにたくさん出会えているし、まだまだ出会えるだろう。バンドの音圧のパワーにも感動するけど、ギターと言う側面から聴く情感の響きってのは直接ね、来るんです。そんなギターの筆頭株と言えば、多分十中八九の人が賛同してくれるだろうロリー・ギャラガー。これがまたさ、未発表作品をまとめてくれて、且つその時期のライブをセットにしてパッケージも新たにリリースされました。

 「Notes from San Francisco」とのことで、今更何故に?って気もするが、これまでにも様々なアルバムのボーナストラックとして収録されていた未発表曲をひとつのアルバムとしてリリースしてくれたDisc1のスタジオ録音盤。完璧に出来上がってるのでおぉ~と思っていたが、いきさつについては今回初めて知った次第。アルバム録音済だったもののもっとシンプルに力強いロックアルバムに仕上げ直したいってことでやり直したものが1979年にリリースされた「Photo Finish」らしいが、その前の録音盤。つまりはロリー・ギャラガー本人はあまり好ましく思っていなかった作品かも。まぁ、今更そんなの気にすることもなく、本人が存命であっても今回の作品は出されたことだろう。何せ聴いてみてわかるように、とんでもなくロックなアルバムなんだから。全然シンプルだしロックだし、重いしギターもそりゃロリー・ギャラガーらしいプレイが炸裂しているし、楽曲の質も相変わらずのレベルをキープしているんだから。リリースしない手はない。

 こうして聴くとねぇ、やっぱり器用な面も多くわかって、スライドにしても、普通に弾いている音にしても音色変えてるのもよくわかるし、更にボーカルがかなり迫力ある。ここから更に作り直すのはそりゃ反感買うだろうよ…。それでも妥協しなかったロリー・ギャラガー、見事だ。

 更にライブ名盤アルバムとして名を馳せている「Stage Struck」と同じツアーになるのかな?1979年のライブから丸ごと記録されたライブがDisc2に入ってて、初っ端から超強烈な「Follow Me」が始まる。この曲はホントにオープニングを飾るには最高にキレがあってかっちょ良い。エラく調子の良いライブなんじゃないの、これ。「Stage Struck」よりも熱いって思うんだからそりゃおかしいくらいのテンションだよ。もっと前にリリースされていればより一層ロリー・ギャラガーのファン層が広がったかもなぁ。こんな魂の塊みたいなギターを弾ける人ってホント貴重。いないよねぇ。聴いてるだけで熱くなってくるもん。そんな人間臭さとアグレッシブさが堪らなく響く今日この頃…ってか昔からか。そんな気分にさせてくれる作品が新たにリリースされたのは実に喜ばしい。是非是非「Notes from San Francisco」を聴いてみて下さい♪







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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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zagan  
発注済み

自宅には届いているはず。
明日の帰宅が楽しみです。

2011/06/17 (Fri) 13:19 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>zaganさん

届いた?
ってか聴ける状況?
聴いて燃えて元気になって下さい♪

2011/06/18 (Sat) 19:37 | EDIT | REPLY |   

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