Stevie Ray Vaughan - In Step
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Stevie Ray Vaughan - In Step (1989)
1980年代後半の会話…
「最近SRVって全然名前出てこなくなったけど知ってる?」
「いや、ドラッグに溺れてそのまま消えてったらしいよ」
「ふ~ん…、ロックだな。」

何かつい最近の事のように思い出した(笑)。実際にね、そんな会話した記憶があったんですよ。SRVって結構衝撃的でさ、1985年には来日公演してて、自分は行ってないけど、それなりに日本では盛り上がったりしたし、それから何年もアルバムリリースとか音沙汰なくて…、せいぜい日本公演のライブアルバム「Live Alive」が出た程度だけど、その頃も今も「Live Alive」を聴いてスゲェ~って感動するくらいのライブアルバムではなかったんで…、いや、どこか大人しいっつうか迫力がなくてね。そんなこともありつつ、80年代末期になってきてさ、そんな会話したんだな。まだアルバム制作中とかそういう情報もオンタイムで入ってくるワケじゃなく、雑誌を片っぱしから読んでればわかるかもしれない情報源が頼りで…。まぁ、ドラッグ中毒でってのは確かだったワケだが、そのまま消えて行くってことはなかったな。
1989年にリリースされていて実に前作「Soul to Soul」から4年ぶりってことだからデビューして3年間で3枚のアルバム出して4年休んでのアルバムリリースってワケだ。後になってからSRVのキャリアを紐解いていくとこの頃のSRVが荒れまくってたってのもわかるんだけど、当時は全然わかんないワケ。ま、だから「イン・ステップ」が出た時は嬉しかったよね。知って店に行ってすぐ買ったもん。ところがさ、正直な感想書くと、イマイチだったんだ、「イン・ステップ」。何かかっちりしたリズムの上でSRVが頑張ってるだけでグイグイとドライブするビートとかリズムとかバンドの雰囲気とかじゃなかったんだよ。今聴いてもそれは思うし、だからと言って悪いとかどうかはともかく、自分的に聴いた時にそう思った。極端な話がリズムトラックはギターを聴かずに録音して、その上でSRVが気合入れて弾きまくってるっつう感じでチグハグに聞こえちゃった。実際どうだったのか知らないけど、もっとバンドのドライブ感とかを期待してたんだろうね。ライブのビデオとか見てると同じ曲でもそんなに違和感なくやってるから多分録音時の問題なんだろう。おかげであまり聴かなかったアルバムになってる。やっぱ最初の三作を聴くもん。それかライブ。
ってな経緯もあったから今またちゃんと聴いてみた。最初の印象はそれほど変わらなかったけどさ、SRVが気合入りまくってるってのはよくわかる作品。でも、どこかこんなもんじゃないだろ~って思う部分はあるなぁ。期待し過ぎなのかなぁ。今本人が存命で「イン・ステップ」を語るとしたらどんな位置なんだろ?そう思って止まない作品ではある気がする。正直、この「イン・ステップ」を聴いてブルースの録音って今の時代じゃ難しくなっちゃったのかな、と思ったのもある。ロバート・クレイとかの音も全然モダンでさ、昔のブルースな雰囲気な音が出てなくて…、多分せ~のって言う一発録音じゃないからなんじゃないかな、と。もちろんそれで可能性を広げることもたくさんあるんだろうけど…。なんて余計なことばかり考えちゃったな。そんなの抜きにして「Leave My Girl Alone」なんていうブルースを聴いてシミジミとしててもいいか…、これぞSRVと言わんばかりの気合のブルース。ドラムとベースも鍵盤もちゃんと同じ感情込めてほしかったなぁ~。
なんて、聴けば聴くほどに好きなSRVなので文句は出るが、ギターと歌はもう涙なしで聴けないくらいのエモーショナルな作品です。今じゃボーナストラックでライブもいっぱい付けられたお得なアルバムとしてリリースされているので再度聴き直してみるのもいいかな、なんて。
1980年代後半の会話…
「最近SRVって全然名前出てこなくなったけど知ってる?」
「いや、ドラッグに溺れてそのまま消えてったらしいよ」
「ふ~ん…、ロックだな。」


何かつい最近の事のように思い出した(笑)。実際にね、そんな会話した記憶があったんですよ。SRVって結構衝撃的でさ、1985年には来日公演してて、自分は行ってないけど、それなりに日本では盛り上がったりしたし、それから何年もアルバムリリースとか音沙汰なくて…、せいぜい日本公演のライブアルバム「Live Alive」が出た程度だけど、その頃も今も「Live Alive」を聴いてスゲェ~って感動するくらいのライブアルバムではなかったんで…、いや、どこか大人しいっつうか迫力がなくてね。そんなこともありつつ、80年代末期になってきてさ、そんな会話したんだな。まだアルバム制作中とかそういう情報もオンタイムで入ってくるワケじゃなく、雑誌を片っぱしから読んでればわかるかもしれない情報源が頼りで…。まぁ、ドラッグ中毒でってのは確かだったワケだが、そのまま消えて行くってことはなかったな。
1989年にリリースされていて実に前作「Soul to Soul」から4年ぶりってことだからデビューして3年間で3枚のアルバム出して4年休んでのアルバムリリースってワケだ。後になってからSRVのキャリアを紐解いていくとこの頃のSRVが荒れまくってたってのもわかるんだけど、当時は全然わかんないワケ。ま、だから「イン・ステップ」が出た時は嬉しかったよね。知って店に行ってすぐ買ったもん。ところがさ、正直な感想書くと、イマイチだったんだ、「イン・ステップ」。何かかっちりしたリズムの上でSRVが頑張ってるだけでグイグイとドライブするビートとかリズムとかバンドの雰囲気とかじゃなかったんだよ。今聴いてもそれは思うし、だからと言って悪いとかどうかはともかく、自分的に聴いた時にそう思った。極端な話がリズムトラックはギターを聴かずに録音して、その上でSRVが気合入れて弾きまくってるっつう感じでチグハグに聞こえちゃった。実際どうだったのか知らないけど、もっとバンドのドライブ感とかを期待してたんだろうね。ライブのビデオとか見てると同じ曲でもそんなに違和感なくやってるから多分録音時の問題なんだろう。おかげであまり聴かなかったアルバムになってる。やっぱ最初の三作を聴くもん。それかライブ。
ってな経緯もあったから今またちゃんと聴いてみた。最初の印象はそれほど変わらなかったけどさ、SRVが気合入りまくってるってのはよくわかる作品。でも、どこかこんなもんじゃないだろ~って思う部分はあるなぁ。期待し過ぎなのかなぁ。今本人が存命で「イン・ステップ」を語るとしたらどんな位置なんだろ?そう思って止まない作品ではある気がする。正直、この「イン・ステップ」を聴いてブルースの録音って今の時代じゃ難しくなっちゃったのかな、と思ったのもある。ロバート・クレイとかの音も全然モダンでさ、昔のブルースな雰囲気な音が出てなくて…、多分せ~のって言う一発録音じゃないからなんじゃないかな、と。もちろんそれで可能性を広げることもたくさんあるんだろうけど…。なんて余計なことばかり考えちゃったな。そんなの抜きにして「Leave My Girl Alone」なんていうブルースを聴いてシミジミとしててもいいか…、これぞSRVと言わんばかりの気合のブルース。ドラムとベースも鍵盤もちゃんと同じ感情込めてほしかったなぁ~。
なんて、聴けば聴くほどに好きなSRVなので文句は出るが、ギターと歌はもう涙なしで聴けないくらいのエモーショナルな作品です。今じゃボーナストラックでライブもいっぱい付けられたお得なアルバムとしてリリースされているので再度聴き直してみるのもいいかな、なんて。
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