The Beatles - Revolver




50年代のR&Rに影響を受けて楽器を手にして自分たちでも演奏するという光景が今に続くまでのロックの経緯でもある。それまでの音楽史ではそういうのってなかったのかな?まぁ、家族にバイオリン奏者がいて…とかその血筋で受け継がれていたりした方が多かったのかもしれないね。当然あったとは思うけど、簡単に見たりすることも出来なかったってのが多いか。そういう点でテレビやラジオの功績って大きいんだな。今じゃそれがネットの世界ってことになるのだろうが。
1966年にリリースされた言わずと知れたThe Beatlesの「リボルバー」。最も過度期の作品だと思うんだよねぇ、「リボルバー」って。程良い具合に昔からのポップミュージックと実験的なサイケサウンドも含め、そして自身達の才能を開かせるかのようなオリジナルのメロディメイカーも聴ける。まぁ、正直今更きちんとレコードとかを聴くこともなく脳内再生できてしまうアルバム群なのでモノラルだろうがステレオだろうがミックスがどうだろうが、カウントが多く聴けるとか数秒エンディングが長かろうが、あまりマニア的見地による聴き方はしないようになってます。ただ、周辺の仲間が滅茶苦茶詳しくて好きなのが何人かいるので話題が始まると止まらないんで、聞いてると覚えてしまうということなのだ。だから故に聴かなくても聴かされてしまうしさ。まぁ、根本的にThe Beatlesってそういう話題の宝庫になりがちなワケで、確かに共通項が増えるバンドでもあるからね。
ってなことで、自分的には多分普通のレコード盤を聴いていたハズ、それが何かって、EMIの日本盤でしょう。あぁ、書きたくないなぁ、こういうの(笑)。突込みどころ満載なんだよな。いや、普通のリスナーの方々は何をそんなに恐れて書いてるのか?って気になるんでしょうけどね、日本盤も何回目の再発の?とかによって云々ってあるらしいんだ。な~んてことも整理して把握してれば良いんだけど、中途半端な知識が邪魔になって全部知らないってのが問題なんだな、うん。
仕切り直し…、「リボルバー」って好きな曲多いアルバムです。アルバムとしても冒頭が「Taxman」なのでロック的にインパクト強いリフで良いしね、実験的な「エリナー・リグビー」に繋がるのも面白い。婚だけバンドのスタイルってのが確立できないバンドってのも珍しいと思うんだよな。こういう音です、っていう定義がないってことで。それとねぇ、うわぁ~って思うのが「And Your Bird Can SIng」のギターイントロとかソロ。まぁ、最後の「TOmorrow Never Knows」のヘヴィさには敵わないが…、と普通に書くだけで随分と文章が長くなる。冷静に聴いてもさ、こんだけ多様な音を出してアルバム一枚に収めているバンドってないワケで、そういう所がThe Beatlesの一番凄い所なんじゃないかと。一貫性の無さ、かね。それが一回りして最後に到達したのが「アビイ・ロード」B面ってな話になるとこれはもうプロデューサー側の意思としてもひとつの輪廻転生。う~ん、そんなこと考えずに「リボルバー」楽しもう。35分しかないけど、ぎっちり詰め込まれたカラフルなサウンド、聴いても軽さが募るばかりだけど、深みは増す、そんな作品?
ふぅ、ちなみに先の自分の仲間の一人はよくわからないけど「リボルバー」のレコードを30枚くらい所有しているようだ。国が違ってたりモノラルステレオはともかくジャケットの印刷が云々とか…。知られていることも多数ネットにはあるけど、自分で探して発見する楽しみってのがまだまだあって、こんなのあるんだよなぁ~って情報もたくさん持ってる。好きなんだよなぁ、きちんと全部何回も聴いてるんだもん、そのレコード群をさ。
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