Greenslade - Time And Tide
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Greenslade - Time And Tide (1975)

Greenslade
The Full Edition (Live 2001)
70年代初期に出てきた英国の何でもあり的なバンド群の中では相当の実力派メンバーが一同に介して、しかも継続的にアルバムをリリースしてライブも行っていたという、後から思えば結構奇跡的ですらあるバンドのひとつがGreensladeではないかと。1973年から75年の間に4枚もの高品質なオリジナルアルバムをリリースしてくれて、しかも英国ロック史に残るくらいに面白い音ってのが良い。っても、結構Greensladeは好きなバンドなので1stから3rdまで既に書いているんだよな、ウチのブログ。アルバムリリース順に書いてたからようやく4枚目にたどり着きました。
「TIME AND TIDE」1975年リリースのオリジナルアルバムとしては最後の作品になっちゃったのが残念。トニー・リーブスっつうベーシストが抜けてしまったことで、かなり軽めのファンキーさすら入った音に仕上がったんじゃないかなっつう感じ。結構キラキラしたアルバムで、このメンバー変更ってそんなに悪くなかったのではないかと思わせるアルバムの出来映えでしょ。Greenslade独特の緑色の怪人ジャケットも復活しているのでイメージとしてもバンドのカラーを損なうことなく音を充実させて訴えてくるものがある。その実、デイブ・ローソンとデイブ・グリーンスレイドの確執みたいなものがアルバムにも反映されているのか、どちらもソロに近い楽曲が入っている。バンド名義だけどバンドとしては演奏していないっつうさ、鍵盤奏者二人だから鍵盤だけでできてしまうものは一人づつ作ってアルバムに入れちゃうみたいなね。別にアルバムとして聴けばアクセントも増えるし曲も多彩になってくるし、バンドの音もあったりするのだから面白くないはずはない。ただ、案の定そういう最中から抜け出すことは出来ずにバンドは解散してしまったのが残念。潮時だったのか。
その二人の作風に加えて新たなベーシスト兼ギタリストのマーティン・プライリーというミュージシャンが歌も歌っていたりして、かなりソウルフルっつうかデイブ・ローソンと相通じる歌を歌うっつうか、悪くないんだよな。バンドの幻想に囚われなけりゃかなり面白いハズ。曲そのものは全体的には勢いあるのが減って、音楽的に凝ってたり、よく出来てるのはもちろんなんだが、やっぱりモチベーションなのか、そういう勢いが欠けてるのはある。それでもこのカラフルさだからさすが。プログレっつうほどプログレじゃなくて鍵盤ハードロックバンドみたいな感じです。長い曲がある訳でもないのでね。自分的には1st 「グリーンスレイド」の次くらいによく聴いたアルバムです、「TIME AND TIDE」は。




70年代初期に出てきた英国の何でもあり的なバンド群の中では相当の実力派メンバーが一同に介して、しかも継続的にアルバムをリリースしてライブも行っていたという、後から思えば結構奇跡的ですらあるバンドのひとつがGreensladeではないかと。1973年から75年の間に4枚もの高品質なオリジナルアルバムをリリースしてくれて、しかも英国ロック史に残るくらいに面白い音ってのが良い。っても、結構Greensladeは好きなバンドなので1stから3rdまで既に書いているんだよな、ウチのブログ。アルバムリリース順に書いてたからようやく4枚目にたどり着きました。
「TIME AND TIDE」1975年リリースのオリジナルアルバムとしては最後の作品になっちゃったのが残念。トニー・リーブスっつうベーシストが抜けてしまったことで、かなり軽めのファンキーさすら入った音に仕上がったんじゃないかなっつう感じ。結構キラキラしたアルバムで、このメンバー変更ってそんなに悪くなかったのではないかと思わせるアルバムの出来映えでしょ。Greenslade独特の緑色の怪人ジャケットも復活しているのでイメージとしてもバンドのカラーを損なうことなく音を充実させて訴えてくるものがある。その実、デイブ・ローソンとデイブ・グリーンスレイドの確執みたいなものがアルバムにも反映されているのか、どちらもソロに近い楽曲が入っている。バンド名義だけどバンドとしては演奏していないっつうさ、鍵盤奏者二人だから鍵盤だけでできてしまうものは一人づつ作ってアルバムに入れちゃうみたいなね。別にアルバムとして聴けばアクセントも増えるし曲も多彩になってくるし、バンドの音もあったりするのだから面白くないはずはない。ただ、案の定そういう最中から抜け出すことは出来ずにバンドは解散してしまったのが残念。潮時だったのか。
その二人の作風に加えて新たなベーシスト兼ギタリストのマーティン・プライリーというミュージシャンが歌も歌っていたりして、かなりソウルフルっつうかデイブ・ローソンと相通じる歌を歌うっつうか、悪くないんだよな。バンドの幻想に囚われなけりゃかなり面白いハズ。曲そのものは全体的には勢いあるのが減って、音楽的に凝ってたり、よく出来てるのはもちろんなんだが、やっぱりモチベーションなのか、そういう勢いが欠けてるのはある。それでもこのカラフルさだからさすが。プログレっつうほどプログレじゃなくて鍵盤ハードロックバンドみたいな感じです。長い曲がある訳でもないのでね。自分的には1st 「グリーンスレイド」の次くらいによく聴いたアルバムです、「TIME AND TIDE」は。
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