B.B.King - Live At The Regal
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B.B.King - Live At The Regal (1964)

Live At the Regal
Live at the Apollo
ブルースギター…ギターを弾く者達にとってみれば永遠の課題なんじゃないかと思うくらいに難しくて単純で奥が深い。10代の頃からロックはブルースだと言う伝統を信じて取り組んできたものだが、今になってもまだまだモノにしきれていないし聴いているだけでも痺れることもしばしば…、こんな状態でブルースってのは卒業なんてできる代物ではない。飽きることもないし、かと言っていつも聴いてると飽きるのは必至だし、付き合い方が結構難儀なジャンル(笑)。でもね、どんだけギターのテクニシャンであろうともブルースってのはやっぱり難易度が高いみたいだし、それよりもこういうギターってのを思い出させてくれるトーンだったりする。自分はねぇ、技巧派じゃないから音一発でノックアウトしてくれるギターってエモーショナルで好きなんだよねぇ。そんな事を思い出しながらふと聴いたのがコイツです。
B.B.Kingの1964年リリースの作品にしてブルースライブアルバムの傑作として君臨している「ライヴ・アット・ザ・リーガル」。B.B.Kingが30代なのかな、既にあの一発フレーズでライブを制圧しているんだけど、さすがにもっとエモーショナルに艶やかにギターを弾いている辺りがアルバムを名盤に仕上げている。こんだけホーンセクションを大々的に入れていながらも自分のギターのトーンと音とフレーズは圧倒的に異質で、聴く者を黙らせる威力があるのは凄い。もちろん歌も歌うので、ライブ全編をほぼ制圧しているようなものだが、歌ももの凄いソウルフルで艶やかだしね。しかし…、アルバム始まってすぐに試し弾きってんじゃないけど、B.B.Kingお得意のフレーズを鳴らすんだけど、それだけでもう「うわぁ~、なんだこのトーン!」って思うもんなぁ。凄い存在感。更に「How Blues Can Get」なんつう曲ではもう歌い手としても完全に聴衆をモノにしていて圧倒。凄い。こんなギタリストってもう出てこれないだろうよ。何やったってモノマネになっちゃうんだもん。
「ライヴ・アット・ザ・リーガル」っつうアルバムはブルースにしては珍しく結構なセールスを記録したらしい作品。そりゃ、こんなの聴けば誰もがこぞってギター弾きたくなるだろうし、すぐ諦めるだろうし…そのヘンが英国のガキどもを刺激したんだろうが(笑)。単なるR&Rかなと思わせた「Peace Love Me」なんかだってギターソロになったらあのマイルドなトーンでB.B節をガツンと聴かせてくれるという代物だ。スローブルースで泣きのギターをとことん堪能したかったら「Worry Worry」の登場を待つが良い。別に本人ってこういうスローブルース弾く時に涙と感情込めて弾くワケじゃなくて普通に笑って弾いてもこういうのが出来るんだよ。ライブを何回か見たことあってさ、いつもそんな感じなの。もうさ、そういう世界に入ってるからスローだろうがなんだろうが脱帽モノです。更に最後の「Help The Poor」なんて…歌詞が辛辣っぽい割にカリプソ風に仕上げてしまってサラリと終わらせるというアルバムの作り方で、もちろんライブ盤だから生々しく聴けるのも良いし、とにかくなんじゃこりゃ?ってくらいかっこ良い。ブルースとかロックとかソウルとか関係ない世界でB.B.Kingっつうのを出してる。堪らんなぁ、こういうアルバムは…。まだJBと共に黒人音楽家なんてのは…っていう見方をされていた頃だもんね、熱気が違うよ。




ブルースギター…ギターを弾く者達にとってみれば永遠の課題なんじゃないかと思うくらいに難しくて単純で奥が深い。10代の頃からロックはブルースだと言う伝統を信じて取り組んできたものだが、今になってもまだまだモノにしきれていないし聴いているだけでも痺れることもしばしば…、こんな状態でブルースってのは卒業なんてできる代物ではない。飽きることもないし、かと言っていつも聴いてると飽きるのは必至だし、付き合い方が結構難儀なジャンル(笑)。でもね、どんだけギターのテクニシャンであろうともブルースってのはやっぱり難易度が高いみたいだし、それよりもこういうギターってのを思い出させてくれるトーンだったりする。自分はねぇ、技巧派じゃないから音一発でノックアウトしてくれるギターってエモーショナルで好きなんだよねぇ。そんな事を思い出しながらふと聴いたのがコイツです。
B.B.Kingの1964年リリースの作品にしてブルースライブアルバムの傑作として君臨している「ライヴ・アット・ザ・リーガル」。B.B.Kingが30代なのかな、既にあの一発フレーズでライブを制圧しているんだけど、さすがにもっとエモーショナルに艶やかにギターを弾いている辺りがアルバムを名盤に仕上げている。こんだけホーンセクションを大々的に入れていながらも自分のギターのトーンと音とフレーズは圧倒的に異質で、聴く者を黙らせる威力があるのは凄い。もちろん歌も歌うので、ライブ全編をほぼ制圧しているようなものだが、歌ももの凄いソウルフルで艶やかだしね。しかし…、アルバム始まってすぐに試し弾きってんじゃないけど、B.B.Kingお得意のフレーズを鳴らすんだけど、それだけでもう「うわぁ~、なんだこのトーン!」って思うもんなぁ。凄い存在感。更に「How Blues Can Get」なんつう曲ではもう歌い手としても完全に聴衆をモノにしていて圧倒。凄い。こんなギタリストってもう出てこれないだろうよ。何やったってモノマネになっちゃうんだもん。
「ライヴ・アット・ザ・リーガル」っつうアルバムはブルースにしては珍しく結構なセールスを記録したらしい作品。そりゃ、こんなの聴けば誰もがこぞってギター弾きたくなるだろうし、すぐ諦めるだろうし…そのヘンが英国のガキどもを刺激したんだろうが(笑)。単なるR&Rかなと思わせた「Peace Love Me」なんかだってギターソロになったらあのマイルドなトーンでB.B節をガツンと聴かせてくれるという代物だ。スローブルースで泣きのギターをとことん堪能したかったら「Worry Worry」の登場を待つが良い。別に本人ってこういうスローブルース弾く時に涙と感情込めて弾くワケじゃなくて普通に笑って弾いてもこういうのが出来るんだよ。ライブを何回か見たことあってさ、いつもそんな感じなの。もうさ、そういう世界に入ってるからスローだろうがなんだろうが脱帽モノです。更に最後の「Help The Poor」なんて…歌詞が辛辣っぽい割にカリプソ風に仕上げてしまってサラリと終わらせるというアルバムの作り方で、もちろんライブ盤だから生々しく聴けるのも良いし、とにかくなんじゃこりゃ?ってくらいかっこ良い。ブルースとかロックとかソウルとか関係ない世界でB.B.Kingっつうのを出してる。堪らんなぁ、こういうアルバムは…。まだJBと共に黒人音楽家なんてのは…っていう見方をされていた頃だもんね、熱気が違うよ。
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