Run D.M.C - Ultimate

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Run D.M.C - Ultimate (2003)
Ultimate Run Dmc (Bonus Dvd) Raising Hell (Dlx) (Dig)

 先日メシを食いに外に出てとあるところに入ったんだが、メニューを見てオーダーして何気なく耳を傾けるとヤケに80年代の音楽が流れていて、ちょっとニヤリとしてしまったが、まぁ、何度も聴いた曲なのでふむふむ…ってなモンだが、その中でRUN D.M.C の「Walk This Way」が流れて、ふと思ったんだよね。当時はまだまだロックってのはこうあるべきだ、みたいなガキだったからこんな黒人のラッパーみたいなのがハードロックの雄で伝説でもあるエアロスミスと共演しているなんてとんでもねぇと(笑)。どう見たってエアロスミスのお情けでやらせてもらってるだけじゃないか、みたいにロック信者だったワケですよ(笑)。だからもうとんでもねぇ、って印象なんだな。

 ところがそんな食い物屋から流れてきて思ったのはまだこの1985年頃のラップとかってのは全然聴けるっつうかロック寄りっつうか毛嫌いするほどのものじゃなかったってことだ。そりゃ曲がエアロスミスの「Walk This Way」だからってのが大きいのかもしれないんだが、RUN D.M.Cの方もそういうアレンジで楽しんでいたんかな。すぐ後にはミクスチャーロックっていうジャンルに分類されるラップとヘヴィなギターが絡む世界が出てくるんだが、その走りってことだったんだろう。なかなか悪くないしやっぱり何かの融合という試みは新鮮さがあるもんだな、なんて今更ながら思ったんだった。

 RUN D.M.Cのベスト盤「Ultimate Run DMC 」って所で良いんじゃない?でもね、このベスト盤聴いてて思ったのがやっぱり純粋なラップっていうよりは何かの融合が多いってことで、そうかそういう黒人さん達だったんだな、と。まぁ、面白いとか好みなのか、っていう図式は置いておくとして、シーンが黒人に流れていったワケがわかる。やっぱりポップスだけじゃ成り立たないし、その辺を思い切りメスで抉ったのが黒人シーンだったってことだ。しかしエアロスミス、かっこ良いじゃないか。コミカルなスタンスもイザ知らず、しっかりとロックを主張していて良い。そして正に復活エアロスミスだったんだからホントはRUN D.M.Cに感謝なんだよな…。う~ん、複雑(笑)。



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フレ
Posted byフレ

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