Carrie Underwood - Play On

0 Comments
Carrie Underwood - Play On (2009)

Play on Carnival Ride
Play On - Carrie Underwood Play On Carnival Ride - Carrie Underwood Carnival Ride

 随分前からiTunesに入っていたままでなかなか聴く機会のなかったジャケットがあった。まぁ、そんなに好みの顔でもないし、ジャケでもないしアメリカン・アイドル出身のカントリー歌手だからなぁ…という印象はあったんだよな。スカッとした気分の時にでも聴くかなと思って置きっぱなしだったんだが、ようやくにしてクリックしてみました。いや、再生したって意味です。

 2009年にリリースされたCarrie Underwoodの三枚目のアルバムにして多分大ヒットアルバム「Play on」。えらい心地良いカントリーチックなポップスが軽やかに流れ出てきて、自分の脳内を軽くしてくれました。あまりにも完璧に仕上がりすぎているアレンジや楽曲、そして歌声と表情の豊かさ。これでもアメリカってのは売れるくどうかわからなかったっていう世界だし、ここまで作ってこそ売る価値があるっつうか…、凄いな。一点のスキも見つけられないくらいに完璧な作品です、「Play on」は。嫌いになるって人はいないんじゃないか?聴いてみれば興味はないってこともないと思う。ただ、まぁ、ずっと聴くアルバムになるってのは好みが出るとは思うけどね。

 冒頭のヒット曲「Cowboy Casanova」からして最高のカントリーポップソングと言われてもおかしくないレベルの楽曲。ポップス特有のデジタルチックな路線がなくてカントリータッチな自然の雰囲気を出しているのが今時では珍しい音で、受け入れられる幅が広がるワケだ。続く「Quitter」にしてもアルバムとしての流れを見事に継いで進む曲で見事。意図しているはずだと思うが、アルバムとしての曲の並び方や進み方も見事なものだ。何と言ってもこの軽さと口当たりの良さは独特の流れで、それでいて歌いまわしや声の出し方すらも微妙に使い分けているというプロフェッショナルな歌い方。よく出来てるなぁ…と感心することばかり。そんなこと考えずに音を聴いて楽しんでいれば良いんだけどね。それだけ楽しめるアルバムですよ「Play on」は。Tayler Swiftと双璧を張る若手のカントリーホープですな。

 世界各地のナチュラルな音に基づいたサウンドってやっぱり土着的に似ている傾向にあるのは本質だよな。カントリーとケルティック、更に英国のトラッドからノルウェーのトラッドなどなどどんどんと繋がっていくし、そういう流れはまだまだきちんと紐解いていない世界なんだけど、奥が深すぎるな…。







関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply