筋肉少女帯 - 猫のテブクロ
2 Comments
筋肉少女帯 - 猫のテブクロ (1989)

猫のテブクロ
SISTER STRAWBERRY
日本のオタクというアンダーグラウンドな宝島的文化は決してサブカルチャーというだけではない、と言うことを世間的に知らしめて且つそれこそがメジャーだとばかりに日本を制圧していったとも言える、まるで訳の分からない、本人たちも全く意図しない方向に流されつつ世間的に受け入れられてしまった不思議なバンド、筋肉少女帯。これでいいのか?
な~んていう前説を付けてみましてね、ホントに不思議だとしか思えない売れ方をした筋肉少女帯というバンド、今ではオーケンの知名度も含めてかなり知られている、そして知られていたハズだが、こんなところで登場です。メジャーセカンドミニアルバム、になるのか?フルアルバムなのか?ま、どっちでも良いのだが1989年にリリースされた「猫のテブクロ」。もうさぁ、売れたワケよ。何がって「日本印度化計画」ですよ。一度どこかで耳にしたらその歌詞は間違いなく耳に残ってしまうくらいにふざけた歌詞。「日本をインドにしてしまえ!」とは何事?ってな歌詞でしょ?それでいて楽曲の展開や構成は恐ろしく完成度が高くてプログレメタルそのものに近いかもしれん。まぁ、ギターソロとかは今聴けば思い切り80年代の香りするけど、それだってテクニカルなメタルソロなワケです。が、ここではそのメタルさ加減というのは割と味付けの話であって、圧倒的にオーケンの世界観が音を超えている。これは凄い。
そんな曲を含めたアルバム「猫のテブクロ」は冒頭のインストはともかくながら、いきなり「これでいいのだ」というふざけた曲で始まる。しかし、この「これでいいのだ」の凝りようと言ったら見事な物語感とおどろおどろしたオペラ感…と言うかあまりにも日本的だから昭和の絵巻…、正しく江戸川乱歩の描いた世界観を音で表した感じでもある、そういう意味でオーケンはもの凄い芸術家かもしれない。これだけ江戸川乱歩の世界を演出できる人もいないだろうよ。そういう歌詞のインパクトは絶大だけど、しっかりと音はHMにしましたっていう売り方もまぁ、良かったのかもね。しかしこの頃、上手いとか下手ってのはどっちでも良くってとんでもなくインパクトのあるバンドでした。ひたすら筋肉少女帯を集めて聴いてみればわかるけど、多分最初期からこの辺までが一番面白くて充実した時期の作品集。




日本のオタクというアンダーグラウンドな宝島的文化は決してサブカルチャーというだけではない、と言うことを世間的に知らしめて且つそれこそがメジャーだとばかりに日本を制圧していったとも言える、まるで訳の分からない、本人たちも全く意図しない方向に流されつつ世間的に受け入れられてしまった不思議なバンド、筋肉少女帯。これでいいのか?
な~んていう前説を付けてみましてね、ホントに不思議だとしか思えない売れ方をした筋肉少女帯というバンド、今ではオーケンの知名度も含めてかなり知られている、そして知られていたハズだが、こんなところで登場です。メジャーセカンドミニアルバム、になるのか?フルアルバムなのか?ま、どっちでも良いのだが1989年にリリースされた「猫のテブクロ」。もうさぁ、売れたワケよ。何がって「日本印度化計画」ですよ。一度どこかで耳にしたらその歌詞は間違いなく耳に残ってしまうくらいにふざけた歌詞。「日本をインドにしてしまえ!」とは何事?ってな歌詞でしょ?それでいて楽曲の展開や構成は恐ろしく完成度が高くてプログレメタルそのものに近いかもしれん。まぁ、ギターソロとかは今聴けば思い切り80年代の香りするけど、それだってテクニカルなメタルソロなワケです。が、ここではそのメタルさ加減というのは割と味付けの話であって、圧倒的にオーケンの世界観が音を超えている。これは凄い。
そんな曲を含めたアルバム「猫のテブクロ」は冒頭のインストはともかくながら、いきなり「これでいいのだ」というふざけた曲で始まる。しかし、この「これでいいのだ」の凝りようと言ったら見事な物語感とおどろおどろしたオペラ感…と言うかあまりにも日本的だから昭和の絵巻…、正しく江戸川乱歩の描いた世界観を音で表した感じでもある、そういう意味でオーケンはもの凄い芸術家かもしれない。これだけ江戸川乱歩の世界を演出できる人もいないだろうよ。そういう歌詞のインパクトは絶大だけど、しっかりと音はHMにしましたっていう売り方もまぁ、良かったのかもね。しかしこの頃、上手いとか下手ってのはどっちでも良くってとんでもなくインパクトのあるバンドでした。ひたすら筋肉少女帯を集めて聴いてみればわかるけど、多分最初期からこの辺までが一番面白くて充実した時期の作品集。
- 関連記事
-
- 子供ばんど - Power Rock Generation!!
- 筋肉少女帯 - 猫のテブクロ
- BOφWY - BOφWY