Earthshaker - Midnight Flight
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Earthshaker - ミッドナイト・フライト (1984)

いくつかの出来事が複雑に絡まりあった中でどうにもココのところ日本のロックシーンへの回帰話が増えている。やっぱりねぇ、Hard & Heavyの方が今聴くには心地良かったりするんだよね、何故か。時代の古さを感じないからかな。ポップ寄りのロックだとどうしても時代を感じてしまって色褪せた感がしてしまう。もっとも周囲にはレベッカやボウイの話をする人間よりもアースシェイカーやラウドネスを話す人間の方が多いからと思うが。自分自身がその頃にそんなに熱心に聴いていたかと言われると実はそうでもない。どっちかっつうと外国のハードなものの方が聴いていたし、パンクなんかも含めてたり、更に70年代ロックを漁ることもしていたのであまり日本の音楽については深く聴けてなかった。ただ、周辺でバンドをやってる連中は普通に聴いてたし、ライブやるからって見に行っても皆この辺のカバーは必ずやっていたから覚えちゃったもん。だから後に本物のアルバムを聴いても知ってる曲が並んでいたっていう構図。それくらい良く知り合いのライブには顔を出していたな、自分。ヒマだったんかな。
1984年10月にリリースされたアースシェイカー三枚目のアルバム「ミッドナイト・フライト」。この前のセカンドアルバム「フュージティヴ(逃亡者)」は同年3月にリリースされているので異常に短い間隔でのリリースとなった一枚、そして驚く事に「フュージティヴ(逃亡者)」と同様にかなりの良作に仕上げているというレベルの高さが凄い。アースシェイカーの特徴となったのはこのヘンのクサいメロディラインと泣きまくるギターの音だけど、多分この二枚で圧倒的に個性を打ち出したと思う。日本人聴きやすいでしょ、こういうの。当時はメタルという枠に当て込まれていたけど、普通に今聴けば実に良作なロックアルバムで、メロディアスで聴きやすい。ギターの音色も聴きやすくて、音が結構良いんだよなぁ、この頃ってギターのシャラさん多分アリアプロIIのレスポールもどきのギターだと思うけど、太くて甘いトーンの良い音色してる。レスポールでフロントとリアを上手く組み合わせて音を変えて弾く人ってこの頃は少なかったので貴重な人だったし、使い方が巧かった。どの曲でも一発でトーン切り替えてるのが分かって、しかもそれが曲に合ったトーンで、そういうところがアースシェイカーの面白いところだった。
さて、「ミッドナイト・フライト」という作品だが、全く感動的なまでに曲が揃ってる。最初の「TOKYO」からタイトル曲「ミッドナイト・フライト」、そして誰もがこぞってプレイしていた演歌メタルの傑作でもあり、ギター小僧の定番コピー曲でもあった「Radio Magic」。怒涛の三連チャンで聴く者を震わせる。B面に行けばメロウに泣かせる曲がいくつか…、こりゃ日本のシーンじゃウケるだろうよ、ホントに。多分ね、このヘンのアルバムでメタルに対するイメージが変わった人も多いと思うし、実際変えたアルバム群だと思う。ゴリゴリだけじゃないんだよ、って言うか、それを好まない人もいただろうけど、シーン的にはこういうのがありで広がっていったし。面白い時代でした。


いくつかの出来事が複雑に絡まりあった中でどうにもココのところ日本のロックシーンへの回帰話が増えている。やっぱりねぇ、Hard & Heavyの方が今聴くには心地良かったりするんだよね、何故か。時代の古さを感じないからかな。ポップ寄りのロックだとどうしても時代を感じてしまって色褪せた感がしてしまう。もっとも周囲にはレベッカやボウイの話をする人間よりもアースシェイカーやラウドネスを話す人間の方が多いからと思うが。自分自身がその頃にそんなに熱心に聴いていたかと言われると実はそうでもない。どっちかっつうと外国のハードなものの方が聴いていたし、パンクなんかも含めてたり、更に70年代ロックを漁ることもしていたのであまり日本の音楽については深く聴けてなかった。ただ、周辺でバンドをやってる連中は普通に聴いてたし、ライブやるからって見に行っても皆この辺のカバーは必ずやっていたから覚えちゃったもん。だから後に本物のアルバムを聴いても知ってる曲が並んでいたっていう構図。それくらい良く知り合いのライブには顔を出していたな、自分。ヒマだったんかな。
1984年10月にリリースされたアースシェイカー三枚目のアルバム「ミッドナイト・フライト」。この前のセカンドアルバム「フュージティヴ(逃亡者)」は同年3月にリリースされているので異常に短い間隔でのリリースとなった一枚、そして驚く事に「フュージティヴ(逃亡者)」と同様にかなりの良作に仕上げているというレベルの高さが凄い。アースシェイカーの特徴となったのはこのヘンのクサいメロディラインと泣きまくるギターの音だけど、多分この二枚で圧倒的に個性を打ち出したと思う。日本人聴きやすいでしょ、こういうの。当時はメタルという枠に当て込まれていたけど、普通に今聴けば実に良作なロックアルバムで、メロディアスで聴きやすい。ギターの音色も聴きやすくて、音が結構良いんだよなぁ、この頃ってギターのシャラさん多分アリアプロIIのレスポールもどきのギターだと思うけど、太くて甘いトーンの良い音色してる。レスポールでフロントとリアを上手く組み合わせて音を変えて弾く人ってこの頃は少なかったので貴重な人だったし、使い方が巧かった。どの曲でも一発でトーン切り替えてるのが分かって、しかもそれが曲に合ったトーンで、そういうところがアースシェイカーの面白いところだった。
さて、「ミッドナイト・フライト」という作品だが、全く感動的なまでに曲が揃ってる。最初の「TOKYO」からタイトル曲「ミッドナイト・フライト」、そして誰もがこぞってプレイしていた演歌メタルの傑作でもあり、ギター小僧の定番コピー曲でもあった「Radio Magic」。怒涛の三連チャンで聴く者を震わせる。B面に行けばメロウに泣かせる曲がいくつか…、こりゃ日本のシーンじゃウケるだろうよ、ホントに。多分ね、このヘンのアルバムでメタルに対するイメージが変わった人も多いと思うし、実際変えたアルバム群だと思う。ゴリゴリだけじゃないんだよ、って言うか、それを好まない人もいただろうけど、シーン的にはこういうのがありで広がっていったし。面白い時代でした。
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